小日向白朗学会 HP準備室BLOG

小日向白朗氏の功績が、未だ歴史上隠されている”真の事実”を広く知ってもらう為の小日向白朗学会公式HP開設準備室 情報など

統一教会製空気散弾銃「鋭和B3」の使用が疑われる朝日新聞襲撃事件

2022-11-10 | 小日向白朗学会 情報

 2022年11月7日付で『統一教会が秘蔵する「御言選集」が流出していることが確認された』を寄稿した。また、文鮮明の「御言選集」の内容に付いては、小日向白朗学会HPに『国会議事録の中の統一教会』(2022年9月26日)でいち早く取り上げている。特に、宗教法人である統一教会が銃の製造会社であることは同教会を詳しく知るうえで非常に重要なため2022年10月12日に『統一教会製空気散弾銃「鋭和B3」』を寄稿してきた。
 ところで空気散弾銃「鋭和B3」は、統一教会の関連事件で凶器として使用したのではないかという疑惑がある。それは昭和62(1987)年から平成2(1990)年にかけて発生した連続テロ事件「赤報隊事件」である。警察庁では「広域重要指定116号事件」と呼んでいた。ところが同事件は、平成15(2003)年に全ての事件が公訴時効を迎え迷宮入りとなった。これらの事件と統一教会については『国会議事録という動かぬ証拠』で指摘しているので引用する。
 昭和62(1987)年に起きた朝日新聞襲撃事件の経緯は次のとおりである。
   1月24日(土曜日)  朝日新聞東京本社銃撃事件
   5月3日(日曜日)   朝日新聞阪神支局襲撃事件
   5月5日(火曜日)   朝日新聞東京本社に脅迫状(統一教会の悪口をいう奴は皆殺しだ)
   9月24日(木曜日)  朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件
 特に、朝日新聞阪神支社襲撃事件で犯行に使用された凶器は、散弾銃で2発を発射し2名を殺傷している。このころ統一教会は、犯行に使われた凶器と事件に使用した同種の韓国製空気散弾銃「鋭和3B」を大量に日本に輸入し最大20万丁を貯蔵する計画を持っていた。
 文鮮明は、御言選集109巻「今後の韓国が進むべき道」1980年11月1日 韓国・勝共研修院(利川))で、その理由を述べている。
『さてこのように、共産党の組織を私はよく知っており、彼らのこれまでの謀略がどのようなものなのかをよく知っており、暴力行為がどのようなものなのかをよく知っているので、しかたなく私は宗教指導者として日本に三八ヶ所の銃砲店を作りました。それを理解できますか? 猟銃(散弾銃)、私たちの統一産業で作るB3散弾銃を知っていますよね? この散弾銃五万丁を日本に輸出しました。訓練をしろ!それで訓練することによって、散弾銃を...。ですから指導者を中心として射撃大会を開いて若者たちを共産党とぶつかるような...。 (中略)こうしながら万一...。銃砲、銃を、猟銃(散弾銃)のようなもの、全国三八ヶ所の銃砲店で約二〇万丁以上の銃を一時に集めることができる、このようなことをしています...。』
 1980(昭和55)年頃、文鮮明は、大量の空気散弾銃を日本に輸出し全国38か所の銃砲店に貯蔵していて、さらに同銃を使い統一教会員を訓練し、武装闘争の準備をしていたのである。その相手は日本共産党であった。自分たちの主張「反共」を謳い、日本の公党である共産党と対峙するため武器を準備して、教会員が射撃訓練まで行っていたのである。その数は一丁や二丁ではない。最大で二〇万丁を揃えようとしていたのである。素人考えであるが、文鮮明の行動は凶器準備集合罪とか凶器準備結集罪に相当するはずである。もしくは「団体の活動として暴力的破壊活動を行った団体に対する必要な規制措置を定めるとともに、暴力主義的活動に関する刑罰規定を補整し、もって、公共の安全の確保に寄与することを目的とする」とする破壊活動防止法の対象なのである。統一教会が「反社」であるか否かで囀っている話ではない。統一教会は、日本の法秩序を無視し、日本を混乱に陥れ日本を転覆しようとしていたのだ。壺売りはその資金獲得のためであって目的は日本の秩序を無視する国体の破壊なのである。
 大量の空気散弾銃を所持した統一教会は、朝日新聞から霊感商法などで厳しい追及を受けていた。そのころの様子についいて「御言選集196巻「私の国の統一」1990年1月1日 韓国・本部教会)」が明らかにしている。
『そのため統一産業を中心として、武器を作るのです、どんな武器でも。悪魔が武器を持ってくれば、私は武器で防御します。統一教会の信徒3人以上を殺してみろというのです。そんな時は命令します。
日本の警視庁に私が脅迫したことがそれなのです。彼らは共産党と組んで統一教会が発展できないように脅迫するので銃砲店を38ヶ所を作りました。それでB3銃を5万丁を積み上げて「もし共産党が私たちの血を流すの日には、文総裁が命令を下せば、お前の事務所のどこでも...。空気銃(エアガン)数10万丁が38ヶ所の銃砲店にある。一斉に出れば、日本の警察が問題ではない。命令を私が下す番だ。雷が落ちるのだ。手を出してみろ。血を流してみろ」と脅迫したのです。脅迫の反対は何ですか? 真迫です。 (笑)事実そうしたのです。』

