さちよ

さちよ

   おっきなケヤキの上で。

2010年03月18日 | Weblog
    
   庭やさんが「ん~」と考えながら、少しずつ丁寧に枝を払っているところ。
   こちらのお宅では、庭に植えた『ケヤキ』が大変大きくなってしまったので
   この辺でメンテナンスをしましょう、とアドバイスさせていただきました。
   ご主人さまが、それはそれはかわいがってきたケヤキ。大事に大事に剪定します。
   
   払った枝を見てみると、おやおや「虫」が入ってしまっていたようで、穴が空いて
   います。その他にも枯れた枝が何本かあり、強風の時に折れたら大変だったねと
   お話をしました。そして、かなり太い根がアプローチのタイルを持ち上げてしまって
   いたので、その根も整理することに。すると、太い根が配水管に絡んで、管を変形
   させていたのを発見。あ~良かった。手遅れになる前で。
   
   今日は、かなりこの『ケヤキ』さんがびっくりしてしまったと思うので、大事に
   幹を巻いて養生しています。その様子を見てご主人さまが、「なんだかお医者さん
   に診てもらったみたいだね」とおっしゃいました。本当にその通り。
   枯れた枝や虫が入ってしまった枝、そして窮屈だった枝や根を整理したので、
   これからまた元気に成長してくれることでしょう。

   屋根まで登ったシロアリ。

2010年03月13日 | Weblog
   先日『耐震診断』のためにお伺いしたお宅。毎回診断をするために、床下や天井裏、
   屋根裏を見せていただくのですが、その時に発見した、シロアリ被害。診断のため
   この木に乗ると「ミシッ」と嫌な音がして驚きました。
   
   木の目に沿って、なにやら木の粉のようなものが。。。
   しろありは、あまり外へ粉を出さないので、当初『?』だったのですが
   専門家に後日確認してもらうと、シロアリでした。専門家も「ちょっと珍しい
   ですね」ということ。この食害された木は
   
   この『梁(はり)』と呼ばれる部材です。屋根と建物を支える、大切な役割を担って
   います。なので、これは大変というわけで取替えなければならなくなってしまい
   ました。ちなみにこのシロアリは、ヤマトシロアリという種類でした。
        ■   ■   ■   ■   ■   ■
   さて今、他のお宅ではエクステリアのご提案をしています。
   
   こんな感じで完成後のイメージをカラーパースでご提案。3DのCADを2種類、その他
   フォトショップ、イラストレーター駆使して作っています。思い通りに操れるよう
   になるまで大変でしたが、今では強力な助っ人です。お客様にも、実際にほぼ近い
   イメージをお伝えできるのでご好評いただいています。
   今回は、こんな夜景もご提案。
   
   

   食洗機の中に残されたもの。

2010年03月11日 | Weblog
   10年ほど前に新築をさせていただいたお客様から、『食洗機を開けてみたら、
   なんだかわからない金属のプレートが出てきたの~』とご連絡を受けました。
     
   この中から出てきたものは・・・
   
   これ。お客さまも、「こんなの入れた覚えないのよ~」ということ。
   そうですよねぇ。 これ実は
   
   食洗機の下にある、お水が出てくるプロペラの裏に貼ってあったプレートでした!
   まさかこんなところがはがれるとは。分解してみてわかりました。
   私は、初めてこのような事例に遭遇したのですが、メーカーに問い合わせてみると
   プロペラは消耗品で、時々このようなことが起こるのだということでした。
   ん~でも初めてだ~。ただ、使い方に問題があるわけでもなく、あくまで部品の
   寿命だそう。プロペラ本体をそっくり取替えました。

   さてさて、最近耐震診断をしたお宅で、シロアリの被害を発見しました。
   これも私は始めての事例。なんと屋根を支えている『梁』を食害していたのです。
   こちらのお宅は『梁』を取り替えることに。大変そうだ~。
   次回は、このレポートをお届けします。

   太陽光発電の問題点

2010年03月08日 | Weblog
      
  今や、急速な勢いで普及している『太陽光発電』。でも、私達は懸念していることが
  あり、なかなか太陽光発電の設置をお客様に強く進められない状況にいます。
  特にリフォーム。
  現在、消費生活センターには太陽光発電の相談件数が激増しています。
      ①雨漏りがするようになった。
      ②地震の時に大丈夫か?
      ③言われた発電量が出ていない。 
  ①の場合、リフォームだと後付けになり、屋根に穴を開けて架台を設置し、それに
  発電パネルを載せます。穴を開ける際、建築の知識がない施工者が施工すれば、
  雨漏りするに決まっています。訪問販売などで売っていく業者は、パネルの設置に
  関する知識はあっても、建物に関する知識はない場合が多いのが現状です。屋根は
  建物の耐久性に大きく関わる部位。それにいい加減な施工をされたらたまりません。

