華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

落ち込んでもまた明日

2013年06月09日 21時51分27秒 | Weblog
本日午後シフト。
同じ患者さんを担当。比較的スムーズな良いシフトだった。ただ一件を除いては。

先週尿閉を起こしていた患者さんを今日も担当。ただあの一件以来、認知症が進んだようで、基本的にはベッドで一日中を過ごしている。そのせいかこの6日間、排泄なし。いろいろと薬剤を投与したけど今朝まで腸になんの動きも見られず、今朝浣腸を処方。排泄が始まるのを見届けて、ペアの先輩看護師と2人がかりで起こし、トイレ用のイスに乗せてお手洗いへ。
ところが。
いきなり手足を大きくバタバタ。見る見る白くなっていく顔。目は大きく見開いて閉じず。なんか変と思っていたら、先輩看護師が「ひきつけを起こしているわ!!」「スタッフコールボタンを押して!!」。「ひぇぇ~い」と思って緊急スタッフコール。先輩はガクガク震える患者さんがイスから落ちないように足をがっしり。私は酸素マスクを用意しようとしたらチューブが届かず、まったくの役立たず。10秒もしないうちに他のスタッフがガーッと集まってきて、狭いトイレでアレコレ処方しようとしたところで患者さんのひきつけが治まり、意識が戻ってきた。
トイレをみたら先輩いわく“便器いっぱい”の排泄があったようで、そのままササッとシャワーをしてベッドへ。ひきつけを起こした後はとても疲れるものらしく、患者さんも2時間ぐらいぐっすり眠っていた。お昼前に起きてドクターの回診を受け、どうやら元通り。水分も補給し、食事もそれなりに摂っていた。
後でペアの看護師と話したら、いきなり体を動かした上排泄物がなくなって血流がよくなりすぎたこと、排泄による脱水症状、加えて抗けいれん剤の服用保留等のいろんな条件が重なってひきつけを起こしたんじゃないかとのこと。目がどんどん開いて閉じないのを見たときは「患者さんが死んでしまう!」と私がパニックを起こし、その結果また何もできなかった。落ち込むなぁ。先輩は経験を積むしかないし、積んだところでそういう場面を見たらパニックを起こすものだと言ってくれた。それでもやっぱり落ち込む。とっさの対応ができないって、看護師とっしてすんごいヤバイんでないかい? 思い出したらまた落ち込んできたなぁ。

この件以外はそれほど忙しくなく、ゆったり。ただなんとなく昼ごはんには行きそびれて、帰宅したらお腹が空いていた。適当にジャンクでお腹を満たした後、ちょっとゴロンとしたら3時間ぐらい寝ていた。この間Dのことはほうったらかし。Dと私は一緒に住んでいるけど別々に過ごすことが多い。
それにしても。
午後シフトの日は朝はジムや掃除、午後から仕事で充実の一日となることが多いのに、午前シフトの日は帰ってきたらもうグッタリ。一度ソファに座り込んでしまうと料理すら面倒になることしばしば。私的には全然効率がよくない。たくさん午後シフトがもらえるといいのになぁ。そういえば来週・再来週のシフトが出た。久々の夜勤。しかも3夜連続。嬉しくはないけど、久しくやってないので“まぁいっか”という気分。
明日はもう一日午前シフト。そしたら2連休が待っている。本当は3連休だったけど、業務日誌に「木曜日働けます!」と書いておいたら、同僚が試験勉強があるからとシフトを譲ってくれた。よっしゃー。休みは欲しいけど、お金はもっと欲しい。守銭奴上等。

たくさん寝て眠くないけど、明日の早起きのためもう寝るとしよう。ベッドにはいると眠れそうな気がするから怖い。
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