二胡の調整には、大きく分けて2つあります。
一つは演奏者の好みによって、仕立てていく方法です。
もう一つは、演奏を聴く人の為に楽器を調整する方法です。
これはライヴをしたり、CD等の録音をしたりする時の為と言っても良いでしょう。
始めの、演奏者の好みによって、自分自身が聴きたいなという音色に、
あえて仕立てていく方法の事を今日は書きます。
日本に二胡が入ってきた時に、楽器屋さんが二胡は雑音の多い物と言いきってしまったことで、
まあ、二胡とはそんなものと、いう形で広まってきたからかもしれませんが、
今までは、解放弦の金属音や、音階の所々で発生する裏返り音、
あるいは、他の音と部分的に質の変わってしまう音のままに、皆さんは受け入れざるを得ませんでした。
最近でこそ、各楽器屋さんが調整会というサービスを始めたところも多くあります。
中には調整会という席で、この楽器は駄目だからと自社の楽器を販売することを目的としたものもあります。
まあ、これは商売上仕方がないですが、
流石に4,5年以前ほどは、他所の製品の悪口だけを言いまくるような楽器屋さんは ほとんどなくなってきたようです。
さて、雑音が当たり前と思われていた、(販売者が、真剣にそう考えていたのです)二胡の、雑音の原因を殆ど突き止めたと私は考えています。
しかし、日本の中に存在する約20万台の楽器のすべてを私が見られるわけでもなく、
この雑音の研究、敷いては二胡の調整ということに関して、読んでくださっている方は、多く見ても3000名、
延べで約70万人の方が、このブログを読んでいたとしても、この調整の事に関して興味を示してくださった方というのは、たぶん、5000人くらいでしょう。
ほぉさんの記事の方が人気がありますから。
約5000人の方というと、残りの90%の方は、いまだに雑音に悩まされながら、まあ、こんなものとあきらめながら二胡を何とか自分の音にしたいと、練習に励み、そして中には千斤を結び直したり、
多くの方は駒を替えたり、(楽器屋さんでさえ、調整というのが駒を替えるぐらいなのですが)
フェルトを替えたり、
弓を替えたり、弦を替えたり。
中で怖いのは、弾き方を替えたりする方も多くいます。
出来るのですよ。弾き方を変えることで音色を替えるというのは。
普通は、弓の角度は、胴に対してこのくらい。

このくらいの角度にして弾く人もいます。

こうすると弦の振動は皮に対して直角に働かなくなり、
比較的駒の持っている振動が大きく皮に伝わるようです。
そうすると、駒の種類の違いが音色に大きくかかわってきますから、
なんだかとても音色っぽい感じがよく出ます。
駒の種類によって音色がとても大きく変化しやすいのです。
但し楽器は鳴りませんから、音が響くという感じにはなりませんし、人に聞かせるほどの迫力というのも出てはこないですし、また、楽器が鳴っているという感じもしませんが、確かに音色は同じ駒を使っていたとしてもとても楽器の音色は変わります。。音が大きく出ないという方の弾き方を見ていると、この弓と胴の角度の問題もあるようです。
明日は、この話をさらに進めて駒の種類と音色の関係についてです。
一つは演奏者の好みによって、仕立てていく方法です。
もう一つは、演奏を聴く人の為に楽器を調整する方法です。
これはライヴをしたり、CD等の録音をしたりする時の為と言っても良いでしょう。
始めの、演奏者の好みによって、自分自身が聴きたいなという音色に、
あえて仕立てていく方法の事を今日は書きます。
日本に二胡が入ってきた時に、楽器屋さんが二胡は雑音の多い物と言いきってしまったことで、
まあ、二胡とはそんなものと、いう形で広まってきたからかもしれませんが、
今までは、解放弦の金属音や、音階の所々で発生する裏返り音、
あるいは、他の音と部分的に質の変わってしまう音のままに、皆さんは受け入れざるを得ませんでした。
最近でこそ、各楽器屋さんが調整会というサービスを始めたところも多くあります。
中には調整会という席で、この楽器は駄目だからと自社の楽器を販売することを目的としたものもあります。
まあ、これは商売上仕方がないですが、
流石に4,5年以前ほどは、他所の製品の悪口だけを言いまくるような楽器屋さんは ほとんどなくなってきたようです。
さて、雑音が当たり前と思われていた、(販売者が、真剣にそう考えていたのです)二胡の、雑音の原因を殆ど突き止めたと私は考えています。
しかし、日本の中に存在する約20万台の楽器のすべてを私が見られるわけでもなく、
この雑音の研究、敷いては二胡の調整ということに関して、読んでくださっている方は、多く見ても3000名、
延べで約70万人の方が、このブログを読んでいたとしても、この調整の事に関して興味を示してくださった方というのは、たぶん、5000人くらいでしょう。
ほぉさんの記事の方が人気がありますから。
約5000人の方というと、残りの90%の方は、いまだに雑音に悩まされながら、まあ、こんなものとあきらめながら二胡を何とか自分の音にしたいと、練習に励み、そして中には千斤を結び直したり、
多くの方は駒を替えたり、(楽器屋さんでさえ、調整というのが駒を替えるぐらいなのですが)
フェルトを替えたり、
弓を替えたり、弦を替えたり。
中で怖いのは、弾き方を替えたりする方も多くいます。
出来るのですよ。弾き方を変えることで音色を替えるというのは。
普通は、弓の角度は、胴に対してこのくらい。

このくらいの角度にして弾く人もいます。

こうすると弦の振動は皮に対して直角に働かなくなり、
比較的駒の持っている振動が大きく皮に伝わるようです。
そうすると、駒の種類の違いが音色に大きくかかわってきますから、
なんだかとても音色っぽい感じがよく出ます。
駒の種類によって音色がとても大きく変化しやすいのです。
但し楽器は鳴りませんから、音が響くという感じにはなりませんし、人に聞かせるほどの迫力というのも出てはこないですし、また、楽器が鳴っているという感じもしませんが、確かに音色は同じ駒を使っていたとしてもとても楽器の音色は変わります。。音が大きく出ないという方の弾き方を見ていると、この弓と胴の角度の問題もあるようです。
明日は、この話をさらに進めて駒の種類と音色の関係についてです。