2024年07月01日16:04
わかりやすいウクライナ戦局解説 その2 ドネツク人民共和国
https://hara.livedoor.biz/archives/52339982.html
2024年06月26日14:29
わかりやすいウクライナ戦局解説 その1 全体の理解
https://hara.livedoor.biz/archives/52339898.html
ウクライナの地理や都市・集落名など普通の人は知らないでしょう。少し興味を持っても分からないと思います。
私も最初は、そうでした。
日記で地名に英語かウクライナ語かロシア語の文字を併記するのは地図で探しやすくするためです。
goole mapで近くの大きな地名を出して探すと大体、探せます。
専門的なサイトに行くともっと細かな地図はあります。
そうなると細かすぎて分かりません。
そういう人のためにHara Blogの管理人が、分かりやすい略図を作りました。
Hara Blogの管理人はロシア寄りの立場なので地名表記はロシア読みです。だから英語読みやウクライナ語読みとは違う場合もあります。
私の日記を読んでいる人は、大体略図を見て地名を見るとイメージが分かると思います。
これを5区域に分けて日記に書いています
全部、つなげると略図のようになります。
私の区分だと・・・
「バフムト北方面」
「チャシブ・ヤール方面」
「アウデイーイウカ戦線」
「マリンカ戦線」
「南ドネツク戦線」
このようにドネツクの戦場を分けて、その方面について書いてます。
今度、もう一つ戦線が増えました。
新たにロシア軍が攻撃しはじめた「ゴルロフカ~トレツク方面」です。
ロシア軍が更に戦線を広げると、やがてスラビャンスク方面、リマン方面が加わります。現在、このエリアは戦闘地域にはなっていません。
やはり地図を見て場所や地形を確認した方が分かりやすいです。
これはウクライナ紛争に限らず、全部同じだと思います。
と言ってウクライナ紛争について詳しく知る必要もありません。
しかし私がたまに書くウクライナ紛争の経緯を理解するならウクライナ全体の地図と西部・南部・東部が分からないと理解できない部分もあると思います。
よく私は、「西ウクライナの過激民族主義者」と書きます。地図と西部の位置が分からないと漠然としか分からないと思います。
また南部と東部には親ロシア派住民が多いとも書きます。
最低限、西部・南部・東部の位置が分からないと具体的には、理解できないと思います。
文字だけで漠然と理解すると漠然としたままですし、場合によっては間違った理解をすることもあります。
よく航空万能論のコメント欄に、漠然とした不確かなイメージや知識で相当ピント外れのことを書いている人をよく見かけます。
旧ソ連崩壊後の歴史から調べてウクライナ紛争を理解しているような人は、ごく少ないです。
だからプロパガンダやフェイクニュースを簡単に信じ込んでしまいます。
このタイプの人がいったん信じ込むとそれが固定観念になり、それだけを主張するようになります。
洗脳と扇動は、こうして簡単にできます。
自分では正しい・正義だと信じ込んで実は、プロパガンダやフェイクニュースを拡大再生産している人は、見ていると実に多いです。
そうなりたくなければ、自分で調べて勉強するしか方法はありません。
私も最初は、プロパガンダやフェイクニュースを受け入れていました。しかし1年半以上が経過してから、何かおかしいことに気が付きました。
その後、ぽつりぽつりと調べ始めて自分なりの結論に到達するのに3か月かかりました。
その結果分かったのが、欧米諸国はダブルスタンダード(二重基準)の立場に立っていることでした。
第三世界で欧米の主張を受け入れない国が、多いのはそのためです。
そして20世紀は違っていたような記憶がありますが、現在では西側もプロパガンダやフェイクニュースを垂れ流しています。
ロシアや中国と、この点は全く同じです。
西側の主張は、西側の立場に立った主張です。
だから敵対する相手側を、ボロくそに攻撃して自分たちを正当化します。
どっちが正しく、どっちが間違いかはその都度ケースバイケースで判断するしかありません。
「正しい・間違い」と言う表現も誤りで、どちらに公平性と妥当性がより多いかの問題です。
ウクライナを第三世界の国々が、ほとんど支持しないのは第三世界が中立性や妥当性の観点から判断して、どっちもどっちだ程度の問題にしか見えないからです。
原因を考えるならアメリカが一方的に悪いです。
西側はマスコミまで動員して、この点を隠します。
しかし第三世界の国々は小国と言えども国際情勢を知っています。だから騙せるのは、西側の市民だけです。
第三世界の市民は、ウクライナ紛争に関して知らないと思いますし興味すらないと思います。
等々国際情勢を知れば知るほど、矛盾に満ちていることが分かってきます。少なくとも西側の言っていることは、自分たちのプロパガンダにすぎないことは分かります。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27