 この「御言選集」の中で重要な部分は、統一教会は敵対する勢力の「……事務所のどこでも……」制裁を加える準備ができているとしたうえで、さらに付け加えて「……事実そうしたのです……」と空気散弾銃を使用した何らかの事件を文鮮明の命令で実施したと白状している。犯行動機は朝日新聞本社に届いた脅迫文にもある通り「統一教会の悪口をいう奴は皆殺しだ」であるし、犯行凶器と同様の空気散弾銃を10万丁も所持している団体は統一教会以外に無い。
 凶器に関しては、犯行では2発の散弾が発射されているので「鋭和B3」は単発であることが一致しないと思われるかもしれないが、この点も統一教会は抜かりがない。統一教会傘下には「株式会社セイロジャパン」というNC専門会社をもち、社員には中畔芳治(なかあぜ よしじ)という銃に関する特許を統一教会名義で申請したことがあるという専門家がいた。そのため単発の「鋭和B3」を2丁配置して連発にする位の改造は朝飯前なのだ。
このようにことから、朝日新聞阪神支局襲撃事件は統一教会の計画的犯行と考える以外に他に方法はあるのだろうか。
 警察は、事件の全容を掴んでいた。しかし「上からの命令で中止となった」とされている。警察も行政機関であることから一連の朝日新聞襲撃事件のころの内閣総理大臣は誰かと云うと中曽根康弘なのである。その後の首相が竹下登である。つまり中曽根と竹下は事件の全容についいて警察から報告を受けていたはずである。しかし事件は迷宮入りしている。つまりこの二人が捜査の中止を指示したという以外に考えようがない。
統一教会と中曽根及び竹下の関係を考える場合に、参考になる脅迫事件がある。昭和63(1988)年3月11日の消印で、群馬県の中曽根康弘前首相の事務所と、島根県の竹下登首相の実家に脅迫状が郵送された。中曾根への脅迫状には「靖国参拝や教科書問題で日本民族を裏切った。英霊はみんな貴殿をのろっている」「今日また朝日を処罰した。つぎは貴殿のばんだ」と書かれていた。また、竹下には「貴殿が八月に靖国参拝をしなかったら わが隊の処刑リストに名前をのせる」という内容であった。これは警察が一段と統一教会を追い詰めていて、その焦りから中曽根と竹下に警告を発したとみるべきであろう。
結果から言うと、この二人は、その後、捜査を中止するように指示したと考えるのが妥当である。つまり脅しに負けたか可能性が高い。それだけ文鮮明は中曽根の秘密を握っていたということであろう。「御言選集」には中曽根に関する記載があるという。今後の解析が待たれるところである。
以上(寄稿:近藤雄三)





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 英国大使館別荘記念公園~イ... | トップ | 統一教会と「日韓トンネル推... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小日向白朗学会 情報」カテゴリの最新記事