千金の役割は、駒を皮にある一定の強さで密着させるためにあります。
その圧力の適正は、皮の柔らかさ、弦の硬さに酔ても変わりますし、
千斤の胴からの位置によっても、その密着具合は変わります。
物は試しで、今皆さんが巻いてある千斤のまま上下に上げ下げしてみて下さい。
棹からの弦の高さが決まっているとすると、上の方へ5センチぐらいあげると、
音はのびますね、それより駒が動いてしまいかねません、
弓で弾いていてもなんだかルルルというような皮をしっかりとらえてない音がする場合もあります。
またそのままで下へ5センチ以上下げますと、音が伸びなくなります。
そして高音が出にくくなります。
上に挙げると、使用する弦が長くなり、駒に対する圧力が減ってきてしまい、しっかりした音が出にくくなります。
そこで、千斤をまき直して棹から13ミリくらいに弦を近づけないと窯が皮に密着しなくなります。
また、千斤の位置を下げると、今度は圧力がかかり過ぎて、音が伸びなくなり音の出が悪くなります。
この時には千斤をまき直して、少し弦が棹から離れるように22ミリぐらいの間を空けるようにしますが、、、
が、です。
皮のゆるみ具合もそれぞれ変わりますから、そして弦の硬さもそれぞれ違いますから、本来はそれらに合わせるべきです。
棹と弦の間を決める、千斤はこのように複雑な要素を持っているのです。
先生方は弾きながらご自身が良い音になるように、巻き直せます。
ですからどんな種類の糸であろうと問題ないのです。
例え伸びやすい木綿の糸、凧糸、あるいは麻の糸であろうと問題ありません。
必要に応じて、音を聴き分けながら、巻き直せるでしょうから。
ご自身の好きな弦やあるいはその日の皮の状態に合わせて巻き直せる人もいるでしょう。
しかしながら二胡の愛好家の90%以上は、糸の巻き直しもやったことの無い方ですね。
50人も10人も生徒さんを抱えているとすると、全部の面倒を見ているわけにはいきません。
そこである楽器屋さんは、固定千斤を復活させたりしていますが、
皮が緩くなってきたらどうするのでしょうね。
今楽器に何の問題も無いと思っている方、因みに千斤を棹から24ミリぐらいにはなして、巻いてみて下さい。
とてもではありませんが二胡の音にならなくなり、なんだかずるずるとした音になってしまうはずです。
千斤の種類は、私はこのような事の理由で伸びにくい、ポリエステルの糸をお勧めしています。
そうでなくともいろいろ条件が変わる二胡ですから、せめて千斤だけでも、巻き直せて、その良い状態がしばらく続く為に、
緩みにくいポリエステルの糸をお勧めしています。
ポリエルテルでも幾つか種類は出ています。
よく見かけるのは、釣りの大邱酢ですね。
これも良いのですが、細いのと、つるつる滑るのとで、巻くのが大変面倒な事になります。
慣れが必要ですね。
同じ釣り糸でも、道糸というのがあります。
釣りのリールに巻き込む糸です。
これなら多少太さもあります。また伸びにくいです。
使いやすいのは、「スムース糸」でしょう。
皮を縫う為の糸です。
光舜堂はこの糸を使っています。
蝋引きがして在り、ぺったりと棹に吸い付きますので巻く時に、外れにくいのです。
この糸が気に行って、光舜堂にお問い合わせの方がこのところ増えています。
これ、皮工芸のお店、や、手芸のお店でも発売されています。
また、遠方の方では、東急ハンズの通販でもお取り寄せできると思います。
太さは3種類くらい、色も4種類くらいあります。
10mまきもあります。
一度試してみて下さい。
尚、光舜堂独自の、金糸銀糸は、申し訳ありませんが、ご来店いただきたくお願い申し上げます。
追記、なおこの素材ですが最初は織目が少し伸びますので使う前に少し手で伸ばしてからお使いください。
この多少弾力のあるところが、この糸の良い所であり、峠岡慎太郎君は、愛用しています。
中国の演奏家は、この金糸銀糸の色の違う物、肌色の物を使っている方も多いようで、試してみたら同じような素材でした。
先生方でも使っておられる方も多いですのでお願いしてみたらどうでしょう。
※ 金銀の千斤も調整時に使用のみで、商品として販売はしておりません。(byほぉ)
その圧力の適正は、皮の柔らかさ、弦の硬さに酔ても変わりますし、
