11月7日付記事にも書きましたが、マンションのアフターサービス定期点検は、無償で補修をしてもらえる機会であり、特に2年目の点検は、無償補修のほぼ最後の機会なので、とても大事なものとなります。
ただ、根本的な欠陥といえるようなものは、10年まで無償となるようです。
(※参考=
瑕疵担保責任とアフターサービスはどう違う?)
当マンションで配布された「アフターサービス規準」では、以下のような事になっています。
【1年】
●植栽の枯損・病虫害など
【5年】
●配管・配線の破損・つまり・漏水など
●給水槽の破損・漏水
●ユニットバスの漏水
【10年】
●外壁雨漏り
●躯体の亀裂・破損
●屋上等(アスファルト防水等)雨漏り
●浴室(アスファルト防水等)雨漏り
意外に重要だと思われるのは、植栽が「1年」って事でしょうか。
「枯れ保証」って言うらしいんですが、木が何か元気無さそうだから、2年アフターの時にでも指摘してみよう、って思っても、遅いって事ですね。
管理会社・分譲会社・施工会社任せにせず、やはり共用部の点検は、住民が積極的に参加したい所です。
専門家にチェックしてもらうのが、本来いちばん良いんだと思うんですが、それなりにお金もかかるので、どう住民(理事会)の理解を得るかが難しい所でもあります。
理事会や住民が、自分たちでチェックをするというのは、チェック自体は専門家に比べて甘くなってしまうと思いますが、住民相互の結束感を高められるというメリットもあると思います。
専門家依頼も、住民独自のチェックもできないならば、せめて管理会社・分譲会社・施工会社の点検時に、理事会の誰かが立ち会うくらいは、した方が良いのかもしれません。
何にしても、彼等に対し「全部お任せ」という姿勢は見せない方が良い気がします。いい意味での「緊張感」を持って、点検してもらう意味でも。