お庭の牡丹が満開になりました!すごく迫力があります。
今日、いまイシヤマで耐震工事をさせていただいているお宅の
ご主人様に、過去に起きた地震のお話を伺いました。
ご自身が体験されたのは、昭和19年の「昭和東南海地震」。
この地域では震度6弱くらいだったと言われています。
瓦屋根の家と、基礎の無い束石だけの古い家はほとんど倒壊した
ようで、トタン屋根で新しい家は倒壊しなかったそうです。
その頃の津波の記憶はないそうです。被害がなかったということ
でしょうか。そしてご主人様のおじい様が体験されたのが
「安政東海地震」。この地域は震度7くらいと言われています。
その頃の海の堤防は今より低かったため、津波は堤防を乗り越えて
海沿いの集落まできたそうですが、それで建物が流されたりということは
なく、畑に海水が溜まって、しばらく抜けなかったそうです。
そこに投網を打って、魚を捕まえたというお話も。
気象庁では、東海地震のときの津波をこんな風に想定しています。
イシヤマのあるあたりは、緑の2~3m。
静岡県地震防災センターでは、推定津波浸水域を
少し見にくいですが、こんな風に想定。これは福田の太田川河口付近。
黄色が0~0.5m、赤が2m以上で、ほとんど砂浜や河川敷が
浸水域となっており、水色の部分は水門がなかった場合の浸水域です。
ちなみに、ご主人様のおじい様が体験された「安政東海地震」の際の
推定浸水域が、こちら。
左手は天竜川で、右手が太田川。
イシヤマはまるっきり浸水しています。ただ浸水深さがわからない
のが残念。