何にも拘束されない自由な時間が大事だということに初めて気づかされると、あらゆる問いのなかで最も根源的な、「なぜ働くのか」という問いにぶつかることになる。(アンドレ・シフリン『出版と政治の戦後史』トランスビュー)
アメリカの労働者の給与は今や、1970年代前半の水準を10%も下回っている。その一方で、最上位1%が総国民所得の5分の1を手にし、富の3分の1近くを所有している。上位5%で全米の富のほぼ半分を所有している。(『ニューヨーク・タイムズ』2006年10月15日付け)
(英国の)労働者の下から5分の1を、それ以外の労働者と比較すると、百年前よりも、実際にはいっそう貧困化している。(エリック・ホブズボーム『20世紀の歴史ー極端な時代』)