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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ドラマティッククイーン

2014年12月21日 21時17分06秒 | Weblog
午前勤務3日目。早起きに慣れるどころか疲労で起きるのが辛い。

仕事は昨日と同様、バーゲンシフト。昨日よりもスタッフがひとり多かったので本当にゆっくりと時間が流れた。その分患者さんともしっかり話ができてそれは良かった。午後からのスタッフも来るし、お昼休憩をスキップして早く帰ろうと昼食は抜き。2時半に帰ろうと思っていた。さて申し渡しをしようとした2時。

ガッターン。

「He~lp」。

たまたま投薬のために近くにおり、音を聞きつけてその場所へダッシュ。病室内のお手洗い。ドアを開けるとおばあさんが床に倒れており、頭から流血。

オーマイガッ。

すぐにスタッフコールボタンを押したのだけど、なぜだか鳴らない。病室はナースステーションから一番遠い部屋。どうしよう!?と迷うヒマもなく、またたまたまそこにいたキッチンの男の子に「他のスタッフを呼んできて!」と怒鳴りつけ、私は傷口を押さえて止血。頭は血管が多いので、小さな傷でも出血量が多い。使っているタオルもみるみる血に染まっていく。幸いおばあさんは、少々パニックを起こしているも意識はしっかりしており、すぐに起き上がろうとする。「起きたらアカン。他のスタッフが来るまで待って」と待機。1分もしないうちにスタッフが続々とやってきて、みんなで助け起こしてベッドへ連れて行き止血をしつつ、ヴァイタルサイン、血糖量、意識レベル(GCS)のチェック。すべて正常値以内。ドクターも早々にやってきて診察。傷口はあとで縫うことになった。

おばあさんの様子を見守りつつ看護記録を書いた。そして申し渡し。あっという間に時間は過ぎ、結局病院を出たのは3時をまわっていた。余裕のあるシフトだったのにまたサービス残業。なんでこんなに間が悪いのか。

ところで。
何度か転倒の現場にも立ち会ったし、今日も落ち着いて行動したつもりだったけど、やっぱりパニックを起こしていたらいい。スタッフコールボタンを押したのに鳴らない! 壊れている!と思っていたんだけど、どうやらそのすぐ下にある“キャンセル”ボタンを押していた。そりゃ鳴らんわ。恥ずかしいやら情けないやら。自分の未熟加減を知る。
さらに今書いてて思い出したけど、転倒があったらレポートを書かんとあかんのやった。新しく導入されたシステムやからすっかり忘れていた。誰かが今日代わりにやってくれてんのかな? それやったらすんごく申し訳ない。

これにて3連勤終了。疲れと解放感から眠気に襲われ、Dに夕食を頼んで仮眠。といってもあまり眠れなかったけど。Dが作ってくれたのは、昨日Dの食事用に、パスタと食べられるように鮭とほうれん草のクリームソースを作って置いたんだけど、それにご飯を放り込んでレンジでチンしたものだった。リゾットっぽくてそれはそれでよかったんやけど、なんか手抜きされた気分。作ってくれただけでも感謝すべきか?

さて。
明日はD友達にクリスマスプレゼントを渡すべくシドニーへ行く。そしてまた来客の予定が入ったので、その人たちへの小さなプレゼントも見る。イベントは嫌いじゃないけど、財布には優しくないわ。やれやれ。

やっとバーゲンシフト

2014年12月20日 22時16分04秒 | Weblog
今日も午前シフト。
先週までの早起きブームはどこへやら、やっぱり辛い6時起き。

出社してみると、昨日午後からもいくつか退院があったようで、昨日よりは少ない患者数、だけど充実のスタッフ数。担当患者数は5名。しかもアシスト付き。やったー。さらに嬉しいことに、5名のうち4名は介助要らず。混乱している人もいない。バーゲンシフト。
案の定、と言ったらなんやけど、ゆっくりと流れる時間。昨日とはまったく違う、新しい患者さんを担当したのでしっかりと看護記録を読む時間があった。また今日の当直のドクターはスタッフ間でも人気で、私も大好きな先生。これ幸いと、わからないことをたくさん質問した。
基本的にドクターと話すのは好き。当直のドクターは数名いるけれど、ヒマがあったら質問攻めにしている。おじいちゃんの域に入ってるドクターは「またお前かぁ。今度やなんや?」と半ば呆れ気味に相手をしてくれる。賢い人の話はいつも興味深い。
大きなドラマもなく無事に一日が終了。昨日無償で残業をしたので、今日は通常より早く帰らせてもらった。こういう風に融通がきくのはオーストラリアならではかな。

