先日、降りしきる雨のなか島田へ出向き、
『木造住宅引き倒し耐震実験』に参加してきました。
以前、磐田市でも取り壊す予定の市営住宅を使用して、応急危険度判定士の判定訓練や倒壊の実験をしたことがありますが、今回は、大学の研究チームの参加してのことだったので、実際のデータがはじき出される貴重な実験。
使用されたのは、昭和30年代の住宅。↓補強なし。
↓補強あり。実験のため、補強部分は露出させています。
↓両者とも、最終的にはこのような倒壊に。
これらを実際に目の前で見て、まず思ったのが、予想をはるかに超えて耐震補強が有効だったということ。
補強なしの住宅は、今回の場合、最大で3.3トンまで持ちこたえたものの、補強した住宅は、約3倍の9.7トンまで持ちこたえました。しかも両者の倒壊までの時間は非常に差があり、この倒壊までの時間が明暗を分けてしまうんだ・・・と、目の前で起こった出来事に背筋がゾッとしました。