みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

生活音の問題

2006年10月18日 | 居住者のマナー・生活騒音
10月14日付でも書きましたが、生活音の問題というのは、マンションライフ問題における、一大テーマのようです。

当マンションでも、主として子どもの走り回る音が問題になっていて、実際苦情なども来ていたようです。

そして、苦情の矛先は、
(1)居住者のマナー
(2)マンションの構造
の、どちらか(または両方)に向かっているようです。

生活音の問題のやっかいな所は、
(1)どの程度うるさいのかが、当事者にしか、わからない。
(2)当事者の主観によって、差がある問題である。
(3)音の出所・原因が、よくわからない場合がある。(上階の音だとしても、真上の部屋からとは限らない)
(4)決定的な対策・対処法がない。
・・・といった所ではないかと思われます。

国土交通省実施の「平成15年度マンション総合調査」によると、83.3%の
マンションが、「居住者間のマナーをめぐるトラブル」があると回答し、その内訳は、
●違法駐車・違法駐輪 55.5%
●生活音 52.1%
●ペット飼育 48.9%
●共用廊下等への私物の放置 28.2%
●バルコニーの使用方法 21.5%
●専有部分のリフォーム 11.4%
・・・となっています。

やはり、生活音の問題は、トラブル内容としては、件数が多いもののようです。

当マンションの管理会社が言うには、文書を掲示する等して、注意喚起するしかないとの事です。
また、コミュニケーションがしっかりできているマンションだと、苦情が少ないという話もあります。(先方の人となり、家族構成等が明確にイメージできると、「うるさい」という感情が湧きづらくなるのかもしれません)

管理組合としては、マメに広報を行い、皆が参加しやすいイベントを企画できると良い、という事になるんでしょうか。