
これはもう9年前の申年のお正月に皆さんにご祝儀でお配りしていたものです。
これ!ほぉさんの力作です。
この松脂があったからこそ、今の光舜松脂ができあがたのです。
詳しくは書けませんが、他の松脂屋さんではやっていない工程なのです。
ほぉさんが、彼女なりに研究して、二胡のお客様になるべく良い品をと作りだしていたのです。
暮の年越しから元旦にかけて、「何もそこまでやらなくとも!!」と私なんかhは、言っていたのですが、、、、
それが結局、天然熟成の松脂の基になったのですね。
ですから、さしょに弦堂さんから天然熟成の松脂を見せられ、それを精製して形にして、始めて弾いた時に、これなら作れそうと思えたのも、このほぉさんの松脂で弾いたことがあったからでしょうね。
毎年毎年、お正月にはほぉさんが皆さんにその年の干支をかたちにして配っていたのです。
その干支は子の年で、ほぉさんの入院と共に、そしてコロナと共に無くなってしまいました。
でも、その材料はほぉさんが少しだけですが残してくれていたのです。
それを基に最初の光舜松脂0ゼロができあがりました。
感謝しかありません。
今回たまたまお客様に見せていただいて、大変感慨深いものがあります。
ほぉさんは二胡神様の元へ帰ってしまいましたが、あとに光舜松脂という全く世界中の擦弦楽器奏者が考えもしなかった素晴らしい松脂を残してくれたのです。
と、私には思えるのです。
松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