４月２８日（日） 『 ＃ヤバイ弓 』 の発売日 １１：００～１７：００

二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
５月、ついに元号が変わりましたね！
光舜堂にとっても５月は節目の月で、５月９日で９周年を迎えます。
我々、新作弓製作でヘトヘトなので、もう特に開店の祝い事はしませんが、
９周年、九周年、きゅう周年。。。弓周年？！
今年から冗談ではなく、光舜堂は二胡屋ではなく弓屋になろうかと。
先月末に発売した新作の福音弓『麗風』と『音風』は、
おかげさまで通販取扱店では１日で完売となりました。
Niko Music Laboにおいては、「朝起きたら、既に完売してました！」と
孟さんもビックリ（笑）
真っ先にご購入下さった皆様、ありがとうございました。
この弓を手にする事で、演奏と音色が劇的に成長する、と実感していただける事を
心より願っております☆


今回の新作は、販売先各店の担当の皆様が驚愕されています。
今までただの竹の棒だった弓が、演奏をより良くする楽器の一部としての弓になったと
認めて下さっています。
そして、その手の込んだ造りに、各店ご担当者の誰もが「安い！」と。
自店では『音風』しか扱わない、アオイ楽器店のKさんも、
二胡姫の、Twitterでもお馴染みフーマさんも、
『音風』の弾きやすさに驚愕していらっしゃいましたが、
「『麗風』はそれ以上だよ」と店主はニヤリ。「音色が全然違うよ」
「ただし、本当にこの弓のポテンシャル全部で弾ける人は少ないよ」


先日はオブラートに包み書きましたが（この表現は死語だろうか？？？）
はっきり言ってしまうと、『麗風』をポテンシャル全部で弾ける人、というのは、
脱力が完全に出来て弾けている人、です。
この弓を弾いて下さっている有名人で言ったら、チェンミンさんとか桐子ちゃんですね。
彼女たちの演奏会やライブを是非聴きにいらしてください。
弓を目いっぱい使って二胡ならではの美しい音色を表現しています。
無駄な動きが一つもない弓さばきが実現しています。
新しい物が出た時に、特に本場じゃない物が出た時というのは、
時として人はなかなか受け入れがたく、場合によっては批判的にもなりますよね。
しかし『麗風』を、もしも貴方がこの弓でのびのびと自在に美しい音色で弾けない時は、
「チェンミンさんや桐子ちゃんの領域は凄いんだな、私もそこを目指して頑張ろう！」
と思っていただけると幸いです。


あとは、使いたいかどうかも購入の判断材料ですよね。
二胡を二胡として、シンプルな竹の棒の弓も含めて民族楽器として愛好し、
また、その楽器に技術を極めて活動していらっしゃったりしているのなら、
こんな、二胡としては破格の金額の弓はそもそも不必要でしょう。
仮に、『音風』と『麗風』に対して、「この弓は二胡本来の弓とは違うから駄目だ」
と言うご意見が出たとしたら、ある意味正解なんです。
ただの竹の棒だった従来品と違い、造りが全くシンプルじゃありませんから。


ただし本場含めて二胡という楽器の今後の全体の流れとして、
そのうち二胡弓はどこのメーカーでも『音風』と『麗風』の方向へと進化する、
と店主は考えています。
製作者である店主は、二胡という美しい音色を奏でる楽器の可能性を更に引き出したいと願い、
更に、演奏者である皆様が、弓にストレスを感じず、
より演奏に集中して自分自身の素晴らしいパフォーマンスを作り上げられるように、
と願ってこの弓を開発しましたが、事実、『麗風』を手にして以降の桐子ちゃんの演奏は、
一つステージが上がったかのように磨きがかかり、表現力はより豊かに、音色には深みが増し、
弓が変わったことを知らない観客の皆様からも更なる大絶賛を受けています。

なので、演奏家たちが認める質の良い物がいち早く欲しい方や、
また、弓のストレスから解放されて演奏を磨く事に専念したい方に向けて、
自信を持ってお勧めできる商品を作り出せたと自負しております。。。

尚、次回、通販各店での再発売は6月初旬を予定しております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。




ということで、日曜日のご報告そっちのけで長々と新作弓の宣伝をしましたが、
だって自信作なんですもん！（と、開き直るｗ）
やっと日曜日の話題に入りますと、
日曜日の光舜堂には、向上心ある方々が早速ご注文にお越しになりました。


まず朝一番にご予約のＡさんとＢさん。
（あ、最近の報告日記では、イニシャルではなく話題の登場順にＡさん、Ｂさん、、、とアルファベットの順番でお呼びしてますので、毎週ずっと同じ方がご来店なんじゃないですよ～）
このお２人は、店主をいつも信頼してくださって本当にありがたい方々です。
そして『麗風』を弾いて驚愕！「だけど弾けないっ！！」
お断りしておきますと、この方々は二胡歴長く、しかもＡさんはかなりのレベルです。
「うわ、凄いこの弓、なに？！」と即ご注文を決められましたが、問題は
既に使用中の福音弓を下取りするか否か（笑）

やーどうしよう！悩む、というか、本番で緊張したらまだ『麗風』でちゃんと弾ける自信無い！それに今までの福音弓も良い弓だからどうしよう。。。『麗風』は向上のための練習用にして、本番用には今までの使い慣れた福音弓を残しておきたい！けど。。。うぅ～～。。。

そんな事を言いながら悩んでいらっしゃる（謙虚ですよねぇ）ので、
我々はニヤニヤしながら「いーじゃないですか、本番までに弾けるように頑張れば♪」
と言いましたが、Ａさんは「ええぇっ？！無理っ！！」
いやいや、退路を断った方が頑張れますよ？と誘惑しましたが、
結局ＡさんもＢさんも下取り無し（笑）
今のところ、下取りすると言った人、まだ誰もいませんねぇ。
ちなみにＢさんは、本当は買うつもりなかったと思うのですが、弾いちゃったら
ヤバイ弓と気づいてしまったのですね（笑）
Ｂさんからは、見た目のカッコ良さについてもひときわ大絶賛いただきまして、
センスが良くって美意識高いＢさんに褒められると嬉しいなぁ。
ところで、この「ヤバイ弓」というフレーズ、弾いた皆さんが口にしますから、
「＃ヤバイ弓」とかハッシュタグ付けて出そうかな、
って、ウチはインスタグラムもツイッターもやっていないんだった（笑）


この日は他にも、多数のご注文いただきましてありがとうございました。
通販でご検討中の方々への判断材料として、
光舜堂での試奏した方々は、まず『麗風』を選びますね。
或る『音風』ご注文のお客様曰く、
「自分には弾けなかったけれど『麗風』の方がはるかに凄いのはこの私でも直ぐ判る！」
だそうです。
でも、先出のＡさんのご意見も通販でのお買い物時の参考にして下さいね。
いろんな意味で「＃ヤバイ弓」ですから。

また、入手不確実の通販よりも待っても確実な光舜堂、という方々は、
「先にメールで注文・約3か月後に受け取り訪店予定」というパターンで
続々とメール注文を下さっております。
試奏無しでのご注文なわけですから、そのご信頼に感謝いたします。
明日の５日はご予約無くても試奏が出来るようにしてありますので、
ご興味ある方はお越しくださいね。


平成にご来店くださいました皆様、ありがとうございました！