二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

試奏用の西野二胡、送り出しました。

2010-11-27 22:50:28 | ■工房便り 総合 
全部で、8台です。

明日、光舜堂に取りに見える方が、お二人。

海を越える方もお一人いらっしゃいますが、明日5時までには届くとのこと、

本州の方は、明日午前中には届きます。

無事で届きますように。

一つ、お願いです、これは私のミスで、どの二胡か分からないのですが。

慌てていケースに入れてしまいました。

(仕上げに、皮と、木にワックスがけして有ります。

いぼた蝋を原料にした、仕上げ用のワックスです。

普通は、ワックスを塗ってから乾かし、

乾いた後、乾いた布地で、拭きこむのです。)

吹き込み忘れたのが、1台あります。

ごめんなさい、皮の部分だけですが、乾いた布で吹きこんで下さい。

多分シャム柿のはずです。

多少、黒くなるはずですので、服装など、気おつけて下さい。

こんなにたくさん、仕上げるのは初めてでした。

いいわけにはなりませんが、

完全に睡眠不足もあります。年もあります。

今回のお申し込みの、お一方だけ、

先生が弾いてみた上で、許可がないと、

他の生徒さんに弾いていただけないとのことでした。

とりあえず、それが先生のご都合で、23日だけとのことでしたので、

取り置いておいた、シャム柿慌てて仕上げて、送りました。


結果は、駄目でした。

何故だめかはっきりとは伝わってきませんが、

先生のお気に召さなかったのでしょう。

楽器は好みがありますからね。

しかし解らないのは、

何故許可がないと他の生徒に弾かせてはいけないのでしょう??

生徒たち全部の楽器の管理をしているのですかね?

また解らないのは、何故だめだったのでしょう??

その楽器は、ジョージガオさんと開発した、二胡の2番目で、

最高音が多少出にくいというのはありましたが、、、、多少です。

プロの演奏家が、使うレベルに限りなく近いとは思うのですが、

なぜ、駄目だったのかをちゃんと教えてもらえると、とてもありがたいのですが。

その間、ジブリのメンテナンスなど、

そんなこんなで時間読みを間違えたのです。

やっと、8台送り出しました。

ここでもう一つ、ごめんなさい。

気が付いたら、いつも使っている弦が、無い。!!

慌てて、知り合いの、楽器屋さんに飛んで、6台分は確保しました。

しかし、これが、合わないのです。

やわらかくて良い弦なのですが。

しばらく、みなさんには、沢山弾きこんでいただくしかないと思います。

今、弦を新しく取り寄せましたので。

到着しだい、皆さんに送ります。

私のお気に入りの弦ですので、

もしよければ、それは使ってみて下さい。(返却不要)

それと、駒、

楠の枝を細工した、荒削りなものですが、良く鳴ります。

もし、皆さんの、ご自分の二胡につけて、相性が良ければ、それも返却不要です。

使ってみて下さい。

(駒作りさんの方が綺麗で音も良くですのですが)、

1台1台に合わせて、削っていますから、私のは荒いのです。

が、鳴るとは思いますので、

以上お手数を掛けますが、沢山弾きこんでやって下さい。


そんなに、いろんな人に弾きこませたら、売り物にならないじゃないか。

光舜堂はそんな中古品を売るのか、、、、と言うご批判があるかもしれませんね、

ご心配なく、

これら試奏で使ったものは、今後、レンタルの商品として、皆さんに、貸し出しをいたします。

発表会や、ライブ、或いはちょっと、他の二胡に浮気してみたい方、

或いは、シャム柿屋、コウキなど、

また、ブラジリアンローズのショージガオモデル、等、珍しい楽器弾いてみたいが、

光舜堂は、日曜きりやっていないし、遠いし、など、等。


レンタルの商品として、活用して下さい。

また中には、気に入られた方がいらっしゃれば、

お気に入りの皮選んでいただいて、張り替えて、

購入していただくことも出来ます。

木の方は痛まないどころか、よりよく鳴っているでしょうから。

では、

試奏用の二胡達、


伏姫、八房、信乃、大角、荘介、毛野、小文吾、道節、現八、親兵衛。

元気で、

可愛がってもらってね。


西野和宏
Comments (13)    この記事についてブログを書く
« 二胡の救急箱(自分でできる... | TOP | 50年前の二胡 »
最新の画像もっと見る

