二胡はどうやら今の形になってまだ50年くらいのようです。
最近二胡の歴史を色々調べていて、まだ新しい楽器なのだと思います。
確かにそれに近い楽器と言うのはたくさんありますが、これが二胡の構造と決まったのは、まだ50年前のようです。
というより、楽器自体年々より良い物に改造されていくのではないでしょうか。
物作りと言うのは常に新しく生み出そうとします。
もちろん伝統と言うことを引き継いでいる仕事で有っても、この100年くらい全く変化しない物は有りません。
やはり少しづつ工夫をしていこうというのが、物つくりなのだと思います。
先ずは、伝えられてきた伝統に追いつくこと、多分二胡作りにしても、あの木の形を作りだすまでに、5、6年はかかるのではないでしょうか。
それから皮張りを覚えて、それにまた数年掛るのだと思います。
人にもよりますがある一定量の失敗を繰り返すのがその仕事を物にするということなのでしょう。
たまたま私の場合、木工に関しては、今の二胡の形を作るということでは数十年の失敗の歴史が有りますので、問題無く進んできたのだと思います。
やはり問題は皮に有ったと思います。1年ほど前まで、光舜堂を開くまでは、私も伝統的な、皮の張り方をしていました。
皮を6角形に切ってその縁に木の棒を縫い付けて、それで締めあげていくという方法です。
これはかなり難しかったですね。皮が縦横に違う伸び方をしますし、もっと細かく言うと6辺それぞれに違う伸び方をします。
ですからこれで均一に張るというのはかなり熟練を要し、多分私にしてもそのままの方法で行けば、10年ぐらい500個ぐらいの失敗を必要としたのかもしれません。
これは無理もう60歳過ぎているから。
そこで考え出したのが、道具を変える、作りなおすということでした。
ターンバックルというものをご存知でしょうか。
ボルトが正方向と逆方向と二本ついていて、回転させると、引っ張ることができる道具です。
これを、皮の各辺6ヶ所と、角6ヶっ所に取りつけます。
12本のターンバックルがそれぞれの場所の張力に応じて皮を引っ張れるのです。
もちろん台や皮を挟むかな物は自作しました。
これで、音が効けさえすれば、12か所どこも同じ張力に出来るのです。
極端に言うと、誰でも音さえ合わせられれば皮は張れます。
何回伸ばすかとか、一回の伸ばし具合とかは有ります。これも失敗するしか覚える方法は有りませんが、そのかげんは別にして、誰でも、そうですね、私みたいな、二胡の皮張1年という人でも、張ることは出来ます。(皮の扱いはまた別ですが)
道具を工夫するということが、或いは新しい道具が、新しい技術を生み出すのかもしれません。
後はひたすら時間をかけ、手を掛けるしかありません。
二胡の場合、木が鳴ります。皮はそれを鳴らす振動板です。
皮はいずれ駄目になります、生皮ですから。
またその張り方によって、音色も変われば、雑音も出ます。
雑音の70%までは皮が均等に張られていないことによって起きます。
今までの伝統的な張り方ですと、これはかなり技術的な訓練と熟練がいるのだと思います。
基本的に量産できるものではないのだとつくづく最近思います。
私の作った道具ですと、かなりその辺はクリアー出来ます。
音を聞きながらという点では、量産ではありませんが、雑音が無くなるという点で、またそのスピードでは、かなり進化したかと思います。
皮を張り替えさえすれば、雑音の殆どは無くなります。
それを少しは進化させたいですね。
最近二胡の歴史を色々調べていて、まだ新しい楽器なのだと思います。
確かにそれに近い楽器と言うのはたくさんありますが、これが二胡の構造と決まったのは、まだ50年前のようです。
というより、楽器自体年々より良い物に改造されていくのではないでしょうか。
物作りと言うのは常に新しく生み出そうとします。
もちろん伝統と言うことを引き継いでいる仕事で有っても、この100年くらい全く変化しない物は有りません。
やはり少しづつ工夫をしていこうというのが、物つくりなのだと思います。
先ずは、伝えられてきた伝統に追いつくこと、多分二胡作りにしても、あの木の形を作りだすまでに、5、6年はかかるのではないでしょうか。
それから皮張りを覚えて、それにまた数年掛るのだと思います。
人にもよりますがある一定量の失敗を繰り返すのがその仕事を物にするということなのでしょう。
たまたま私の場合、木工に関しては、今の二胡の形を作るということでは数十年の失敗の歴史が有りますので、問題無く進んできたのだと思います。
やはり問題は皮に有ったと思います。1年ほど前まで、光舜堂を開くまでは、私も伝統的な、皮の張り方をしていました。
皮を6角形に切ってその縁に木の棒を縫い付けて、それで締めあげていくという方法です。
これはかなり難しかったですね。皮が縦横に違う伸び方をしますし、もっと細かく言うと6辺それぞれに違う伸び方をします。
ですからこれで均一に張るというのはかなり熟練を要し、多分私にしてもそのままの方法で行けば、10年ぐらい500個ぐらいの失敗を必要としたのかもしれません。
これは無理もう60歳過ぎているから。
そこで考え出したのが、道具を変える、作りなおすということでした。
ターンバックルというものをご存知でしょうか。
ボルトが正方向と逆方向と二本ついていて、回転させると、引っ張ることができる道具です。
これを、皮の各辺6ヶ所と、角6ヶっ所に取りつけます。
12本のターンバックルがそれぞれの場所の張力に応じて皮を引っ張れるのです。
もちろん台や皮を挟むかな物は自作しました。
これで、音が効けさえすれば、12か所どこも同じ張力に出来るのです。
極端に言うと、誰でも音さえ合わせられれば皮は張れます。
何回伸ばすかとか、一回の伸ばし具合とかは有ります。これも失敗するしか覚える方法は有りませんが、そのかげんは別にして、誰でも、そうですね、私みたいな、二胡の皮張1年という人でも、張ることは出来ます。(皮の扱いはまた別ですが)
道具を工夫するということが、或いは新しい道具が、新しい技術を生み出すのかもしれません。
後はひたすら時間をかけ、手を掛けるしかありません。
二胡の場合、木が鳴ります。皮はそれを鳴らす振動板です。
皮はいずれ駄目になります、生皮ですから。
またその張り方によって、音色も変われば、雑音も出ます。
雑音の70%までは皮が均等に張られていないことによって起きます。
今までの伝統的な張り方ですと、これはかなり技術的な訓練と熟練がいるのだと思います。
基本的に量産できるものではないのだとつくづく最近思います。
私の作った道具ですと、かなりその辺はクリアー出来ます。
音を聞きながらという点では、量産ではありませんが、雑音が無くなるという点で、またそのスピードでは、かなり進化したかと思います。
皮を張り替えさえすれば、雑音の殆どは無くなります。
それを少しは進化させたいですね。