お昼を食べずにいたので、帰宅したらお腹がグー。Dも朝から何も食べてないという。食べ物がないわけじゃないけど作るのが面倒だったらしい。タイでも食べに行くー?ともう少しで出かけるところまでいったんだけど、続く外食&買い食いに財布が悲鳴を上げているので、お買い物へ出た。先日買った鮭の切り身とほうれん草を使ってクリームパスタ。クリスマス時期はただでさえ出費が多いので節約できる間は頑張らないと。

この時点でまだ6時前。早起きのせいで眠くて仕方なかったけど、このまま寝たら夜眠れないとグッとガマン。しかし何もせずにあと数時間起きている自信もなかったので歩きに出た。Dも誘ったけど彼はパス。
新居も海から遠くない。おそらく旧居より2分ほど多く歩く程度。ビーチまで出て、そこから隣町との境までズンズン歩いた。適当なところで浜辺から切り上げ、メインストリートを歩くコース。約1時間のつもりが家に着いたら40分ほどだった。30分歩いたところで折り返したのになぁ。やっぱり浜辺を歩くほうが時間がかかるってことかしら? ひとりで歩くのも悪くない。気がつけば家でダラダラしていても1時間なんてあっという間に経つもの。こういう時間をもっと有効利用して、運動にまわしていかんとなぁ。そろそろ太り続けるのにも終止符を打つべし。そして減量せねば。本当に。

明日も午前シフト。3つ連続はしんどいなぁ。午後勤務やったら余裕やのに。そろそろ寝よう。明日も忙しくないといいな。

いい加減に学習しよう

2014年12月19日 20時47分01秒 | Weblog
昨日書いた通り、今日は午後シフトのはずが午前シフトに変更。
もういい加減学習しろよって思うけど、シフトの変更を頼まれた場合、得てしてスタッフ不足のことが多い。今日もそんな一日だった。

私とアシスタントさんと学生さんで11名。3人をのぞいてすべて術後患者さん。学生さんは今回が初めての実習なので、手取り足取り教えないといけない状態。

重い、重いよぉ。

術後患者さんのいいところはシャワーやお手洗いのお世話が比較的楽だというところ。なんの手術を受けたかにもよるけれど、混乱している人は少なく、手が要るとしても背中を拭くとか足を洗うという程度なので、全身くまなくあらわないといけない内科系の患者さんよりは肉体的疲労度は低い。
その半面で大変なところは、ドクターの回診があった場合は一緒にまわり、その際に出た指示に従って即行動しなくてはいけないところ。ドクターがいつやってくるかはわからないので、作業が中断する上、傷口の手当には結構時間をとられる。あとにまわせるときはまわすけど、手当てのあと退院というケースも少なくなく、患者さんの「もうすぐ帰れる!」という期待を裏切ると逆ギレ(?)みたいな状態になることも多々あるので、だいぶプレッシャーを感じる。そして退院の書類もある。
今日はとにかく患者数が多すぎたのと、退院患者さんが3名いたこと等があってめちゃくちゃ忙しかった。11名分の投薬を終えて時計を見たら9時半。それから…もう何をやっていたのかわからない。回診、退院手続きをはじめ次々とやるべきことが目の前に現れて「次は何!?」という状態。次に時計をみたときはもうお昼だった。

午後になってお昼からのスタッフがやってきた。これで楽になる!と思ったら、再びドクターの回診。それを午後スタッフに任せて私は看護記録をウォーッと記入。すると「術後患者さんがそっちいくよー」と手術室から連絡。

うそーん。

私のいたセクションだったのでやむなく引き受けた。何度も書いたとおり、患者さんが病棟へやってきたらたくさんの書類処理がある。それをンガーッと片付けて、看護記録を書き終え「さぁ、帰ろう!」と思ったら、午後から退院予定で、姪御さんが迎えに来るのを待っていた患者さんが「来たから帰るわー」。

マジですか?

もうこの時点で私の終業時間は終わりに近づいていた。不思議なことに午後からのスタッフはどこにもいない。なぜだ!?と思いつつ、もう帰れるものを待たすわけにもいかず、書類はほぼ終えてあってので、残りの手続きを完了し、患者さんを送り出した。最後の記録を記入して「終わったー」とホッ。そしたらそれを見透かしたかのように電話が鳴った。なんじゃいな?と思って出たら、他のセクションを担当していた看護師が、ファックスすべき退院患者さんのある情報を送っておらず、しかし先方は至急それが必要だという。

オーマイガッ。

退院した患者さんの書類はすでに総務部にまわされており、もしも情報が必要ならそちらから引きずりださなくてはならない。すでに終業時間は大きくオーバー。相変わらず午後のスタッフは誰もおらず、やってくれと伝えることもできない。しかしそれをやっていたら帰る時間がどんどん遅くなるのでメモに残そうとしたらひとつの病室からワラワラとスタッフが現れた。「Yoshi、何やってんの? なんでまだ帰ってないの??」。

あなたたちがいないので働いてましたけど何か?

