さちよ

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  おかめさんの功績とは。

2010年04月08日 | Weblog
  今日は少し寒いくらいでしたが、気持ちよく晴れました。
  
  現場でも気持ちの良い光が降り注ぎます。
  
  さて、前回の記事の続きです。おかめさんの夫が建てた「大報恩寺」。
  1227年に建立され今でも当時の姿を残しています。今から783年前!!
  本堂の柱には、応仁の乱の刀傷や槍の跡が生々しく残っています。
  
  これが断面図なのですが、赤い○の部分が、ズバリおかめさんの功績。
  
  
  今では、良く見る建築様式ですが、これが「斗栱(ときょう)」というものです。
  おかめさんは、柱を短く切ったのなら装飾のように木を組んで重ねたらどう?と
  言ったわけなんです。そこで棟梁はすべての柱を短く切って、木組みを施しました。
  
  おかめさんが亡くなった後、棟梁の夫はおかめさんを手厚く葬り、それ以来おかめさん
  は「内助の功」の象徴として後世の女性たちに慕われるようになったということです。
  「大報恩寺」の境内には、おかめさんの銅像が大切に奉られています。
  私もそんな奥さんになりたいな。