二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

12月8日(日) 引き続き、『虎駒』『彪駒』『黒彪駒』人気! 10:00~17:00

2013-12-13 09:57:35 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
最近店主が自分のFBに投稿した日本画(西野夫人 作:チェロ弾きの店主@御茶ノ水レモン)、
「最近出てきた」なんて照れたコト書いてますが、
暴露しちゃうと、ワタクシが鞄持ちに就任する前から西野部屋の机の前にかけてあります。
素敵でしょ?
良い絵なんですよー♪ ずっと、いつか公開したかったけれどワタクシが勝手に出すことも出来ず、、、だったのですが、
最近PCを買い換えた機会に机周りを整えてあげたら、本人、出したくなったみたい。
(どんな絵か気になる方はFBをご覧下さいませ♪)



さて、相変わらず続々と『彪駒』&『黒彪駒』は売れ続けております。
二胡姫さんでは、現在2ヵ月待ち状態だそうで、
そんなこともあり、日曜日に直接いらっしゃるお客様が増えました。

ただ!

どうか、『彪駒』&『黒彪駒』をご希望の方は、予めメールにてご連絡下さいませ。
特に、お友達の代理でご来店の方、
“直接お目にかかれない方用の駒”は店舗にご用意しておりません。
どうぞご一報( ※ 金曜日の夕方までに )下さいますよう、お願いいたします。


そうなんですよ、この日、実際、
海外のお友達の代理で買いにご来店の方がいらしたのです。
その方は『彪駒』&『黒彪駒』だけでなく『虎駒』もご所望だったのですが、
『虎駒』はお譲り出来ない旨をお伝えしました。

二胡姫さんでもお取り扱いの無い『虎駒』は光舜堂にご来店の方のみお試しいただける特別な駒なのですが、
ご本人がご自分の楽器を持っていらした方でないとお試しが出来ません。
なぜならば、楽器によっては全く合わないからです。
話題の『彪駒』『黒彪駒』を超える効果のある希少材の『虎駒』ですが、
合わない楽器には、合いません。
ですから、合わない方には販売していないので、まずお試しいただかないことにはお譲り出来ないのです。


ところが残念なことが起こる中国製の二胡、

この日わざわざ遠方から楽しみにいらした或る方の二胡は、
『虎駒』はおろか、『彪駒』も『黒彪駒』も合いませんでした。。。
その方の二胡本体の木部はとても良い物でしたが、
蛇皮の処理が十分で無かった為に皮の厚みにムラができており、
“鳴らない従来の駒でちょうど良い状態”だったのです。
『彪駒』を装着すると音色はダントツで良くなるのですが、
ある高さまで来ると、皮の厚みが均等で無いせいでウルフ音が出てしまいます。
『彪駒』を使用するための解決策としては、皮を張り替えるしかないのですが、
従来の駒でなら今までと変わらず、何一つ不自由無く使えるので、
その方は駒を変えることを断念されました。
でも駒を変えることを楽しみに来て下さったようなので、本当にお気の毒でした。

一般的にどんな物にも言えることですが、
表面上の体裁はとても綺麗なのに、本当の意味での丁寧な仕事をなされていない製品がなんと多い事でしょう。。。!
二胡の皮の状態は、特に多いケースな気がします。
どうか皆さんも、
高額な二胡ほど、購入される時には皮を裏側(花窓側)から透かしてよくチェックしてくださいね!
(皮の状態は表からではわかりません!そして、うろこの大きさは皮の良し悪しの判断材料にはなりません!)


さて、残念な中国製品と言えば、他にも木材の名称も。。。

・違う樹種の木に勝手な存在しない名称を付けているパターン、
・似た色の木材だからと、知ってか知らずか、違う名称で販売するパターン、
・違う樹種の木を塗装して、偽りの樹種として高額で販売するパターン、
・似た木材だからと混ぜて使って、実は高価な樹種がお土産二胡のランクで雑に作られるパターン。。。

いろいろ有ります。。。

この日は、信じていた樹種名が違うと判明しショックを受けてしまった方もいらっしゃいました。。。
名前が違うだけでその楽器の木材自体はとても良い物だったのですが、
長年樹種名も含めて愛して弾いてきた胡が、、、となると、やはりショックですよね。。。
でも、判明した正しい名称の木は、本当にとても良い材なんですよ。


さて、この日遠方からいらした会員のAさん、
彼女は、店主が見たところ、なかなかの調整能力の素質が有りそう。。。ということで、
他のお客様がいない間に、店主はAさんに調整の秘訣等を伝授しました。

「これでサークルの皆の調整が出来るといいけれど」 「でも、皆あまり必要としていないのですよね」とAさん。
「調整したら音が良くなるから、良さがわかるでしょう」と店主が言うと、
「でも、そのグループで私が一番の若輩者なんですよ」
それを聞いていた会員Mさんとワタクシ、「じゃあ、ボスを狙いましょう♪」
するとAさん、「実はその裏には裏ボスがいて。。。」「その裏にまた更なる裏ボスがいて。。。更に更に。。。」
もう、ワタクシとMさん大笑いです。
「結局、最後の裏ボスはAさんなんじゃない?」


