皆が何に困っているのか どうすれば喜ぶのか
想像力を働かせる中に信仰の輝きもある
心豊かな誠実な人たれ!
〈名字の言〉 2019年10月11日
江戸時代、高鍋藩(宮崎県)を大きく発展させたことから「中興の名君」
とたたえられる秋月種茂。本年は没後200年となる▼数え年で18歳の
時に藩主となった種茂は、当時の欧州諸国に先駆けて、子だくさんの農民
たちを救済する制度を創設。3人目の子どもから、各家庭に米2合または
麦3合を支給した。また大阪から知識と経験の豊富な助産師を招くなど、
庶民の生活環境の改善を図った▼さらに36歳の時には藩政改革の重要な事業
として藩校「明倫堂」を創立。種茂は、その創立精神を記した『明倫堂記』に
「治道ハ賢才ヲ得ルヲ以テ本トナス」とつづった。藩校には農民も入学が許
されたという。“国づくりは人づくり”が種茂の信念だった(安田尚義著『高鍋
藩史話』みやざき21世紀文庫)▼「学会は、人材をもって城となす」。
65年前、戸田先生は若き日の池田先生と共に訪れた青葉城址で語った。
さらに恩師は「そのために必要なことは、皆が人材であるという確信だ」と。
この言葉を胸に一人また一人と心を結び、励まし抜いた池田先生によって、
世界広布の大道は開かれた▼明年のテーマが「前進・人材の年」と発表された。
師の大闘争に続き「私自身」が前進したい。わが地域の宝の友を“一人ももれ
なく人材に”との情熱で。(誼)
〈寸鉄〉 2019年10月11日
台風19号近づく。事前の備えを綿密に。無冠の友も絶対無理せず安全優先
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中継行事の役員の皆様に感謝。広布前進を支える気高き陰徳に陽報は厳然
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「一流は皆、迅速だ」恩師同志への激励は電光石火で。誠実は速度に表れる
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「知識は幸福にあらず」詩人。青年よ溢れる情報を生かす確かな哲理学べ
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公明が今秋で連立20年。生活者目線の政治を実現小さな声聴く力更に磨け