なんていうか、政府肝いりの事業がグズグズな日本って、ここ30年ぐらい続いてて、よくまぁ、これでも先進国でいられるものだと感心するよ。
「2nm半導体の開発を月給27万1000円で」
日本が誇る最先端企業『ラピダス』の求人がとんでもない内容に
→いきなり上方修正される
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「え!!額面20万円台で最先端半導体を!?」
そんな声が聞こえてきそうです。
まず見てもらいたいのが、転職情報サイト「リクナビNEXT」に掲載されたRapidus(ラピダス)の求人。
TSMCがようやく実用化にこぎつけた3nmを上回る2nmプロセス半導体の量産に向けた研究開発を進めるラピダス。その中核を担う開発エンジニアの募集が行われています。
高専ないし大卒で3年以上の実務経験がある人物などが対象。「未経験者歓迎」と書かれていますが、半導体全般に関する知見だけでなく語学力も必要とされるなど、ハードルは低くありません。
気になる待遇は月給27万1000円以上。「グローバル標準の給与水準を念頭に、経験・スキル・能力に応じて決定」とあるものの、月給30万円以下がグローバル標準を念頭に置かれたものかは怪しいところです。
「月収1937ドルでTSMCやSamsungと正面切って戦える最先端半導体の開発人材を募集」と表現すると、どれだけえげつないのかが分かりやすい今回の求人。
果たしてどれだけの精鋭が集まるのでしょうか……?
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果たして・・・・
・7月21日(金)追記
突然ページが更新されて「月給41万6000円以上」へと上方修正されました。やはり「コストコの従業員と変わらない収入で最先端半導体を開発しろ」というのは、難しい話だったようです。