おじんの独り言

写真付きで気まぐれに日記や趣味、感じたことなどを書いてみたい

ドロオイムシ

2015-05-17 21:10:54 | 
動物たちが自分の身を守るためいろいろなものに擬態するのはよく知られていますが、中に身にいろいろなものをくっ付けて正体を隠すものがいます。
これまで写した昆虫の幼虫たちの中にもそれらが居ました。
シラホシコヤガの幼虫は薄緑の地衣類を全身に身に纏いみごとに化けてしまいます。動かなかったらまったく判りません。
この前写したユリクビナガハムシの幼虫は自分の糞を背負っていて一見葉の裏に付いている泥の塊のように見えます。
この点について調べていたら稲の害虫としてイネドロオイムシなるものが居ることが分りました。彼らも自分の排泄物を身に纏っているそうです。まだ見ていないのですが、探してみようと思っております。
今日少し時間が出来ましたので昼から虫撮りに出かけましたがその中で小さな枯葉の屑がヒョコヒョコ動くのを見つけました。正体が分らなかったのですが写真に撮り調べた結果クサカゲロウノ幼虫であることが分りました。これも擬態の一種ですね。
シジンガサハムシの幼虫も見つけましたが彼は自分の脱皮殻を背負っています。

自分の糞を身に纏っているユリクビナガハムシの幼虫



枯葉屑を背負っているクサカゲロウの幼虫 大きな牙を持っています



ジンガサハムシの幼虫