あとから聞くとミーティングがあったらしい。忙しくしていたせいでミーティングがあることを知らされておらず、病棟で孤軍奮闘するはめになった。ヤレヤレ。
もうたくさん働いたので帰ります…と行って病院を出たのは終業時間を1時間近くも過ぎてから。残業手当をもらってもバチはあたらんと思うわ。申請しなかったけど。今度からシフトの変更を求められたときは十分なスタッフがいるかどうかを確認しないと。

クリスマス前は患者数が減るので比較的静かな時間が流れるものなんだけど、今週は年内最後の手術が立て込んでおり、すでにクリスマス休暇に入ったスタッフの数と患者さんの割合が合っていない。確か去年もこんな感じだったような。どうやったかなぁ。来週からは本当に静かになるかな?

ところで。
今日の回診は美容整形の女医によるもの。このドクターは完ぺき主義者で、自分の思い通りに作業が進んで欲しいタイプ。看護師がすべき作業にあまりふり幅がない。難しい人ではないのだけれど、指示通りにコトが進んでいなければクレームが入る。そんなドクターには数名のお気に入りの看護師というのがおり、不思議なことに私もそこに名を連ねている。従順さがいいのかしら? しかしそのおかげで、今日明日で退院予定の4名が再来週の月曜日に傷口の手当に戻ってくるんだけど、全員を引き受けるはめになってしまった。指名はありがたいのだけど、その日が忙しくないことを祈るしかない。

明日も午前シフト。明日は今日よりスタッフがいる。とりあえず投薬できるスタッフがいる。なので今日よりは楽ではないかと思う。早起きしないといけないのでもう寝る。

昼寝をガマンした休日

2014年12月18日 21時46分21秒 | Weblog
今日もお休み。
朝起きて、なぜそういう話になったのか忘れたけど、早々にお買い物へ。もちろん狙いは見切り品。スーパーが徒歩圏になったこともあり、よりフットワークが軽くなったような気がする。新居・旧居、良し悪しあるけど、これは新居の良いところ。

一度家に帰って洗濯。やっぱり空模様は怪しかったので今日は部屋干しと乾燥機。結果からかくと雨は降らなかった。外で干さなかったので洗濯は今も乾かず。ちくそー。

ひと通り片づけを終えた後、隣町の大型ショッピングセンターへ出かけた。クリスマス前のショッピングセンターは激混み。人ごみで疲れるやろうなぁと思いつつも、欲しいものがあったので行くことにした。駐車場に到着し、さまようこと約5分。いい場所に車を止めることができた。この時期に駐車場争いは熾烈。平日でもそれは同じ。まずは第一関門突破。

そして中へ。いくつか必要なものはあったのだけど、その半分はD友達へのクリスマスプレゼント。何かとお世話になっているのにウッカリして今の今まで失念していた。そんなに予算がかけられない中で一生懸命探して周り、なんとか納得のいくものを購入。良かった良かった。
この頃になるとDタイマーが光り始めた。「帰ろう~、帰ろう~」と袖を引っ張るのをなんとか引きずり回し、目的の買い物をすべて終えて帰宅した。
人ごみにまみれて疲れたDは帰るなり爆睡。私は買ってきたプレゼントをラッピング。私も少々疲れていて、昼寝をしても良かったけど2つの理由でガマン。

1つの理由はドクターアポ。
去年受けた手術の跡のチェックを先日受けた。それが最終になるはずだったんだけど、どうやら傷口がきれいに癒えておらずケロイド状になっており、ドクターが「ステロイド剤の注射を打ちましょう」という。「背中なんて誰も見ないし、いいです(注射なんてヤダ)」と断ったんだけど、完ぺき主義のこのドクター、どうしてもこの傷口の見た目が気に入らないらしく「小さい注射だから」と食い下がるので渋々了承。それが今日だった。

しかし。

私も医療従事者なら気が付くべきだった。痛くない注射はない。そして「ちょっとチクっとするだけよ」というセリフは自分が射す側だから言えるということを。
「じゃあ射すからね~。少し痛いかも」。ドスッ。

いてぇ(涙)。

針が刺さる瞬間も痛いけど、薬が注入されるときもされた後も痛い。そしてすぐに終わるのかと思ったら、一直線に10センチほどある傷口にドスドス針を刺していく(鏡があったのでドクターが何をしているのか見えてしまった)。緊張と恐怖で息もできない状態。「もう終わりましたか?」と聞いたら「あと半分」。まだ半分かい!? 手の指どころか足の指もギュッとしまった状態。ドクターからヨシヨシとさすられて「はい、大きく息をして~」と慰められる始末。「あなたはよくやってるわ~」と私がいつも患者さんに言うセリフを自分が言われるとは思わなんだ。時間にしてみれば一分もなかったと思うけど、長く感じたわ。注射、大嫌いさ。
これで終わるのかと思ったら「様子を見ましょう。必要であればもう一度打ちましょうね」。うそ~ん(涙)。今回痛みを知ってしまっているので、次回の恐怖は倍増やろうなぁ。トホ~。

