長い弓をお好みの方というのはかなりいらっしゃいます。
もっと長いのはといわれることもあります・。
長い弓の良いところは、弓の先端に重さがかかり 先端の方にまで比較的音が出やすくなり、かなり長い音が弾きや烏いかもしれません。
これは一つの考えです。
ところが弓が長くなるというのは竹も長くなり、同じ太さの物ですと、柔らかくなります。
竹の反発力が弱まります。
竹の反発力を同じようにするには太い竹が必要になります。
重くなりますね。そして、鈍くなります。
細くて長い弓というのは、反発力が弱くなるのです。
そこで工夫して、福音弓の麗風と音風は、細い竹を火にかけて、焼いて、反発力を強めています。
昔の弓、それこそ絹弦を弾いていた頃の、弓は短いです。
中には、74センチくらいの物もありましたが、それには黒毛が張ってあります。
黒毛は引っ掛かりも強く、少しの動きで、音が出やすかったのです。
ですから、コントラバスの弦の様に太い弦を引くときにはいまだに黒がが使われています。
ただこのところ少し傾向が変わってきて、というのは、黒毛は強いですが、荒いのです・
当然、音も荒くなります。
みなさんももし黒毛の弓が手に入るようでしたら、今ご自分の持っている白い毛と比べてみてはいかがですか。
ところが最近、この黒毛の代わりになる毛を張る方が増えてきました。
イタリア産の馬毛です。
以前から、イタリア産の馬毛は最高級の馬毛として、ヴァイオリンなどの毛に使われてきています。
ヴァイオリンの毛に使うと引っ掛かりが強くていやだという方もいらっしゃいましたが、そっらの弓を見せていただくと、どうもほかのモンゴル産の馬毛と同じくらいの量を使っていました。
これは、ほんとは毛替えをする人が工夫しなければいけないものです。
ヴァイオリンの弓は、かなり厳密に考える人ですとその棹の長さや(ヴァイオリンの弓も作家によっては少しずつ長さが違います)反発力に合わせて、毛の量を決めていくのだそうです。
このことによって弓の良し悪しが変わる場合もあるそうです。
確かに、私も二胡の弓を作っていて、竹の強さによっては毛の数を減らしたり増やしたりすることで、音色も弾きやすさも変わると思っていました。
イタリア産の馬毛はかなり強いです。ひっかりも強いですし、その上太さがかなり均一に近いのです。
勿論、現地でそのように選別しているのでしょうが、その分でしょうかかなりの高額になります。
毛替えやさんによっては、ヴァイオリンの弓一本毛毛替えるのに、3万円ということろもあります。安くても、2万円にを少し下回るくらいです。
仕入れのルートが限られていますし、日本に入ってくる量も少ないですから、安定した値段ではないようなのです。
以前にも書きましたが、弓毛は、仕事としてはむしろ、ついでの様な仕事らしく、馬毛だけを買いに行っても売ってはもらえません。
馬は皮もその肉もそちらの方が主力で、有用とされているようです。
その上、一頭から弓毛に使えるところは、その1割くらいですから、毛としても、弱小な仕事なのです。大部分はブラシです。
ヴァイオリンの人たちは、このイタリア産の毛を使う事には賛否両論、但し、毛の量を本当にうまくコントロールすると、たっぷりとして豊かな音色になると言われています。
そこで、以前から、試しに作り続けてきた短い弓に張ってみました、
一グラムづつ重さを変えて、何パターン化作り出して、竹の重さは一定に保つようにして。
短い弓の良さもあります。
それは、手の動きが安定することです。
長い弓だとどうしても肩から先肘が浮いてしまいます。
脇を固めて、肘を体から離さないというのは手の運動の場合基本です。
剣道などではよく言われました、脇を閉めろ!