千斤の胴からの位置によっても、その密着具合は変わります。
物は試しで、今皆さんが巻いてある千斤のまま上下に上げ下げしてみて下さい。
棹からの弦の高さが決まっているとすると、上の方へ5センチぐらいあげると、
音はのびますね、それより駒が動いてしまいかねません、
弓で弾いていてもなんだかルルルというような皮をしっかりとらえてない音がする場合もあります。
またそのままで下へ5センチ以上下げますと、音が伸びなくなります。
そして高音が出にくくなります。
上に挙げると、使用する弦が長くなり、駒に対する圧力が減ってきてしまい、しっかりした音が出にくくなります。
そこで、千斤をまき直して棹から13ミリくらいに弦を近づけないと窯が皮に密着しなくなります。
また、千斤の位置を下げると、今度は圧力がかかり過ぎて、音が伸びなくなり音の出が悪くなります。
この時には千斤をまき直して、少し弦が棹から離れるように22ミリぐらいの間を空けるようにしますが、、、
が、です。
皮のゆるみ具合もそれぞれ変わりますから、そして弦の硬さもそれぞれ違いますから、本来はそれらに合わせるべきです。
棹と弦の間を決める、千斤はこのように複雑な要素を持っているのです。
先生方は弾きながらご自身が良い音になるように、巻き直せます。
ですからどんな種類の糸であろうと問題ないのです。
例え伸びやすい木綿の糸、凧糸、あるいは麻の糸であろうと問題ありません。
必要に応じて、音を聴き分けながら、巻き直せるでしょうから。
ご自身の好きな弦やあるいはその日の皮の状態に合わせて巻き直せる人もいるでしょう。
しかしながら二胡の愛好家の90%以上は、糸の巻き直しもやったことの無い方ですね。
50人も10人も生徒さんを抱えているとすると、全部の面倒を見ているわけにはいきません。
そこである楽器屋さんは、固定千斤を復活させたりしていますが、
皮が緩くなってきたらどうするのでしょうね。
今楽器に何の問題も無いと思っている方、因みに千斤を棹から24ミリぐらいにはなして、巻いてみて下さい。
とてもではありませんが二胡の音にならなくなり、なんだかずるずるとした音になってしまうはずです。
千斤の種類は、私はこのような事の理由で伸びにくい、ポリエステルの糸をお勧めしています。
そうでなくともいろいろ条件が変わる二胡ですから、せめて千斤だけでも、巻き直せて、その良い状態がしばらく続く為に、
緩みにくいポリエステルの糸をお勧めしています。
ポリエルテルでも幾つか種類は出ています。
よく見かけるのは、釣りの大邱酢ですね。
これも良いのですが、細いのと、つるつる滑るのとで、巻くのが大変面倒な事になります。
慣れが必要ですね。
同じ釣り糸でも、道糸というのがあります。
釣りのリールに巻き込む糸です。
これなら多少太さもあります。また伸びにくいです。
使いやすいのは、「スムース糸」でしょう。
皮を縫う為の糸です。
光舜堂はこの糸を使っています。
蝋引きがして在り、ぺったりと棹に吸い付きますので巻く時に、外れにくいのです。
この糸が気に行って、光舜堂にお問い合わせの方がこのところ増えています。
これ、皮工芸のお店、や、手芸のお店でも発売されています。
また、遠方の方では、東急ハンズの通販でもお取り寄せできると思います。
太さは3種類くらい、色も4種類くらいあります。
10mまきもあります。
一度試してみて下さい。
尚、光舜堂独自の、金糸銀糸は、申し訳ありませんが、ご来店いただきたくお願い申し上げます。
追記、なおこの素材ですが最初は織目が少し伸びますので使う前に少し手で伸ばしてからお使いください。
この多少弾力のあるところが、この糸の良い所であり、峠岡慎太郎君は、愛用しています。
中国の演奏家は、この金糸銀糸の色の違う物、肌色の物を使っている方も多いようで、試してみたら同じような素材でした。
先生方でも使っておられる方も多いですのでお願いしてみたらどうでしょう。
※ 金銀の千斤も調整時に使用のみで、商品として販売はしておりません。(byほぉ)
中国飾りを編むアジアンノットなら持っていますが
あれは結構つるつるすべりますね。
千金もそうですが、スポンジも探すとあの薄さのものが意外となくて…お化粧用ではないのかな?