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赤ちゃんポスト

2007年02月27日 19時01分00秒 | エトセトラ
 ヤフーニュースで読んだ記事です。
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【<赤ちゃんポスト>昨年末新設、男児を初保護 ローマの病院】(2月27日 毎日新聞)
 ローマ東郊の総合病院が昨年12月に新設した「赤ちゃんポスト」に24日、男児が預けられ、1人目として保護された。26日付イタリア各紙が報じた。
 男児は生後3~4カ月のイタリア人とみられ、24日夜、病院に隣接するプレハブ棟のベッドに置かれた。センサー式の警報が鳴ったため、医師らが駆け付けて保護した。

 同病院では育児が困難な若い母親を助け、赤ちゃんを受け入れようと、実験的に「ポスト」を設置。入り口には「捨てないで。私たちに預けて」と記されている。
 イタリアでは12世紀末から19世紀にかけて教会などが捨てられた赤ちゃんを預かる制度があった。現在、赤ちゃんがゴミ箱などに捨てられる事件が時折起き、社会問題となっている。ANS通信によると、同国では最近、少なくとも8カ所で「赤ちゃんポストが設置されたという。

 同病院は男児を「ステファノ」と名付け、養子に出すことを検討している。医師はイタリア紙に「もし母親が赤ちゃんを取り戻したいのなら、経済的、心理的に支援したい」と話している。

 トゥルコ保健相とビンディ家族問題相は今回の保護を「見習うべき成功例」と評価、産婦人科のある全国の病院で「ポスト」を導入すべきだと提案している。

◇設置申請が問題化 熊本
 日本国内では、熊本市の慈恵病院が育児のできない親から新生児を預かる「赤ちゃんポスト」を設置するため、施設変更許可を市に申請して問題化している。
 熊本市の幸山政史市長と厚生労働省が22日是非を協議した際、厚労省側は「法的に問題はない」との見解を示した。
 しかし、安倍晋三首相は23日「子どもを産むからには親として責任を持って産むことが大切」と強調。「匿名で子どもを置いていけるものを作るのがいいのか」と懸念を表明している。
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 記事の下欄に、[意識調査]があったのでクリックしてみると、
『熊本市の病院が、事情があって親が育てられない新生児を受け入れる「赤ちゃんポスト」の設置を計画。あなたは「赤ちゃんポスト」の設置、どう思う?』とありました。

 私の答えは、赤ちゃんポストの設置に「賛成」です。

 ヤフーの意識調査の結果をみると、
〔投票総数〕16,074票
〔賛成〕 60% 9,587票
〔反対〕 41% 6,487票
(実施期間:2006年11月9日~2006年11月15日)とありました。

 この問題については、私は「多数派」だと思って喜んだのですが、これはあくまでインターネット利用者を対象にした調査にすぎないことに気がつきました。ですから、回答者の年代層は安倍首相のような50代よりは、20代、30代のほうが多いと思います。
 私の推測にすぎませんが、年齢層の若いほど賛成票が多くて、年代が高くなるほど反対派が増えてくるのではないかと思います。世論調査機関が統計学の手法にのっとって電話アンケートあるいは街頭調査を行ったら、賛成・反対の差はもっと縮まっていたのではないかと想像します。

 私の年齢の近い安倍首相と意見が一致しなかったのは残念です。
 安倍さんは「子どもを産むからには親として責任を持って産むことが大切」とおっしゃってるそうですが、そんな精神論で問題が解決するなら政治家なんかいらないと文句の一つも言いたくなります。

 お年寄りの大好きな大日本帝国の参謀本部か海軍だったかには、「悲観的に準備をして、楽観的に対処せよ」という教えがあったそうです。「セーフティネット」の一つとして、「赤ちゃんポスト」はあったほうが良いと思います。

【参考】
Yahoo!辞書-赤ちゃんポスト

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