擦弦楽器は、皆さんご存知のように、弦を馬の尻尾でできた、弓で擦って音を出します。
しかし、馬の尻尾の毛以外でも音は出ます。
現実に、二胡の奏法の一つに、竹の棒と毛と両方を内弦外弦に同時に当てて弾く奏法も有ります。
二本の弦を同時に弾きますから、和音になりますが、この時にかなりしっかり、弦に対して直角に弾かないと、ヒドイ雑音になります。
今皆さんが使っているのが、馬の尻尾の毛ですから、その上松脂を付けてありますから、多少斜めっていても音は出ます。
しかし、これを木の棒などで弾く時には、完全に弦に対して直角に弓を動かさないと鳴りにくいのです。
ついでの事に言いますと、馬の尻尾で出来ていて弾きやすくはなっていますが、
擦弦楽器の弓は、基本的には、良い音を出すためには、弦に対して直角に弾くべきなのです。
この事は皆さん先生に教わって居るはずです。
しかし、全く違う方法を教えている先生もいると言うことを聴き驚いた事も有ります。
外弦を弾く時に竹を銅に載せて、胴をガイドに弾くと言う方法です。
確かに初心者にはこの方が弾きやすいのかもしれませんが、竹が常に胴を擦っていますから始終竹が胴に当たる音がします。
(気にならないのですかね、その上弦に対して斜めに弾くわけですから、かなり無理やり力で弾くと言う感じになりはしないでしょうか???この辺の演奏上の事は、どなたかがちゃんと教えてくれると嬉しいのですが、私がお会いした中国人の演奏家の方たちは、必ず弦に対して直角に弓を弾けと教えてくれているのですが。)
弦に対して直角に弾くと、二胡自体が真っ直ぐに立ててあるとしたら、右手は必然的に右斜め上に弾いていくことになります。
ですから、ユーチューブ等を見ていてもプロの演奏は必ず右手が上にあがって行きます。
これは弦に対して、直角に弾くためです。
弦を木で弾いたり、竹の棒で弾いたりすると、この事が良く解ります。
擦弦楽器の起源について、弦を最初から、馬の尻尾の毛で弾いたとは思えないのです。
弦をはじくと鳴ると言うのは、弓矢ができてからは、皆感じていたことでしょう。
弓の大きさによっても、音の違いがあるのは解ったはずですね。
手元には、矢が有ります。
当初矢というのは、なるべく軽い、木なり、竹、或いは葦やあしなどが使われたことでしょう。
その矢で弓の弦を叩けば、発現楽器になります。
弦をこすれば、擦弦楽器ですね。
しかしこれは音が小さいです。
音を大きくするために、何か箱上の物に載せるとします。
音は大きくなりますね。
こんな素朴な事を繰り返していくと、より良い鳴りというのを、私たち楽器作りの御先祖様はやったのでしょう。
どうせなら、手近の箱状の物、多分それが太鼓だったのではないでしょうか。
今の、弦楽器は殆どが、全て木の箱状態で作られます。
木の箱というのはかなり木工技術的に進歩したものなのです。
まず板を作らなければいけないですから。
鋸の無い時代、或いはあったとしても、木の丸太を製材するほどの大きさが無かったかもしれません。
その当時、(日本では、平安時代以前と考えても良いでしょう)殆ど、板を作る為には、木にくさびを打ち込んで、割っていたのです。
それを削り込んで板を作っていました。
箱を作るのですから、板と板が接続するところは、かなり平らでなければなりません。
当然切れる刃物も必要でしょう。
もし楽器が、金属刃物の無いころに作られていたとしたら、箱を作るには、木を彫り込むきり手が無かったのではないでしょうか。
勿論太鼓もそうでしょう。
先ず丸太を刳り抜き、その丸太を直に叩きます。
誰かが、木が薄ければ薄いほど、音が良くなるというのを発見したのでしょう。
ではどうすれば、もっと薄い木が手に入るかと思ったとしても、石器或いは青銅器ではたいして刃はきれません。