  ②も非常に問題があります。パネルを設置したいのは南側の屋根。ですが、日本の
  建物は、南側に大きな開口部を多くとっています。これほど『耐震』『耐震』と言わ
  れている現状で、500kgもあるパネルを片側の屋根だけに載せたら・・・。
  
  ③は、きちんと発電効率をお客様に説明していない場合が多いです。3KWのパネルを
  載せても、3KWも発電しません。器具そのものの変換効率もありますが、それ以外にも
  取り付け角度、方位、配線の素材、配線距離、その地域の電圧により、発電量は変わ
  ります。それらすべてにこだわって、最大の発電量を生み出すのが私達の仕事。
  ただ取り付ければ良いというものではありません。そして、パネルには3種類ありま
  す。発電効率が良いけど高価なもの、効率が低いけど安価なもの、効率は低いけど
  条件が悪くても発電するもの。そのお宅によって、すべて選ぶパネルは違って当然
  なのです。

  そのほか、パネル自体の寿命は30年~40年といわれますが、架台式の場合はその
  架台が先に寿命がきます。10年後に架台の取替えって、皆さんできますか?

  以上のことを考え、イシヤマでは安易にパネルを取り付けるのはやめようと思って
  います。太陽光発電だけでなく、建物全体のことを考え、リフォームであれば
  屋根を葺き替えて『屋根材一体型』のご提案もしたいと思っています。そして
  イシヤマの得意とする耐震診断、耐震工事も含め、トータルに建物を考えます。

  『太陽光発電』を設置して、何年で元が取れるか?これも大事ですが、おおもとの
  建物を抜きに考えてしまっては、大変なことになると思っています。
 
  
  今日は別々のお客様から、取れたてのおネギをたっくさん戴きました!
  この10倍はあるので、職人みなで分け合っていただきました。ご馳走様です!
  田舎ってステキ。

  勉強、勉強

2010年03月06日 | Weblog
  今日はあいにくの雨ですね。昨日はとっても暖かかったのに~。
  そんな昨日は、勉強のため東京へ行っておりました。
  
  昨年、照明設計・照明計画の勉強をするために「ライティングコーディネーター」
  という資格を取りました。それまでずっと曖昧で感覚に頼っていた自分の提案を、
  より確かなものにしたかったためです。そして、ライティングコーディネーター向け
  の講習が東京であったので、参加してきました。
  照明の分野で日本のみならず、世界で活躍されている有名な女性の方が講師として
  お話をしてくださったのですが、興味深い話がたくさん聞けました。

  ライティングコーディネーターとは、ただ豪華な器具をつけるのが仕事じゃない。
  明るくするだけが脳じゃない。どうやって効果的な『闇』を作るか。ライトアップ
  された五重塔より、夕日をバックにシルエットとなった五重塔の方がきれいな場合
  もありますよね。闇がなければ光も効果なし。そして、光の役目として大事なことは
  安全・防犯。さらに、いかに省エネにするか。

  そのほか、光源が人間に与える心理的作用、肉体的効果。良いことばかりでなく、
  心理的ダメージ、肉体的ダメージも勉強しました。人間が目から得る情報というのは
  私達の体に、無意識の中で働きかけます。気づかないけど、これが大事なんですね。
  私達は知らず知らずのうちに、光に誘導されています。

  そして光と色というのは、密接に関係しています。というか、光がなければ色もない
  のですが。私達は、物体に反射した光を色として見ています。随分前に勉強をした
  
  こちらの知識が、非常に役立っています。色と光は、私達の生活にいろいろな影響
  を与えているのです。

  そして、今日は『太陽光発電』の勉強にも行ってきました。この手の勉強は、もう
  何度もしていますが、どんどん新しい技術が出てきたり、いろいろなメーカーが
  様々な技術を駆使して商品開発をしています。それらに遅れをとらないように勉強!
  イシヤマの強みは、『耐震診断、耐震工事をしているからこそ出来る太陽光発電の
  計画・施工』というところかな。これはまた詳しくお話します。