帰宅してから夕食の準備をし、食べ、後片付けはDに任せてソファでボンヤリ。もう1つの昼寝をしなかった理由は、明日が午前勤務に変わったから。
明日は本来午後シフト。だけど病院から電話があって朝に変わった。早起きは嫌いだけど、クリスマスが近いこの時期は休暇に入る人も多く、助け合っていかないと病棟がまわらない。というわけで明日から3つ午前シフト。夜勤3つよりは全然マシやけど、午前3つも結構くる。

昼寝をガマンした今、いい感じで眠い。あとのことはすべてDに任せて、私は寝るとしよう。

Dのおしゃべりとダラダラ休日

2014年12月17日 23時22分12秒 | Weblog
本日オフ。
先日までの朝型人間生活はどこへやら。目覚ましをきっちり止めて9時まで寝ていた。たった一晩の夜勤やったけど、ダメージを受けているらしい。睡眠がないと極端に疲れるので、夜勤の後の回復には時間がかかる。これでしばらく夜勤はしない予定だったけど、人手の調整で24日に夜勤となった。サンタさんが空を舞っている間にお仕事。やれやれ。ただし、こちらではクリスマスイブよりクリスマスの方が重要で、25日に家にいられるのはありがたい。Dはクリスマス大好きっ子やからさ。

軽食を取って、再び旧居の掃除へ。今回は不動産屋さんから「ここがダメ」と写真が送られてきていたので、それをクリアにするのみ。
不動産屋さんへ鍵をもらいに行くと、会えばわりとよく話をする男性社員が受付に座っていた。私たちと同世代か少し下ぐらい。おしゃべりが好きな上にDとも波長が合うようで、鍵を受け取るという1分もかからない用事に30分もかかった。話の内容は不動産業のからくりについて。DもDママ(元不動産屋勤務)の影響で裏話を知っているので、そんな話で盛り上がっていた。社員さんの話は興味深く、面白いものだったけど、私はとにかくさっさと掃除を済ませたかったのでちょいとジリジリ。他にお客さんが来たのを潮にやっとお店を出ることができた。

そこから車で10分もかからないところにある我が旧居。入ってみたら今度移り住む大家さんがいた。入居に備えてエアコンを設置しているところだった。実は昨年の夏、我が家も階下の若夫婦とともにエアコン導入をお願いしたことがある。賃貸の場合、エアコンは大家さんのものになるので、設置費用も基本は大家さん持ち。交渉をしたのは階下の夫くんで、費用の半分負担を申し出たけど「今はお金がないから」という理由で大家さんに断られたらしい。
ところがその大家さん。自分たちが移り住むとなって、自分たちの部屋にはエアコンを準備。仕方ないっちゃー仕方ないけど、階下の夫くんは「なんだかなぁ」っていう気分やろうなぁ。
もとい。
大家さんと少し立ち話。用事があるとかで5分ほどで帰っていった。「きれいに住んでくれてありがとう」と何度もお礼を言われた。普通に住んでいただけなんだけどなぁ。話を聞いてみるとひどい店子さんも多いらしい。たまにニュースになってるもんね。

早々に掃除を終わらせて帰ろうとしたら、Dがエアコンを設置しているお兄さんと立ち話。内容は先日の人質立てこもり事件について。Dもニュースを見ては熱くなるタイプやけど、このお兄さんもそうだったようで、事件のこと、犯人のこと、人種問題のことについて次から次へを持論を戦わせていた。私は掃除が終わったからにはとっとと鍵を返して最終チェックを受けて安心したいんだけど、止まることのない2人の会話。なんかこんな場面がほんの少し前にもあったなぁと心の中で苦笑い。普段私がDの話をあまりきちんと聞いてあげないから、こういうところでおしゃべりして発散させたげないと…なんて考えながら話を聞いていた。

なんだかんだで結構長い間話をしてやっとこせ旧居を去った。これで多分もう戻ることはない。「さようなら。お世話になりました」とお家に神様に心の中でお別れのあいさつ。
鍵を返却して家を戻り、掃除や片づけをして後はボンヤリ。近所のスーパーへ飲み物を買いに行った程度。夕食もあるものを適当に食べるという状態。
特に何もしていないのに、Dは2時間ほど前に寝室へと消えていった。私は今まで漫画を読みながらダラダラ。本も好きやけど漫画も大好きさ。