弓道でもそうですね、手は体に近いところで動かすと安定します。
弓を肘を中心にして、いっぱいまで外に弾いた時に長い弓だと、その先はひじを外に弾いて肩から動かすようにしないと弓の先端までは使えません。
これかなり不安定な動きです、相当練習しないと弦に安定した重さがのせていけません。
そのためにも長い弓は先端を重くして、安定感を増すようにするのですが、
短い弓はそれがいりませんね。
弓は、この、数十年で相当変化してきています。
弾く曲も変わってきましたし演奏方法も変わってきています。
楽器もそれにつれて変わり弦も変わってきています。
今後、音楽が変わり、演奏が変わり楽器が変わっていくとしたら、弓も変わっていくのでしょう。
また、二胡は中国の音楽のための楽器なのだと考える人もいる方も、いらっしゃると思います。
その時にはむしろ昔のように、黒毛あるいはイタリア産(音色はおこのみで)を張った短い弓で弾くのが良いのではないですかね。
絹弦を張って、
洋楽器にしても、昔のビオラダモーレを弾くための弓というのは、いまだに制作されています。
ガット弦を張って音色を楽しむという事のようです。
みなさんもいろいろな弓、試してみたらいかがですか。
もっと長いのはといわれることもあります・。
長い弓の良いところは、弓の先端に重さがかかり 先端の方にまで比較的音が出やすくなり、かなり長い音が弾きや烏いかもしれません。
これは一つの考えです。
ところが弓が長くなるというのは竹も長くなり、同じ太さの物ですと、柔らかくなります。
竹の反発力が弱まります。
竹の反発力を同じようにするには太い竹が必要になります。
重くなりますね。そして、鈍くなります。
細くて長い弓というのは、反発力が弱くなるのです。
そこで工夫して、福音弓の麗風と音風は、細い竹を火にかけて、焼いて、反発力を強めています。
昔の弓、それこそ絹弦を弾いていた頃の、弓は短いです。
中には、74センチくらいの物もありましたが、それには黒毛が張ってあります。
黒毛は引っ掛かりも強く、少しの動きで、音が出やすかったのです。
ですから、コントラバスの弦の様に太い弦を引くときにはいまだに黒がが使われています。
ただこのところ少し傾向が変わってきて、というのは、黒毛は強いですが、荒いのです・
当然、音も荒くなります。
みなさんももし黒毛の弓が手に入るようでしたら、今ご自分の持っている白い毛と比べてみてはいかがですか。
ところが最近、この黒毛の代わりになる毛を張る方が増えてきました。
イタリア産の馬毛です。
以前から、イタリア産の馬毛は最高級の馬毛として、ヴァイオリンなどの毛に使われてきています。
ヴァイオリンの毛に使うと引っ掛かりが強くていやだという方もいらっしゃいましたが、そっらの弓を見せていただくと、どうもほかのモンゴル産の馬毛と同じくらいの量を使っていました。
これは、ほんとは毛替えをする人が工夫しなければいけないものです。
ヴァイオリンの弓は、かなり厳密に考える人ですとその棹の長さや(ヴァイオリンの弓も作家によっては少しずつ長さが違います)反発力に合わせて、毛の量を決めていくのだそうです。
このことによって弓の良し悪しが変わる場合もあるそうです。
確かに、私も二胡の弓を作っていて、竹の強さによっては毛の数を減らしたり増やしたりすることで、音色も弾きやすさも変わると思っていました。
イタリア産の馬毛はかなり強いです。ひっかりも強いですし、その上太さがかなり均一に近いのです。
勿論、現地でそのように選別しているのでしょうが、その分でしょうかかなりの高額になります。
毛替えやさんによっては、ヴァイオリンの弓一本毛毛替えるのに、3万円ということろもあります。安くても、2万円にを少し下回るくらいです。
仕入れのルートが限られていますし、日本に入ってくる量も少ないですから、安定した値段ではないようなのです。
以前にも書きましたが、弓毛は、仕事としてはむしろ、ついでの様な仕事らしく、馬毛だけを買いに行っても売ってはもらえません。
馬は皮もその肉もそちらの方が主力で、有用とされているようです。
その上、一頭から弓毛に使えるところは、その1割くらいですから、毛としても、弱小な仕事なのです。大部分はブラシです。
ヴァイオリンの人たちは、このイタリア産の毛を使う事には賛否両論、但し、毛の量を本当にうまくコントロールすると、たっぷりとして豊かな音色になると言われています。
そこで、以前から、試しに作り続けてきた短い弓に張ってみました、
一グラムづつ重さを変えて、何パターン化作り出して、竹の重さは一定に保つようにして。
短い弓の良さもあります。
それは、手の動きが安定することです。
長い弓だとどうしても肩から先肘が浮いてしまいます。
脇を固めて、肘を体から離さないというのは手の運動の場合基本です。
剣道などではよく言われました、脇を閉めろ!
弓道でもそうですね、手は体に近いところで動かすと安定します。
弓を肘を中心にして、いっぱいまで外に弾いた時に長い弓だと、その先はひじを外に弾いて肩から動かすようにしないと弓の先端までは使えません。
これかなり不安定な動きです、相当練習しないと弦に安定した重さがのせていけません。
そのためにも長い弓は先端を重くして、安定感を増すようにするのですが、
短い弓はそれがいりませんね。
弓は、この、数十年で相当変化してきています。
弾く曲も変わってきましたし演奏方法も変わってきています。
楽器もそれにつれて変わり弦も変わってきています。
今後、音楽が変わり、演奏が変わり楽器が変わっていくとしたら、弓も変わっていくのでしょう。
また、二胡は中国の音楽のための楽器なのだと考える人もいる方も、いらっしゃると思います。
その時にはむしろ昔のように、黒毛あるいはイタリア産(音色はおこのみで)を張った短い弓で弾くのが良いのではないですかね。
絹弦を張って、
洋楽器にしても、昔のビオラダモーレを弾くための弓というのは、いまだに制作されています。
ガット弦を張って音色を楽しむという事のようです。
みなさんもいろいろな弓、試してみたらいかがですか。