二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

楽器屋さんに提案です!!

2017-09-30 10:43:35 | ■工房便り 総合 
二胡を弾いていて最近一番気になるのは、

弓です。

自分で弓を造っているせいか、、、

弓の良し悪しで、とんでもなく楽器の鳴り、音色、弾きやすさ

変わります。

ところが、今の弓は基本的に、天然素材です。

ですから今本国で作っている弓は、その竹の素材によって、金額が変わります。

しかしこれはもうどうしようもないな、というものまで、販売されています。

いくら安かろうと、もです。

最低限の弓の働きというのがなければ、

いくら初心者用などあるいは練習用など名前を付けても、問題でしょうし、

それこそ練習用からしておい弓でなければ、

そして初心者こそ良い弓が必要、これは当然ですよね。

確かにヴァイオリンの弓なども、

5万円くらいから3000万円くらいまであります。

しかし、最低限30万円くらいのものは、そこそこ弾きやすくできていますし。

なんとなく業界全体で、その金額の価値観というのが統一されているような気がします。

しかし、二胡の弓の中には、いくら名人作といわれていても、

これまずいでしょ、!!というものが平気で混ざっています。

見た目はとてもきれいです、まったくほかの弓と変わりません。

しかし誰も試して引いてみていないので、

販売されてお客様が弾くまで、その弓がどんなものか誰にも分からないのです。

少なくとも、ヴァイオリンの弓はある一定の金額以上の弓は試してから購入できます。

二胡の世界ではこれができないのです。

一つには毛が弱く、試し引きするためにまずは松脂を10分くらいかけて最初は塗らなければいけませんし。

本当に良い毛の状態は、半年くらいきり持たないのですから、

いろいろなお客に試してみてもらうというのが、商品として、当然なのではないでしょうかね。

あるいは、まずは、お店の人が販売前に弾いてみて、

それから金額を設定するというのは必要なのではないかと思います。

それには、購入側も、松脂がついて、弾けるようになっている弓でも、

良ければ買う、という事が必要になるでしょうね。

もしかしたらこの弓はもう松脂がついているから古いものではないか、

かの国の承認ならそのくらいのことはやりかねない、という常識。

それからまず一掃していくぐらい、二胡の販売者としての信頼度を確立してほしいのです。

中には調整に行って、さんざん楽器のあるいは弓の悪口を言われるなどという事もあります。

中には泣いて帰る人もいるといいます。

あるいは自分のところの楽器以外は認めない、

あとの楽器はすべて悪い物、そのように言う人もいます。

つい話がそれてしまいました。。失礼!

弓の話。

私の場合、福音弓作って弾いてみて、さらに直して、(竹を)火を書けてなどという事をやっています。

すみませんおかげで後でさらに強く曲がってしまうなどという事も、有りました。

ついやりすぎてしまいます、、、

幸いにも二胡姫さんが気が付いて、送り返してもらって直しましたが、
(福音弓の場合は、私が弾いて、二胡姫さんが弾いて試しています)

なぜこんなことができるかというと、馬毛自体が強いからです。

たぶん福音弓お持ちの方は気が付いたかもしれませんが、ほとんどひっかけない限り、切れません。

流石に、3年以上毎日弾いてくるとまれに、切れるものもありますが、それも1年で1,2本のはずです。

たぶん普通に、一週間に、10時間くらい練習する人でも、3年以上違和感なく弾けているはずです。

違和感が出てきたという事で見せていただくと100%何らかの油がついています。
洗うと元に戻るのです。

どのくらい持つのだろうと、今考えています。

すみませんここでいかなければいけないので続きはまた月曜日、

電車に遅れそう。






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