こんな感じで午後からはなまけもの時間を楽しんだ。久しぶりにゆっくりしたなぁ。
明日もお休み。お天気は下り坂らしい。洗濯をせんといかんのになぁ。どうか乾くまで持ちこたえますように。

よし。寝よう。

悲しい出来事

2014年12月16日 23時10分42秒 | Weblog
今朝起きたら、昨日の立てこもり事件が解決していた。
犠牲者2名。
心がグッと重くなった。他の人質になった人も、捕まっている間どれだけ怖かったやろう?と考えるとやりきれない。とても悲しい結果になってしまった。傷を負った人もいるという。心の傷も含めて、早く回復することを祈っている。

犯人はイスラム過激派の影響を受けているんだとか。これでまたイスラム教信者のイメージが悪くなってしまうんだろう。何もしていないのに中傷や誹謗にさらされるかもしれない。
私には語学学校時代に知り合った、数名のアラビア人の友人がいる。会うことはないけれどFB上でつながり、今でも時節の折に連絡を取り合ったりする。彼らはとても思慮深く、周囲の人を尊重し、それでいてユーモアも失わないゴージャスな人々。たった一人の犯人のために、彼らがいやな思いをしませんようにとも願わずにはいられない。

さて。
たった一晩の夜勤からなかなか回復せず、午後シフトの今日、午前中はダラダラして過ごした。したことと言えば、お気に入りのKMartへ行き、クリスマスツリー用に光り物を購入したことぐらい。帰ってからツリーに巻きつけ、現在私の背後でチカチカしている。だいぶクリスマスっぽくなったなぁ。

午後から仕事。おそらく同じ患者さん担当だろうと思っていたら案の定。ただし、昨日絶好調だったおばあさんは目が離せないという理由でナースステーション目の前の部屋に移されており、私が担当したエリアからは遠かったので担当外。今朝はずっといい感じでおとなしかったらしい。昨日は入院による環境の変化で、いつも以上に興奮していたのかもなぁ。
担当患者数は准看、アシスタントさんとともに13名。一見すると悪くないんだけど、問題は退院2名と新規入院4名。何度も書くけど、どちらも書類処理が面倒くさい。幸い退院患者さんの書類は午前のスタッフがほぼやっつけてくれていたので、そこまで大変ではなかった。准看さんが新規入院を引き受けてくれたので、残り7名の投薬やその他モロモロをウォーッと片付けていった。ラッキーだったのは、1名をのぞいて全員介助要らず。自分のペースで作業を続けられたので助かった。
それでも夕食の休憩を早めに切り上げて、一生懸命働いてなんとかかんとかという状態。今日もよく歩いた。

明日は本来仕事だったんだけど、昨日の同僚の変わりに出勤したので休みとなった。晴れて2連休。引越しもあってずっとまともに休んでいない気がするので、ちょっとゆっくりしたい。とはいえ、また不動産屋さんからダメ出しがでたので、明日の午前中は旧居の掃除に行くんだけど。ほんまに重箱の隅をつつくような指摘をしてくるなぁ。保証金返還を目指して頑張ってこよ。

ドラマチックデイ

2014年12月15日 23時03分46秒 | Weblog
知っている人も多いかと思うけど、今日の朝、シドニーでイスラム系の何者かによる立てこもり事件が発生した。それは12時間経つ今も続いており、それに関するニュースが一日中流れている。人質もとられており、あっさりと解決というわけにはいかない様子。
我が家は幸いシドニーからは離れているのでこの事件に関わることはないだろうけど、こうやってやみくもにテロ行為が行われるのは非常に怖い。自分の家族や友人が人質だったら…と思うと身震いがする。

たまたまテレビを点けていたら、急にニュースに切り替わり状態を知った。すぐにシドニー近くに住む友人に、気をつけるように連絡。するとそのうちのひとりである同僚が「午後から勤務なんだけど、電車に乗るのが怖い」という。電車を狙ったテロもありえる話やもんね。婦長に連絡して休みをもらうように勧め、もしも彼女が休むことで人手不足になるのなら、私が代わりに働くことをと申し出たら、その通りになった。
というわけで急きょ午後から仕事。