13 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しゃおちん)
2010-11-27 23:30:11
8台とも可愛がってもらえるといいですね。

上手な方に弾き込んでいただいた二胡は新品と同じ値段だしてでも欲しいですね。
エイジングするまでの時間が大変です。


返信する
八犬伝ですね (Jimmy)
2010-11-28 09:33:21
ネーミングが八犬伝のようですね。
全国に散らばって、また帰ってくるって感じ。

いいですね。

それにしても、その許可をいただけなかった先生のことは残念ですね。
いろいろなお考えがあってのことだとは思いますが、弾いてみること自体には寛大なお心を持っていただきたいものです。
返信する
これから (すう)
2010-11-28 12:20:17
我が家にホームステイする胡を迎えに参ります
返信する
八犬伝とは (ぷーろん)
2010-11-28 14:35:55
八台でよかったですね。もしかしたら、最初からお考えだったのかもですが。(笑)

たくさんの方に弾いてもらって…驚いてもらって、意見いただいて、また進化するかもしれませんね。ワクワクしますな。

返信する
そうですね (nishino)
2010-11-28 20:29:53
私自身まだ途上でと思いたいですし、まだまだこれから、と思っています、

いろいろな事情で、今一段落とは考えていますが、

まだもっとと言う良くが有ります。

ですから、ほめていた機体と言うことではなく、

みなさんの、ホントにたくさんの意見聞けたら、

もっと、と思っています、

どうせ二胡作りやるなら、

人生の最後にかけて、とことん、、、
返信する
届きました! (鏡ねこ)
2010-11-28 20:42:15
今日午前中届きました(*^m^*)
ありがとうございます♪
楽しみにしてました
これからいっぱい弾きます(=^o^=)


ところで私のとこにきたのは
なんの木でしょう?


そしてお名前・・

伏姫、八房、信乃、大角、荘介、毛野、小文吾、道節、現八、親兵衛

のどれでしょう(笑)



返信する
鏡ねこさんへ&読者の皆様へ (ほぉ)
2010-11-28 21:28:07
!!
鏡ねこさんちには荘助さんが行ったはずなんですが、
プレート、付いてなかったですか?!
行った胡の素材は、ウワサのシャム柿ですよ。可愛がってくださいね。


それにしても、8台、と言いつつ、名前が10。。。
今回、八房はお留守番です(番犬ですから???)
日本中へ飛び立った胡は全部で9台。
訳有って、比較リサーチをお願いしたくて2台預かっていただいた二胡友のお宅があります。
関西地方の方、
お近くで毛野と小文吾を見かけたら、
是非、弾いてみて、ご感想お寄せ下さい。
返信する
しゃおちんさん (nishino)
2010-11-28 21:52:03
そうですね、エイジングと言うのですね、

私なんかもそう思います、

楽器に関しては中古と言うのは、かなりの安物別にすれば、

人の手が育てたという感じはありますから、

相性が一番でしょう。
返信する
ぷーろんさん (西野)
2010-11-28 21:54:37
その通り、最初から、

八犬伝だったのです、

全国に散ってほしかったからです。

流石のほぉさんだったのですよ。
返信する
毛野と小文吾 (るつ)
2010-11-28 22:29:45
はい、お預かりさせていただいています。

できるだけたくさんの方に弾いていただきたいと思っています。
今日の数時間だけでも、どんどん音色が変わっています。
もっともっと弾いて~と二胡たちから言われている気がします(^-^)
うれしい大変さです♪
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ■工房便り 総合