華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

今日はグダグダ長文

2021年06月29日 19時40分58秒 | Weblog
今日も午前シフト。
目覚めた時、しんどいのはしんどかったけど、頭痛ものどの痛みも治まっていた。良かった。
思うのだけど。
体調不良で欠勤する場合、午前シフトは朝、目が覚めるまでどんな感じかわからない。前の晩はしんどくてもしっかり眠ったら大丈夫だったりする。でもそうでない場合、例えば7時から午前シフトが始まるのに6時に病欠の連絡を入れることになるんだけど、そうしたら病棟に迷惑がかかる。だって代わりの人なんてそんなに簡単に見つからないからさ。だから結局多少しんどくても出勤することになる。
現在、オーストラリアではインド種のコロナが拡がっていて、病院勤務の人間は風邪っぽい症状があるなら来るなと言われている。わかるよ。だけどそれを言うのは難しい。だって仮に昨夜病欠の連絡を入れていて、今朝治っていたら罪悪感すごいもの。そんなことを考えるのは病欠すら取りにくい日本から来た私だけかしら? 
ちなみに今日、職場で師長と話す機会があったんだけど、とてもまじめなアジア人の看護師が明らかな風邪の症状をまとって昨日出社したらしい。病院に入る際に「風邪の症状は?」と全員聞かれるので、病棟に来てるからには「ありません」と応えているはずなのに、出社してすぐに師長の部屋に来て「風邪っぽいんですけどどうしたらいいですか?」と言ったとか。師長は速攻コロナ検査と帰宅を命じたらしい。師長は「あんなにグズグズ言ってるのに出社するかね⁉」と信じられない気持ちでいっぱいのようだったけど、私はその話を聞きながら「アジア文化の傾向としては多少の体調不良は目をつぶって出社するのが結構当たり前なんですよ~」なんて思っていた。
まぁ、確かにこのアジア人スタッフはちょっと極端。コロナであるかないかに関わらず、病気なら看護師は出社しないのは当たり前。患者さんに移す可能性があるからね。この看護師はまだオーストラリア慣れしてないらしい。今度機会があったらそのスタッフと話をしてみよう。

さてお仕事。
今日はあまりいい日ではなかった。別段問題があったわけじゃないんだけど、なんか何もかもがうまくいかないという感じ。休み明けで連日の早起き。休暇の前は夜勤だったので早起きは久しぶり。単純に体内時計の修復に時間がかかっているだけだとは思う。でもなんかね、タイミングが悪い。
そんな中で今日は、なんというか嫌味な患者さんを担当した。下半身まひの患者さん。頭はしっかりしている。シャワーは自分で浴びれると申し渡しで聞いていたけど、シャワー用の椅子に移るには当然手助けが必要なはず。なのでどうやって椅子に移るのか聞いたら「多少の困難とともに」。それ、質問に応えてませんけど。私はそんなことを聞いていません、と伝えても同じ答えが戻ってきた。ほかには管を尿管に自分で挿入して排尿をする人なんだけど、その時も何が必要なのか聞いても少し的を外した答えしか返ってこない。それを楽しんでいるのか、それともそれが正しい答えだと思って言っているのかは知らないけど、相手をするのに疲れた。いちいち気に障るというのが正しい。普段なら簡単にいなせるようなことなんだけど、今日はそれができなかった。
そんな中。
チームで働く私たちは、投薬と看護記録の担当はわけるけど、患者さん15名が手助けを求めた時、誰が何に応えたってかまわない。で、上記の患者さんは褥瘡があって、今日はガーゼの交換の日だった。一緒にシフトに入っていた先輩正看が傷口に使う特別な素材について何かを言われていたみたいで、私はあんまりよくわかっていなかったんだけど、患者さんがガーゼの交換を希望してきたときにいきなり丸投げしてきた。「は?」って感じ。あんた、今座ってしゃべってるじゃん。何もしてないじゃん。私はあんたの患者さんの分までヴァイタル取ってるけど? 
百歩譲ってそれはいい。この時点で特別な素材がまだ届いておらず、私は病棟にある素材を使って一時的に処置。で、先輩正看が言うには「教育係が来て処置するから」。そんな話になってるなんて知らなかったよ、じゃあさっきの丸投げは何だったんだよ?と思いながら自分の作業をガシガシやっていたら、しばらくして作業の途中にその先輩と教育係に呼ばれ「はい、これ。じゃあお願いね」と特別素材を渡された。また「は?」ってなったわ。
いやいや。ふたりとも座ってるやん。私、まだ自分の作業終わってないねんけど。ガーゼの交換なんて誰がやったっていいよね??
先輩正看は自分の担当患者の分だけ全部を終わらせていて、私へのアシストはゼロ。簡単な投薬ですら手伝ってくれなかった。内心「なんだ、それ」と思いながらも、自分のことは自分でやろうと思って一生懸命作業しているのに、上記のように途中で「あれやれ、今すぐやれ」みたいな横やりを何度か入れられて、なんかずっとモヤモヤした気持ちで過ごしていた。というか、書いてて、なんで今日こんなにモヤモヤしているんだろう?と考えた結果、こうやって横やりを何度も入れられたからだと今気が付いた。
結局ガーゼの交換は私がやった。15名の患者さんを3名で担当したけど、ほかのふたりが面倒くさいことを避けていることには気づいていた。だから私自身の作業が後手後手になったのに、さらにじゃまをされていたのねぇ。帰る時間が来て、私も同じタイミングで病棟を出られたけど、そのふたりと一緒にいたくなくて先に帰ってもらった。モヤモヤしてたな、一日。
自分のペースで動けないと疲れるものよ。特に休暇明けの今日はほとんどの患者さんのことを知らないので、余計に探り探り。明日も先輩正看とは同じポートで働くとわかっている。でも今日でだいぶ学習したし、明日はもっとマシな動きができるかな。

帰宅。
細かいことは割愛するけど、Dとケンカになった。何もかもうまくいかない日ってあるのね。食後からDとは口をきいていない。
ちなみに以前私とDが派手にケンカをしたことがあり、それ以来Dと私が会話をすると犬たちがナーバスになる。それが普通の会話でも同じで、Dが私に話しかけるとチャーリーは私を守りにくる。これは数日前のそんな場面の写真。
私を背後においてDに相対するチャーリー。

ビクビクしながらも、Dに「やめれ」と言っている顔。

ペッパはたいてい逃げていくんだけど、このときはもらったお菓子をチャーリーの分とともに守っていた。


せめてお犬様にストレスを与えないようにしないとね。
ちゃんと眠って心も体もリセットするか。夕方、ソファで30分ぐらい眠っちゃったから全然眠くないけどさ。
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