どうかこの決断を後悔しませんように…と思って出勤したらインチャージ。そしてスタッフ不足。どないやねん。インチャージでもガッツリ担当する必要あり。私は11名をアシスタントさんと受け持つことにした。
いくらアシスタントさんがいても11名はさすがに重い。しかも新規入院が1名。これはやれることからやらんと!!と鼻息を荒くして作業を始めたら、いきなり出鼻をくじかれた。
午前中に新規入院できていた患者さんが大フィーバー(!?)。一週間ほど前に転倒で骨折。手術を受けた後から混乱が続いているらしい。年配の人が手術後に混乱を起こすのは珍しい話ではない(おそらく麻酔の効きすぎ?)。そしてその症状の表れ方は千差万別。このおばあさんはまず病院にいる理由を理解していないので「家に帰して」と泣き落としから始まり、それが叶わないとなると叫び、暴れ、暴力を振るうという感じだった。
最初はなだめすかし、なんとか最初に処方されている鎮静剤のみで落ち着かせようと努力したけれど、結構な量を投薬したにも関わらずおばあさんは絶好調。当直のドクターに電話をして強い薬を出してもらったけど、それもなんのその。もう一度当直のドクターに出てきてもらって、今度は注射…となった時点でおばあさんが投げたペットボトルがドクターの顔面を直撃という事件発生。これはもうアカンとなって、筋肉弛緩剤の投与となった。ほぼ最終手段に近い状態。これでやっとこせ落ち着いた。

この時点で7時前。私にはまだ10名の患者さんが残っている。そのうち2名は認知症。1名は徘徊癖あり。もうやれることをやるしかない!という状態。とにかく一番大切なのは投薬。10名分を一気にウォーッと片付けていき、それ以外のはずせない作業もして落ち着いたのは9時前。それから11名分の看護記録。ほとんどの患者さんは担当したことがあったので状況は飲み込めていたけれど、それでも月曜の今日は治療が進んでいたり、新しく増えたりしているので、それらを把握しながらの作業。これは本来ならシフトの最初にすべきなんだけど、そんなことをする暇はまったくなかった。看護記録を読んで、そして記入。申し渡しまでに終わるわけもなく、終わったのはまた就業時間を過ぎてから。忙しかったなぁ。今週はずっと忙しいんだけど、今日も例外ではなかった。

明日も午後シフト。十中八九同じ患者さんを担当する。例のお祭り騒ぎをしたおばあさんも含まれるはず。婦長とも「ここまで暴れん坊の患者さんも久しぶりやね」と話すほど。どうなるかなぁ。明日はスタッフがたくさんいるといいけど。

今もニュースは続いている。明日目覚めたら全部平和的に解決しているといいなぁ。

クリスマスにかぶれる

2014年12月14日 20時53分36秒 | Weblog
夜勤明け。
シフトの最初と最後に認知症のおじいさんがウロチョロ。それ以外は何度か痛み止め等のリクエストがあった程度で、どの患者さんもよく眠ってくれた良いシフトだった。時間が過ぎるのが遅すぎて逆に辛かったぐらい。適度に忙しいぐらいがいいけれど、思うとおりにいくわけもなく。めちゃくちゃ忙しいよりは全然いい。

帰宅してからはベッドに沈むように眠った。3時近くまで目覚めず。よく眠れた。とはいえいきなり日夜が逆転しているので、目覚めてもボンヤリ。場所がソファに変わっただけでジーっとして過ごした。
夜勤明けはなぜかいつも甲斐甲斐しいD。今夜はチキンカツとポテトフライを作ってくれた。さらに食後のお茶まで。ありがたや。明日ぐらいは私が作るとしよう。

ご飯ができるのを待ってる間、昨日購入したクリスマスツリーの飾り付けをしていた。これまで持っていたツリーは小さいもので、電池を入れると光るという簡易なもの。今回のものは小ぶりではあるけど、いわゆるちゃんとしたツリー。生まれて初めての飾りつけなのでイマイチ感覚がわからんのだけど、こんな感じになった。

マイファーストクリスマスツリー。

ツリーの下にはプレゼントを置くものらしい。Dママやウチの母から届いているもの、私が用意しているプレゼント等を陳列してみた。ちなみに後ろに見えているポールは電気スタンド。

職場で、「日本人にとってクリスマスは大騒ぎをする口実であり、あくまでいちイベント。特に宗教に関連して何かをすることはない」と話したら驚かれることが多々。近年では日本でもサンタの存在を信じている子供が増えてきていると話したら納得するけれど。「新年の方がよっぽど大切」ということにも「うそん!?」みたいな反応。こちらでは新年(大晦日)こそ大騒ぎをする日なので。
昨日も同僚に「サンタを信じたことがない」と話したら、とてもかわいそうな子のような反応をされた。最近何かの記事で読んだけど、日本でクリスマスが導入(!?)されたのは1983年なんだとか。サンタを信じるにはすでに育ちすぎてきた。我が家ではクリスマスやし、とチキンを食べたりはしたけど、それ以外何か特別にした記憶はあまりない。それを悲しいことだと思ったこともない。親には「クリスマスプレゼントがない」とゴネた記憶はあるけれど。社会人になってからもクリスマスの頃はちょうど仕事が忙しいころだったので、当日に特に何かをしたこともほとんどない。というわけで多分私はクリスマスへの関心が低かった。

