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七転び八起き

2018年01月15日 07時34分04秒 | 生き方
七転び八起きということわざがある。

でも、よく考えてみると、
七回しか転んでないのに、どうやって八回起きるのか?
ちょっとわかりにくい、変なことわざですが、
仏教由来説が有力だそうで、
ひとは、
生まれたその日から自分の足で歩くことはできない。
初めて立ち上がって、
歩こうとした時は、必ず転んでいる。
この時の1回分をカウントしているから、
八起きなのだ。 そうです。

その後は、
何度転んでもめげずに、
また立ち上がるれ! という、
とても勇気づけられる言葉です。

ところが、
松下幸之助さんに言わせると、

「七度転んでも八度目に起きれば良い、
などと呑気に考えるならば、これはいささか愚である。」  
「一度転んで気が付かなければ、七度転んでも同じこと。一度で気のつく人間になりたい。」 
と、厳しいお言葉。

厳しいけれど、そこには、
「そのためには、「転んでもただでは起きぬ」心がまえが大切。」 
だと。

転んでもただでは起きぬは、
意地きたないことの代名詞のように使われているが、
先哲諸聖の中で、
転んでそこに悟りを開いたひとは数多くある。
転んでもただ起きなかったのである。
意地きたないのではない。
真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたほうがよい。
真剣ならば、たとえ失敗しても、
ただでは起きぬだけの充分な心がまえができてくる。
と。 松下幸之助「道をひらく」より

何よりも、
真剣に生きろ! 
ということなんですね。

心に染み入ります。




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