華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

実は

2009年12月29日 00時46分02秒 | Weblog
ご存知の方は多いと思うけど、私の前職は演歌系雑誌編集者だった。
私が奉職していた雑誌は「カラオケファン」といい、言ってしまえば、明星や平凡の演歌・歌謡曲版(違うかも…)。歌い手さんにインタビューしたり、コンサートを見に行ったり、新曲のレビューを書いたりしていた。時には特集を担当することもあった。

先日、何気にNHKを見ていたら「日本の歌謡曲 春日八郎&三橋美智也」(番組名うろ覚え)が放送されていて、昔取った杵柄というのか、職業病というのか、番組を見入ってしまった。

そしてふと思い出した。

雑誌の中に歌手の自伝のような連載があり、私が退職する前にちょうど当時の連載が終了間近となり、確か亡くなられて七回忌か十三回忌をお迎えになるころに当たっていたこともあって、私は次の候補として三橋美智也さんをプッシュ。企画書を書き、連載を執筆してくれそうな人を探し、レコードメーカーにも連絡をして、あとはGoサインを待つのみ…ぐらいまで下準備をしたような記憶がある。でも、結論を言えば私の案は却下。理由は覚えていない。

番組を見て、今更ながらあの企画が通らなかったことを残念に思った。歌声や楽曲の素晴らしさもさることながら、三橋さんの人生には歌手として、いいことも悪いことも含め波乱万丈のドラマがあったように思う。そして日本レコード史上、もっともレコードを売り上げている歌手が三橋さんだということも伝えたいことのひとつだった。

もう退職して2年半が経つけど、約10年働いた業界なのでやはり思い入れはある。演歌・歌謡曲離れが激しい昨今やけど、いい曲はいいし、もっと人様の耳に届く機会が増えればなーと思わずにはいられない。

って、なんか妙に熱く語る自分が少し恥ずかしい。
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郷愁

2009年12月29日 00時27分59秒 | Weblog
2007年の夏に豪州へ渡り、帰国したのが2009年の4月だったので、日本で年末を過ごすのは2年ぶり。冬のクリスマスと正月が堪能したくて今回帰国したわけやけど、イマイチ雰囲気をつかみきれないでいた。

が。

先日、母と近所のスーパーへ行ったときのこと。学生時代にアルバイトしていたスーパーゆえに何の新鮮味も感じず店内をただウロウロ。そんな時野菜コーナーから鮮魚コーナーへ移ったときに耳にした曲は

♪も~い~くつ寝ーると~おーしょーぉーがぁつぅ~

おおお、お正月やんかぁ~。

ただ目に入ってなかっただけで、よくよく店内を見渡せば紅白の飾りつけはしてあるし、浮世絵が描かれた凧が飾られてあるし…で正月ムードバッチリ。さすがに生活臭があふれる場所は違う。気がついたら気がついたでなんか嬉しくなって、ついついテープとともに歌をうたい、一人でニンマリ。「日本やなぁ~」としみじみ。

やっぱり日本人たるもの正月は日本で過ごすべき…なんて思ってしまった。冬のクリスマスもいいけど、我が家に関してはあまりビッグイベントじゃないしさ。
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