なにはともあれ。こうして徐々にクリスマスに感化されているあたり、こちらでの生活が落ち着いてきて、徐々に周囲を見る余裕がでてきたのかも。D誕生日が26日で、12月に入ると彼が浮き足立つのも要因のひとつかな。
部屋が華やぐので、明日になったらピカピカ光るものも買おうかしら?なて思ったりして。やり始めると飽きるまで凝るタイプ。

明日もお休み。今日のお休みは寝て過ごしてしまったけれど、明日は生産的に過ごせるようにちっと頑張ろう。

夜勤前

2014年12月13日 20時20分59秒 | Weblog
3日間の早起きを終えた後はさすがに疲れていた。これが毎日のことで慣れているのならそうでもないんやろうけど、たまの話だとやはりしんどい。というわけで今朝は目覚ましが鳴るまでしっかり眠りこけていた。

起きたら怪しい空模様。12月はストームシーズンのオーストラリア。天気が良くてもいきなり雨が降ったりする。それでも洗濯。空を眺めながら天日干し。結果から書くと今日は雨が降らず、全部乾いた。やれ、嬉や。
そして掃除。新居の床のほとんどはタイルと板間。掃除機をかけた後は拭き掃除。次回の引越しに備えて、部屋をきれいに保とうと思っている。いつまでこの気合いが続くかわからんけど。
そういえば昨日、旧居の家からオーブンのトレイを持ってきていた。というのもコゲがこびりついてこするだけでは落ちずに困っていたら、たまたま別件で電話をかけた職場の先輩がコゲを落とす良い方法を教えてくれたので。熱いお湯に洗剤を入れて、一晩放置してからこするというもの。何せ保証金がかかっているので、わらにもすがる思いでやってみた。そしたらかなりきれいに落ちた。新品同様とまではいかないけれど、これなら不動産屋チェックも通るだろうというほどきれいになった。良かった良かった。

こんな感じで家事掃除の午前中。お昼にオーブンのトレイを旧居に戻してから鍵を返却しに不動産屋へ。そしてカーペットクリーニングを業者に頼んだことも報告。これでやれることはやった。無事に保証金が戻ってきますように。

それから買い物へ。
私はこちらにあるKMartというお店が好き。洋服や日用品・家電のお店で、こちらに着たばかりの頃はすべてが高いわりに質は悪いので行くことはほぼなかった。しかしここ一年ほどの間に、自社ブランドを展開し始め、このテイストが結構好み。そして安い。ちょうどお菓子作りを始めたこともあり、器具を買うのに何度か通っている間にすっかりお店のファンになってしまった。Dのオモチャ屋さんが電気屋さんだとすると、私にとってはKMartがそうかも。我が田舎町にあるショッピングセンターに入っているので、用事がなくてものぞくこともしばしば。
今日は引越しも落ち着いたので、部屋を少々クリスマスらしくしてみようと思って小物を買いに行った。なんだかんだ言って結局この時期を楽しんでいるのねん。去年までは30センチほどの小さなツリーを飾っていたのだけど、ランプが壊れていたこともあって今回の引越しで処分。今日、1メートルほどもあるツリーを買った。決して大きくはないけれど、小ぶりな新居にはちょうどいいサイズ。初めてのまともなクリスマスツリー。なんか嬉しい。装飾品も同時に購入。飾り付けが楽しみ。

なぜ帰宅した後にツリーの飾り付けをやらなかったかというと、今夜の夜勤に備えて寝たため。小一時間ほど眠った。中途半端だったのかなんだかダルい。先ほどシェフDによる夕食をとり、これからさっとシャワーを浴びて仕事へ向かうところ。
午前シフトをこなした先の3日間は忙しかった。夜勤も例外ではなかった様子。今週はずっと忙しい我が病棟。今夜はどうかな。一晩だけなのでなんとかなるやろう。

よし。準備していってこよ。

よく働きました

2014年12月12日 20時35分35秒 | Weblog
今日も午前シフト。
このところ順調に早起きしていたけど、今朝は起きるのが辛かった。というのも、昨日帰宅したら不動産屋さんから連絡があったとD。「掃除が行き届いてない」「保証金を返す前にちゃんとやってほしい」とのこと。あんなに手足を棒にして頑張ったのに、あれこれ指摘を受けた。しかもそれを明日中(今日)に終わらせろという。働いてんのにどうしろっていうのよ!?という感じ。掃除が行き届いてなかったかもしれないけど、多少無理難題をふっかけられた気分。しかし向こうにお金を握られている以上、なんとかやるしかない。でもそんな今日に限ってまた10時間シフト。終わるのは夕方5時。Dが「ボクが頑張るよ」と言ってくれてはいたけど、なにせゆっくりゆっくりしているので、正直どこまで“頑張れる”んだろう?と、正直疑問。どうしよう…と考えていたらストレスを感じてなかなか寝付けなかった。
というわけで辛い早起きになった。

