
大野芳文庫として大野芳氏の残されたいろいろな文書・写真・音声等々を大野氏本人から託された高橋氏の許可のもとにできるだけ公開していきたいと考えています。これもその一つ…「(参)作者不明 ハルビン無宿」とおそらく大野氏の手で書かれた茶封筒のなかに完全な形で数十枚の原稿がありました。ノモンハン事件の後のハルビンを舞台とした小説ですが、末尾に「此の記録の人名、其他多少実際と変えてあることを附記する」とあります。なので、おそらく実際にいた人物をモデルとして書かれたものと推察されます。
大野芳氏の残された資料の一つ、という考え方で近く全文を当blogか、あるいは小日向白朗学会のホーページで公開しようと考えておりますが、もし、「私が書いた」「私の父が書いた」などという方がいらっしゃったらぜひ言っていただければ幸いです。・・・・・ほんとう、面白い短編小説です。感動しますよ。 (文責:吉田)
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