二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

ブログのご紹介 ☆ 『「音風」、試してみた。』

2019-05-08 18:22:12 | ●弓: 福音弓
二胡教室 胡夢 主催の村松先生のブログをご紹介します。
『音風』をアオイ楽器さんで試奏して下さったご感想です。
ご本人のご快諾をいただきましたので、全文を掲載させていただきますね。
元は、画像を添えての記事なので、リンクを貼っておきます。
良かったら胡夢さんのHPを訪ねてみてください。

https://erhu-comu-hamamatsu.jimdofree.com/2019/05/07/音風-試してみた/?fbclid=IwAR3988zMR-FjTjuaskLaRWED8yYvRdHz38CLzG2aVbYvDC4OeJV8O83QbUw


「音風」、試してみた。

令和一発目です。

光舜堂さんの「音風」がアオイ楽器店さんに届いた、
と言う事で、早速お試しに行ってきました。

普段は、上海紫檀ちゃんには「古月琴坊ERB-160」、
龍頭黒檀の北京君(名前は秋榮)には
「同・ERB-100UB」の二本を使っています。
どちらも北京式で、重さは100UBが50g、160が55g。
竹は8mmぐらいで固めです。

(写真左がERB-100UB、右が「音風」さん。)

さてさて........
「音風」、ヤバイですw
ワンランク上の「麗風」を試したキリコちゃんが、
「電動アシスト自転車みたい!」と興奮気味に評していたが、
「音風」はさしづめ、「電動自転車」ですかね。力要りません。
何もぜず、弓を動かしたら、まぁ弦の響く事ったら!(◎_◎;)
北京君本来の力強さと豊潤な音色を取り戻した感じでした。

音の粒立ちが良いです。快弓でも、一音一音がシャキッとしてくれます。
長弓では、ストレスなく気持ちよく音が伸びていきます。
凄く上達した気分になります(笑)

「ヤバい」と表現したのは、この弓を使い出したら、他が使えなくなるからです。

弓選びは、凄く悩みますよね。

ある程度になったら(無論、最初からでも)、絶対良い弓を使われる事をお勧めします。
値段もピンキリですからね、もちろん悩みますよ。
でもね、弓で出した音が「自分の声の代わり」だと考えてみたら、どうでしょう?
私の声は、低くて音域が狭いです。歌は得意じゃない。
でも、二胡だと常日頃は恥ずかしいと思うような表現もできる。綺麗な高音も出せる。
それは、弓があっての事。そう思い至ったとき、値段は気にするのを辞めました。
(上記のERB-160は18000円(税抜)、100UBは12000円(税抜)です。)


「音風」が気になった方、是非是非、ご自身の二胡を持って、
ご自分の手で、試してみてください。試すだけでも違いますよ。




村松先生、大絶賛していただき ありがとうございます。

『音風』と『麗風』は、二胡の弓の中では破格の高額商品です。
人によっては、この価格は二胡の弓としてありえない、
と考えられるかもしれません。

すみません、オソロシク手がかかっているのです。
1日に1本、出来ません。
そもそも量産物と、一品一品手作りしている物とでは比べようがありません。

材料も厳選しています。
仕入れた竹の、三分の一くらいの量しか完成形になりません。

毛を張って完成形になった後で、製作者は更に手を入れ、商品になるに値する物を厳選します。
商品としてお客様へお届け出来るレベルになるまでには、毛を張って終わり、ではないのです。

こんな作り方ですので、すみません、今の値段でさえ長くは継続できません。
今は、『音風』と『麗風』という弓を皆さんに広めたいのでこの価格に押さえています。

不必要な人には、ただただ高いと思うだけの弓だと思います。
しかし、この弓を使う事で得られる事、また、この弓がもたらす諸々を、
必要だと思う方には、値上げ後の価格でさえも決して高くは無いはずの弓です。

『音風』『麗風』を必要だと思って既にご注文下さった方々のお手元に、
一日も早くお届け出来るよう、今日も頑張って作ります。
現在、受注残が90本くらいです。
3カ月以上はお待ちくださいませ。。。
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