二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

招き猫デザイナー!

2015-08-22 10:20:00 | ■工房便り 総合 
優秀なデザイナーとは言われます。

でも良いデザイナーとは言われないですね。

儲かるデザイナー、あるいはお客が、人が良く集まるデザイナー、

はては、、、まねきねこデザイナーとは言われます。

おかげでか、あるいはデザイナーとしてはあまりにも特異なイメージの為か、

商業施設の症(これは誤字?)というのは、準賞クラスぐらいきりとった事はありません。

クラフトやら、陶芸やらものつくりの方ではいくつか賞はいただいているのに、

それから大手のチェーン店などからも注文は来ませんね。

量産がきかないので、チェーン店は無理だし、とにかく費用がかかる。

現在のように3年ぐらいで見せの採算を合わせて、店舗のデザインはまた替えるなどと言う時代には合わないのでしょう。

その上既成のデザイン会社にはとても嫌がられます。

「西野は良いよなーー、思ったイメージをそのまま作れる」とウうらまやしがられもしますが、、

何しろ量産が出来ません。

会社の経済的には売れない二胡なんか、もうからない弓なんか作っていないで、店舗造りに力を入れてほしいのでしょうね。

今日も今日とて、こんな暑いさなかにスタッフたちは、徹夜の仕事やら、昼間に35度の中門扉の取り付けあるいは、2000度のコークス焚いて、鉄を真っ赤にして、たたいています。(ものつくりというのはこのようなものです)、

でもおかげでか、10年20年と長持ちする店をずーっと作らせてもらっています。

ところがここへきて、20年保つ店50年保つ店作ってほしいと言われています。

人は他の人に認められることによってはじめて自分を納得させて、喜んで生きていくことが出来ます。
音楽家もそうですよ。

人に望まれる店舗造りをするべきか、売れもしない二胡を、かの国の人々から、、、、、

不思議なのは、FBでも友達になっている人の記事を見せないようにしている人がいる、それならさっさと友達から外れればよいのにと思うのですよ。

と、こんな、嫌がらせの中でも何とかやっていかなければいけない二胡屋、

これはホント笑いごとではないのですよ。

まあ、私が店舗造りだけに絞ってしまったら、喜ぶ人はたくさん居るだろうなと、この際今までの楽器屋さん達とのことぶちまけてやめてやろうかと、、、

まあ、疲れるとそんなことも考えるのです。

そのくらいに、デザイナー仕事、ものつくり仕事はやっとここへきて認められるようになってきたようです。

20年、かかりました。

二胡は20ねん、、無理だろうなと、人工皮貼りながらつくづく考えるのが本音です、

そのくらいにかの国の人からのパッシングが、、スゴイです、

ましてやお客様には自分の二胡直してもらってでさえ、あなたの二胡は本場ものではないからと言われた時には、、

でも壊れたかの国の楽器はかわいそうですからね、、、

それに招き猫デザイナーと言われる私が作った二胡は、お客様が沢山集まるのですよ、彼女もそうだし彼もでしょ、(笑)

と、今日は、愚痴。





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