ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

礼節

2021年05月26日 02時08分09秒 | Weblog

NHK-BSプレミアムカフェ『にっぽん 微笑みのくにの物語』を観ている。

明治初期に日本を訪れ、単身東北地方を旅した女性旅行家イザベラ・バードが見た日本。コロナ禍でも失って欲しくない日本人の心性がここにある気がする。

 

1889年(明治22年)に来日し2年間東京麻布で過ごしたエドウィン・アーノルドも、同じような日本人を見ている。そして、明治政府が打ち壊そうとして打ち壊せなかった江戸文化が育てた、日本以外のどこにも存在しない日本人の中にある資質について語っている。

 

(1)礼節によって生活を楽しいものにするという普遍的な社会契約

(2)生きていることをあらゆる者にとってできるかぎり快いものたらしめようとする社会的合意

(3)心に悲嘆を抱いているのをけっして見せまいとする習慣、とりわけ自分の悲しみによって人を悲しませることをすまいとする習慣

 

そんなものどこにある? というかもしれないけれど・・・

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