一度石器の刃物を作って、木工をやってみた事が有ります。
どのくらい切れるかということですね。
思ったよりは、木を加工できるのですが、たぶんみなさんが小学生の時に使った彫刻刀等と同じ程度には良く切れます。
しかし何しろ石ですから、刃物としては厚みが有ります。
ですから鋸の様なものは出来ません。
あくまでも、斧や鑿くらいの感じです。
殆ど彫る仕事に使うものなのです。
板をまっ平らにすると言うのはかなり難しいですね。
板を平らに削るということは、日本では台カンナが輸入されるまでは出来ないことだったのです。
台カンナはどうやら鎌倉時代に日本に入って来たようで、それまでは、槍鉋と言って、槍状の刃物で、平らに削っていたのです。
と話しは飛んでしまいましたが、弓を太鼓の上に載せたりすると音は大きくなる良く響くと言うのが解った時に、弦楽器は出来上がったのだと思います。
しかし、馬の尻尾の毛以外でも音は出ます。
現実に、二胡の奏法の一つに、竹の棒と毛と両方を内弦外弦に同時に当てて弾く奏法も有ります。
二本の弦を同時に弾きますから、和音になりますが、この時にかなりしっかり、弦に対して直角に弾かないと、ヒドイ雑音になります。
今皆さんが使っているのが、馬の尻尾の毛ですから、その上松脂を付けてありますから、多少斜めっていても音は出ます。
しかし、これを木の棒などで弾く時には、完全に弦に対して直角に弓を動かさないと鳴りにくいのです。
ついでの事に言いますと、馬の尻尾で出来ていて弾きやすくはなっていますが、
擦弦楽器の弓は、基本的には、良い音を出すためには、弦に対して直角に弾くべきなのです。
この事は皆さん先生に教わって居るはずです。
しかし、全く違う方法を教えている先生もいると言うことを聴き驚いた事も有ります。
外弦を弾く時に竹を銅に載せて、胴をガイドに弾くと言う方法です。
確かに初心者にはこの方が弾きやすいのかもしれませんが、竹が常に胴を擦っていますから始終竹が胴に当たる音がします。
(気にならないのですかね、その上弦に対して斜めに弾くわけですから、かなり無理やり力で弾くと言う感じになりはしないでしょうか???この辺の演奏上の事は、どなたかがちゃんと教えてくれると嬉しいのですが、私がお会いした中国人の演奏家の方たちは、必ず弦に対して直角に弓を弾けと教えてくれているのですが。)
弦に対して直角に弾くと、二胡自体が真っ直ぐに立ててあるとしたら、右手は必然的に右斜め上に弾いていくことになります。
ですから、ユーチューブ等を見ていてもプロの演奏は必ず右手が上にあがって行きます。
これは弦に対して、直角に弾くためです。
弦を木で弾いたり、竹の棒で弾いたりすると、この事が良く解ります。
擦弦楽器の起源について、弦を最初から、馬の尻尾の毛で弾いたとは思えないのです。
弦をはじくと鳴ると言うのは、弓矢ができてからは、皆感じていたことでしょう。
弓の大きさによっても、音の違いがあるのは解ったはずですね。
手元には、矢が有ります。
当初矢というのは、なるべく軽い、木なり、竹、或いは葦やあしなどが使われたことでしょう。
その矢で弓の弦を叩けば、発現楽器になります。
弦をこすれば、擦弦楽器ですね。
しかしこれは音が小さいです。
音を大きくするために、何か箱上の物に載せるとします。
音は大きくなりますね。
こんな素朴な事を繰り返していくと、より良い鳴りというのを、私たち楽器作りの御先祖様はやったのでしょう。
どうせなら、手近の箱状の物、多分それが太鼓だったのではないでしょうか。
今の、弦楽器は殆どが、全て木の箱状態で作られます。
木の箱というのはかなり木工技術的に進歩したものなのです。
まず板を作らなければいけないですから。
