危険な帰化植物 メリケントキンソウ

今日は穏やかな良いお天気となり、しゃがんで家の周りの草むしりをしていました。
勢い余ってバランスを崩し後ろに手を突いたとたん「チクリッ」と針で刺されたような鋭い痛みを感じた。「イテッ！」
蜂にでも刺されたかと急いで振り返り探しましたが一向にそんな様子はありません。ならばムカデか他の虫かと探しますが全く居ません。
「そんなはずは無い」と手を突いたあたりを丹念に探しそーと撫でていたらチカッと来た。「イテッ！」またやられた。
おかしい？？ よくよく見たら青草に鋭い刺のある実が付いているのです。なんだこれは今まで見たことの無いものです。
写真に撮りネットで調べてみたら沢山出ていました。南アメリカ原産の帰化植物でメリケントキンソウという名が付けられています。
公園の広場、芝生の中に繁茂しており鋭い刺により怪我する恐れがあるため「危険な植物」として多くの自治体のホームページでも警告が出されていました。既に多くの皆さんがブログなどでも紹介しておられます。知らなかったのは私だけでした。
暖かく汗ばむほどの季節になると薄着をしたヨチヨチ歩きの幼児を裸足で芝生の上を歩かせている若いお母さんたちを見かけますが、このような草が芝の中に紛れ込んでいたら本当に危険ですね。この草の上に寝転がろうものなら大変なことになります。
すぐ近くの小さな公園に行って確かめてみましたらやはりびっしり生えていました。ここには保育園児も遊びに来ますので注意を喚起したいと思います。
この植物を調べていて、そっくりに似ている植物にシマトキンソウというものもあるようです。これは危険性は無いようですが区別の仕方が載せられているページがありました。興味のある方は検索してごらんください。

メリケントキンソウ　生えている様子はこんな感じです　にんじんの葉に似ています。赤い矢印　花と刺のある実


実の付いている様子


実の拡大　種の部分に鋭い刺があります。2.5-3mm　これはまだ完全にに熟れてはいませんが十分に硬いです。


シマトキンソウの区別　写真の赤い矢印　シマトキンソウは頂羽片はよく分裂し、広いとあります。写真はメリケントキンソウです。