それから、この日はTさんが、やはり『虎駒』をお試しにいらしたのですが、
大絶賛していただきました。
よくお越し下さるTさんはクラシックの弦楽器も相当な腕前でいらっしゃるので、かなりの目利き、もとい、耳利き。
ですから、めったなことでは褒めたりしない、ハイレベルな反応をされる方なのですが、
そのTさんが、

「この駒、楽器を歌わせますね!」

とまで言って下さったのです!
「Tさんの太鼓判をいただけると自信が付くなぁ♪」 と、もう店主は大感激でした。
Tさんのように演奏レベルを超えて音楽性の域までを追及してくると、
従来の駒での音色では、二胡での演奏に限界を感じていたのだそうです。
たった小さな駒一つで新たな可能性を感じて下さったTさんは、
「こんなに変わって¥5000は、全然高くないですよ!!」と、とても嬉しそうでした。

また、西野製の二胡をお持ちのYさんは、
西野二胡にはもれなく付いて来る『彪駒』を、試しに自分の持っている他の二胡に着けてみたらとても良かった、と、
他の所有の二胡の分も買い足しにいらっしゃいました。
それから、中古の二胡のお嫁入りも2件連続であったのですが、
そのうちのお一人は、『彪駒』を着けると更にレベルアップするのを目の当りにし、
プラスαの駒代をプラスした代金で、10万円分ランクアップしたお買い得中古をゲットされました!


と、まぁ、今週も相変わらずの『彪駒』『黒彪駒』人気。
(でも、先日、全く二胡とは無関係の素人の方にも聴き比べていていただく機会があったのですが、
「顕著に判る!」と太鼓判をいただき、ますます自信が増しました!)
いち早くご反応下さり、ご来店下さいました皆様、今週もありがとうございました!

ではまた♪



















Comments (7)    この記事についてブログを書く
« 二胡の制作過程、製材その2 | TOP | 二胡の制作過程、胴の加工。 »
最新の画像もっと見る

7 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しています。 (桜ネコ)
2013-12-13 12:45:43
お久しぶりです。こっそり通っておりましたが、久々にφ(..)

先日、どう~~しても欲しくなり、二胡姫さんで彪駒&黒彪駒を予約致しました。(本当は直接お店にお伺いして、調整して頂きたいのですが…)

北京八角には余り合わないとの事ですが、北京六角は如何でしょうか?

返信する
桜ねこさん (nisino)
2013-12-13 16:32:52
北京系の6角ならまだ、良いとは思いますが、それでも皮が薄いと、高音部に行って、鳴り過ぎで、ウルフ音の出る場合もあります。、出来たら蘇州系の皮の厚めの物にお使い下さいませ。
返信する
有難うございます。 (桜ネコ)
2013-12-13 19:07:27
西野さん、有難うございます。彪駒は皮が厚い二胡に適した駒なんですね。

以前同じ教室の方に、私の二胡は皮が薄いから余り良くないと言われたのですが、こちらで過去の記事を読み返していて、北京系は敢えて薄い皮が張られているという事を知り、安堵しました。

素人目には二胡の特性や皮の良し悪しは良く分からないので、とても参考になります。

せっかくの彪駒の特性を最大限に活かせるか分からないのですが、北京の愛胡に装着したく思います。相性が合うと良いなぁ。
返信する
何度もすいません。 (桜ネコ)
2013-12-13 19:38:32
西野さん

先程の投稿ですが、お気を悪くされたら申し訳ありません。彪駒は蘇州系に適した駒であり、北京系には余り推奨ではないというのは重々承知しています。

ですが、どうしても試してみたいのです。我が儘で申し訳ないですが、購入した駒は大切に致します。
返信する
お久しぶりです。 (杜若 凛)
2013-12-13 19:51:49
行けたら今月中にお邪魔しに行きたいです。
なんとか出会って1年を迎えられそうなので……。
返信する
ありがとうございます。 (nisino)
2013-12-13 19:54:40
桜ねこさん、お買い上げありがとうございます。
そこまで気にしていただいて、本当に感謝です。
気なんか悪くしようがないですよ。
北京系はこれいじょうはないというくらいに、大きな音がしますから、ただ音色という感じは少し薄れますよね。そこで私が考えているのは、音の大きさそのままで、もう少し音色よりに出来ないかということです、彪駒つけると物によってはウルフ音が出てしまいますが、厚みのある駒のおかげで、木の音色も含ませることが出来るのではないかと持っているのです。たぶんこれならという形は考えているのですが、手元に8角形はないので、そのうち8角形手に入れたら、実験します。楽しいですね、皆さんが無理を言ってくれると私は頑張るのです。
返信する
凛ちゃん久しぶり (nisino)
2013-12-14 10:01:50
楽しみですね。うまくなったんだろうね、いっぱい弾いてみてね。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ○営業日の報告日記