鋸の無い時代、或いはあったとしても、木の丸太を製材するほどの大きさが無かったかもしれません。
その当時、(日本では、平安時代以前と考えても良いでしょう)殆ど、板を作る為には、木にくさびを打ち込んで、割っていたのです。
それを削り込んで板を作っていました。
箱を作るのですから、板と板が接続するところは、かなり平らでなければなりません。
当然切れる刃物も必要でしょう。
もし楽器が、金属刃物の無いころに作られていたとしたら、箱を作るには、木を彫り込むきり手が無かったのではないでしょうか。
勿論太鼓もそうでしょう。
先ず丸太を刳り抜き、その丸太を直に叩きます。
誰かが、木が薄ければ薄いほど、音が良くなるというのを発見したのでしょう。
ではどうすれば、もっと薄い木が手に入るかと思ったとしても、石器或いは青銅器ではたいして刃はきれません。
一度石器の刃物を作って、木工をやってみた事が有ります。
どのくらい切れるかということですね。
思ったよりは、木を加工できるのですが、たぶんみなさんが小学生の時に使った彫刻刀等と同じ程度には良く切れます。
しかし何しろ石ですから、刃物としては厚みが有ります。
ですから鋸の様なものは出来ません。
あくまでも、斧や鑿くらいの感じです。
殆ど彫る仕事に使うものなのです。
板をまっ平らにすると言うのはかなり難しいですね。
板を平らに削るということは、日本では台カンナが輸入されるまでは出来ないことだったのです。
台カンナはどうやら鎌倉時代に日本に入って来たようで、それまでは、槍鉋と言って、槍状の刃物で、平らに削っていたのです。
と話しは飛んでしまいましたが、弓を太鼓の上に載せたりすると音は大きくなる良く響くと言うのが解った時に、弦楽器は出来上がったのだと思います。
ソレガシは外弦を弾く時はほとんど弓の竹は胴に乗っかってますわ。内弦はびみょーですが。。
正しいことは知りませんが、最初にそう習ったように思います。
外弦を弾く時に弓の竹を胴から離すように弾くとどうしても右手首を自分の身体側に曲げるために力が必要で、運弓的には無理な力が手首、腕にかかる事になるような気がします。
それから速い換弦を行うときにはかなり難しいことになると思うのですけど。
でもそれが正しいなら矯正しないといけないなぁ。。。今から矯正するのはけっこう難しいのですけど。
でも、それほど難しい事ではないと思いますよ
バイオリンなんかは、あの形で手をホールドしてなおかつ、柔らかく動かすではないですか、
チェロも同じですね、あの右手はちゃんと、弓をしっかり持っていますからね。
二胡をひっぱりだして弾いてみました。
ふうむ、なるほど~店主さんのおっしゃる通り
胴を全部こすっていたら弾きにくいですわね。
ただ、完全には離せないと思います
内弦、外弦とも皮に近い部分のワンポイントぐらいは
こすって安定させる感じで弾いてますかしら~
あ、でもまてよ? 胴というよりはデンペンのワンポイントをこすってます~って言うほうが近いですかしら。
だとしたら、うなずけます!
「外弦のときはデンペンに乗せて弾いていいんだよー」と某セミナーで言っていました。
それで「何のためにここにデンペンがあんのー?」とも言っていました。
以来、洗脳されやすいわたくしは、外-やや下、内-やや上、という気持ちで弾いてます。
C老師は、中国の南出身ですが、使用している二胡は北京八角、なぜって尋ねたら、
「手首の角度を変えなくてすむから。」
と教えてくれました。
確かに八角の方が六角に比べて角度が浅いですので、一理あるな、と思いました。
皆さん色々やってみて下さい。
ただ物理的に、どうしても竹は当たりますよね、どうなんでしょう・
理論的には、弦を直角に弾くと言うことだけしか言えません。
そして私には出来ていません。