さて。
出勤してみると正看が2名。アシスタントさんが2名しかいない。私はアシスタントさんと輸血患者が1名、昨日夕方に入院してきた患者3名、昨日も触れた認知症の患者1名、そして私の看護師歴2年半の中でもっとも性質の悪いレギュラーの患者1名を含む10名の患者さんを担当。学生2名付き。結構つらい環境。

輸血は投与している間、抵抗を示す可能性があるので近くで頻繁に経過を見守る必要がある。しかも患者さんは点滴とともに歩く必要があるので、何かと手助けが必要。
新規入院してきた患者さんは、翌日のドクターの回診の後、CTスキャンやX線などたくさんのテストを受けるのが常。それら以外にも新しい薬の処方等細かいオーダーがあるので、全部に対応しているとかなりの仕事量となる。
昨日も書いた認知症患者さんはいわずもがな。しかし今日は「おしっこー!!」と言って自ら立ち上がり、トイレに連れて行った後、一緒に病棟を歩いた。長い間歩くことも拒否していたので、これはかなりすごいこと。今日はどうやら機嫌が良かったらしい。ちなみに今日もこのことについてドクターからお褒めを頂いた。

そしてそして。もっとも性質の悪い患者さん。80代をのおばあさんなんだけど、今週のあたまに再入院。同僚たちが「あの人が帰ってきた!」と話題にするぐらい招かれざる患者さん。とにかく自分が一番偉い人で、新人看護師や看護学生にかなり辛く当たる。基本的に人に対する際の態度も相当悪く、私たち看護師がリクエストされたことにすぐ応えないとナースコールの連打。だれもが辟易とした態度を見せているにも関わらず、本人は愛されていると信じているようで、自分の言い分が通らないことが理解できないらしい。ちなみに以前担当していた老人専門のドクターは、このおばあさんがあまりにも言うことを聞かないのでケアを拒否している。
また、南アフリカ人とインド人の同僚は肌の色からかなりはっきりとした差別発言を受けている(なので今後担当はしない)。韓国人の同僚と私は英語があやしいので、これまた何度も見下した発言をされている。
が、私の場合、このおばあさんが早口でモゴモゴ話すため何を言っているのか理解せず、適当に聞き流しており、かつ例えば「あなたの英語の発音、おかしいわね」という悪態にも「本当のことやからしゃーないねぇ」と笑い飛ばしていると、「あんたはオーストラリア人の皮肉を理解している!」となぜかお気に入り看護師のリストに名を連ねている。とはいえ、担当するのはかなりストレス。
今日もこまごまとは書かないけれど、いくつかのドラマがあり、婦長に出てきてもらう展開になるほど。ほんま神経磨り減るわ。

こんなに忙しい中で学生さん2名の面倒を見る必要もあったので、本当に本当に忙しかった。しかも、掃除のことで10時間労働を7時間に変えてもらえたので、通常より作業を早く進める必要があり、ろくすっぽ休憩もとらないで作業し続けた。それでもできてないことがたくさんあったと思う。早出の午後スタッフに申し渡しをした際「抜けあると思う。ほんまにごめん」と先に謝ったぐらい。しんどかったなぁ。

早く帰るには罪悪感を覚えるほど忙しかったけど、保証金をたてに取られている以上、掃除をしなくてはならない。後ろ髪を引かれる思いで病院を後にした。

帰宅したら、案の定Dはあまり機能しておらず。「今日中なんて無理だよ。明日まで延ばしてもらえるようメールしたから」。なんでメール? もし伸ばしてもらえなかったらどうするわけ??と生粋の日本人の私はそう思うけど、一事が万事ゆっくりしているオーストラリアはどうもそれで大丈夫?らしい。家に帰って遅いお昼ご飯をかきこんで、不動産屋へ返却済みの鍵をもらいに行き、それから掃除に精を出した。指摘されたところは最大限きれいにしたつもり。どう判断されるかはもうわからん。ただカーペットクリーナーにははいってもらわないとダメなようで、それに数万円かかる。土足禁止にしていたけど、2年半も住んだらそりゃ汚れてるもんねぇ。これは仕方ないとあきらめるしかない。おそらく明日か週明けに再度チェックが入るはず。それまではどうしようもない。

労働のあとはグッタリ。掃除ではDが積極的に頑張ってくれて、彼もグッタリ。買い置きの冷凍ピザとジュースのようなお酒でお腹を満たしてあとはゴロゴロ。まだ10時にもならないけど、これを書き終えたら寝るつもり。よく働いた。こんな日に限って万歩計の装着を忘れていた。悔しい~。