華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

女ブラリ一人旅 3

2009年12月14日 17時24分47秒 | Weblog
やっとのことで到着、Victoria Point。

しかし。

どーーーーーーーーーー見てもショッピングセンターだらけ。海が近くにある様子もない。大きな交差点があり、そのうち3ブロックがショッピングセンター。残りの1つはウッソウとした森。運ちゃんによると「バス停を降りて道路を挟んだ反対側のショッピングセンターに行きなさい。そのまままっすぐ通り抜けると橋と海、そしてカフェやレストランがあるから」とのこと。

道路を挟んで2方向にショッピングセンターがあるんですが、どっちですか?

心の中で尋ねても優しい運ちゃんはもういない。なのでヤマ勘でひとつを選んでそちらの方にズンズン歩き出した(注・こちらのショッピングセンターはそりゃデカいのです。三田のイオンぐらいあるのです。西神プレンティとそごうぐらいあるのです。しかも車社会なのに立体駐車場ではないので、駐車場もバカでかい。通り抜けるとなると一仕事だと思ってください)。しかし、行けども行けども店・店・店(しかも閉まっている。日曜日なのに。日曜日だから?)。するととある看板が目に。

“Lake View”(湖が見えます)

そこまで行ってみると、湖に面したオープンカフェやレストランがいくつか軒を並べている。湖はそれほど大きなものではなかったけど、森に囲まれていて眺めはそこそこいい。

もうここでいいです。。。

そう思ってひとつのお店を選び、やっと一息。そしていい感じでお腹も空いていたので、チキンバーガーを注文し、風景を堪能しながら頂いた。喉が渇いていたので当初の目的であるコーヒーの気分にはならなかった。運の悪いことに雨がパラパラ。でも気にせずにそのまま外の席で食べた。小さいことにこだわらないでいたかった。

食事を終えて、帰りのバスに乗り、電車の駅まで。実はそのバスに乗っていればそのまま行きに乗った駅の隣のバス停まで行けたんだけど、どうしても電車に乗りたくてわざわざ乗り換えた(車窓が好きなんです。憧れは関口知宏(ウソ))。時間と手間を掛けて家までユラユラ。こういう“無駄”がなんとも心地よかった。

さて。
こんな感じで突如思い立った女ブラリ一人旅終了。別に3回にわけてお届けするほどでもなかったけど、まぁ、楽しかったってことで。いくら2年もこちらにいるからといって、まだまだ言葉の不安は尽きず、その中で知らないところに下調べもなく行くのはちょっとした冒険なのだ。それにしてもいい気分転換になった。当初の目標“海を見ながらコーヒー”は達成できなかったけど、それでもいい時間だった。思いつきで出かけたためカメラを持っていなかったのは不覚。残念だった。またこういう衝動にいつか駆られたら今度はカメラを持っていこう。
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女ブラリ一人旅 2

2009年12月14日 00時00分05秒 | Weblog
バス250番。
乗ったはいいが、どこまで行けばいいのやら。日本のサービスから考えると、こちらのサービスはかなりお客様に優しくない。なぜなら行き先を教えてくれないので。乗ってしまった後は運ちゃんに聞くしかないのだ(そして時々運ちゃんもよく知らなかったりする。バイトの人が多いから)。しかし、私の場合、まずどこに行きたいかが決まっていない。そして何があるのかもわかっていない。なので聞きようがない。でもまぁ海の近くを走ることは間違いないんやし、「とりあえず人がようけ降りるところで降りてみよう」と決め、多少の不安を抱えつつバスに揺られていた。すると当初乗る予定だった274番の終着点・Victoria Pointに到着。そこにはやや大きめのショッピングモールがあって、大勢の人が下車。しかし周りに海がある様子はない。悩んだ挙句、降りずに進むことを決めた。

そこからさらに揺られること10分。「~~ Bay」の文字。「おお! 海が近いんじゃん!?」と自分の選択に心の中で小さくガッツポーズ。そうこうするうちに海が見えてきた。「ヤッホーィ」とウキウキ気分で下車すると、そこはどう見てもフェリー乗り場。発券所以外何もないフェリー乗り場。

ありぃ~?

そこでバスの運ちゃんに聞いてみた「ここはどこ?」。優しい運ちゃんは、ここが終点であること、残念ながら近くにカフェなどはないことを教えてくれた。そして「どこに行きたいの?」と聞いてくれた。でも何の地名もわからない私は答えようがなく、以前、名前はわからないけど橋が海に突き出た場所に行ったことがあって、近くでコーヒーを飲んだことを伝え、「ただ海を眺めながらコーヒーが飲みたいの」といかにも不思議ちゃんの受け答えをしてしまった。「イタい子が来た…」と思ったやろうなぁ。それでも運ちゃんは優しくて、「君がここに来るまでに通ったVictoria Pointで降りなさい。ショッピングモールと反対側に行くとカフェと海があるよ」と教えてくれた。

やっぱり274番に乗っとくべきやったんかぁ~~~~。

次のバスまで15分。バス停近くにカフェはないけど海はある。でも海のすぐ近くまで行くには時間がなかったし、Victoria Pointで海を見られるはずなので、そこでは遠目に眺めて終わり。そしてバスに乗り込み次なる目的地に向かった。

そしてVictoria Pointで待っていたものは。
続きは次回。
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