コンマ1ミリ違うからと言って、二胡の演奏で何が変わるのかという事です。
決定的なのは、弦の調整でしょう。
木軸の直径というのは、殆どの二胡が10ミリ、(以後寸法はミリ単位になります)です。
円周は、直径×3.14ですから、1回転で31.4ミリですね。
音をを1音あげるのにどのくらい回すのかというと、内弦をDに合わせておいたとすると、
それを、Eに上げようとすると、約演習で2ミリ前後回すと1音上がります。
コンマ1ミリで20分の1音違ってしまう事になります。
これが外弦のAを、Bに上げようとするときには、1.8ミリぐらい回す事になります。
皆さんがデジタルの調弦器で、音を合わせようとすると、多分最終的に音がぴったり合わせる為に木軸を回す、距離というのは、コンマ1ミリ以下かもしれないのです。
これはなかなかに合わない訳です。
ですから、微調整器つけておられる方も多くあります。プロでもこれは使う人も多いです。
バイオリンなどは、殆どの楽器に、特に最高音のE線にはつけてあります。
これは螺子一回転で、0.5ミリくらいです。(ネジの太さや種類によっては多少の違いはあります)音の最終の調整の時には、0.05位の調整なのです。
良く二胡にはこのバイオリンの微調整器の小さめのものが付いています。
そして楽器としての二胡で、このコンマ1のところでひどい影響のあるのが、内弦の第4ポジション以上の音でしょう。
特に内弦は苦労されている方が多いと思います。
これは当然なのです。
弦は細くて長ければよく振動します。
同じ太さでも、短くなれば振動が小さくなります。
代5ポジションの小指の位置の振動などは、殆ど無いに等しいのでしょう。
ですから音も小さくなりますし、位置がそれこそこんま1ミリ移動したら音はもう、半音近く違ってしまいます。
これ、かなり楽器としての二胡にとっては重要な事なのです。
何がと言うと、千金の位置の問題です。
千斤の糸というのは本来ならば、楽器の性能として決まっているべきなのです。
千斤というのは、他の楽器で言えば、上駒と言われるものです。
空弦の時の弦の基本的な音の高さを決めるものですね。
この位置が高ければ、同じ音の高さでも弦の長さが長くなります。
ですから例え、一番下の、代5ポジションのところといえども、多少とも長くなるのです.
1ミリ違えば、半音違うところですから、コンマ1ミリでも長くなれば、より振動するのです。
ところで、内弦のこの第5ポジションというのは鳴らない楽器がとても多いと思います。
鳴らない楽器はホントに鳴りませんし、良く鳴る楽器はウルフ音の出易いところでもあります。
このウルフ音、良く弾き込んでいけば自然に解消することも多いのですが、一番良いのは、千金を上げる事です。
外弦より下に100ミリくらい(胴から380)に設定すると、大概の楽器は、このあたりのウルフ音も消えることも多く、また内弦も良く振動します。
でもこうすると、第一ポジションで、小指が届かないという方も多くいいらっしゃいます。
(演奏上の事は、先生に聴いて下さい。)
でも、皆さんがいつも千斤をつけている位置(胴から350ミリ)より30ミリぐらい高いのですが、小指の位置というのはそれほど変わっているわけではありません。
小指の位置は胴から380の時には、230、350の時には215なのです。
その差15ミリです。
この差は、ポジションが上がって行けばだんだん小さくなりますが、第五ポジションのところでは、3.5ミリくらいは長さに余裕ができます。
同じ音を出すにしても、3.5ミリは長く弦を使った音になる分弦の振動は大きくなります。
そうすると出にくかった高いポジションの音も出易くなるのです。
決定的なのは、弦の調整でしょう。
木軸の直径というのは、殆どの二胡が10ミリ、(以後寸法はミリ単位になります)です。
円周は、直径×3.14ですから、1回転で31.4ミリですね。
音をを1音あげるのにどのくらい回すのかというと、内弦をDに合わせておいたとすると、
それを、Eに上げようとすると、約演習で2ミリ前後回すと1音上がります。
コンマ1ミリで20分の1音違ってしまう事になります。
これが外弦のAを、Bに上げようとするときには、1.8ミリぐらい回す事になります。
皆さんがデジタルの調弦器で、音を合わせようとすると、多分最終的に音がぴったり合わせる為に木軸を回す、距離というのは、コンマ1ミリ以下かもしれないのです。
これはなかなかに合わない訳です。
ですから、微調整器つけておられる方も多くあります。プロでもこれは使う人も多いです。
バイオリンなどは、殆どの楽器に、特に最高音のE線にはつけてあります。
これは螺子一回転で、0.5ミリくらいです。(ネジの太さや種類によっては多少の違いはあります)音の最終の調整の時には、0.05位の調整なのです。
良く二胡にはこのバイオリンの微調整器の小さめのものが付いています。
そして楽器としての二胡で、このコンマ1のところでひどい影響のあるのが、内弦の第4ポジション以上の音でしょう。
特に内弦は苦労されている方が多いと思います。
これは当然なのです。
弦は細くて長ければよく振動します。
同じ太さでも、短くなれば振動が小さくなります。
代5ポジションの小指の位置の振動などは、殆ど無いに等しいのでしょう。
ですから音も小さくなりますし、位置がそれこそこんま1ミリ移動したら音はもう、半音近く違ってしまいます。
これ、かなり楽器としての二胡にとっては重要な事なのです。
何がと言うと、千金の位置の問題です。
千斤の糸というのは本来ならば、楽器の性能として決まっているべきなのです。
千斤というのは、他の楽器で言えば、上駒と言われるものです。
空弦の時の弦の基本的な音の高さを決めるものですね。
この位置が高ければ、同じ音の高さでも弦の長さが長くなります。
ですから例え、一番下の、代5ポジションのところといえども、多少とも長くなるのです.
1ミリ違えば、半音違うところですから、コンマ1ミリでも長くなれば、より振動するのです。
ところで、内弦のこの第5ポジションというのは鳴らない楽器がとても多いと思います。
鳴らない楽器はホントに鳴りませんし、良く鳴る楽器はウルフ音の出易いところでもあります。
このウルフ音、良く弾き込んでいけば自然に解消することも多いのですが、一番良いのは、千金を上げる事です。
外弦より下に100ミリくらい(胴から380)に設定すると、大概の楽器は、このあたりのウルフ音も消えることも多く、また内弦も良く振動します。
でもこうすると、第一ポジションで、小指が届かないという方も多くいいらっしゃいます。
(演奏上の事は、先生に聴いて下さい。)
でも、皆さんがいつも千斤をつけている位置(胴から350ミリ)より30ミリぐらい高いのですが、小指の位置というのはそれほど変わっているわけではありません。
小指の位置は胴から380の時には、230、350の時には215なのです。
その差15ミリです。
この差は、ポジションが上がって行けばだんだん小さくなりますが、第五ポジションのところでは、3.5ミリくらいは長さに余裕ができます。
同じ音を出すにしても、3.5ミリは長く弦を使った音になる分弦の振動は大きくなります。
そうすると出にくかった高いポジションの音も出易くなるのです。