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みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

新築マンション調査、7%で強度不足か 国交省

2006年12月30日 | マンション・住宅・家
7%って・・・、これ、かなり問題じゃないでしょうか?

新築マンション調査、7パーセントで強度不足か 国交省

国土交通省は27日、過去5年間に建築確認された10階建て程度のマンションを全国で無作為抽出して調べたところ、221棟のうち約7%にあたる15棟で強度不足のおそれがある、と発表した。基準を1とした場合、15棟はすべて0.9未満で、うち1棟は0.5前後とみられ、建て替えが必要とされる0.5を下回っている可能性もある。書類差し替えなどの明らかな偽装は確認されていないという。強度の確定にはさらに確認作業が必要だが、全国の新築中層マンションの数%が強度不足である可能性が浮上した。

国交省は、0.5未満は震度5強程度で倒壊の可能性があるため使用中止など緊急対応の必要があるとし、0.5以上1未満は改修で対応可能との見方を示している。

調査は、耐震強度偽装事件を受けて今年2月から開始。全国で01~05年ごろに建築確認を受けた10階建て程度のマンション(推計約7000棟)から無作為抽出した389棟が対象。同省外郭団体の日本建築防災協会で構造計算を再計算したうえ、非破壊検査で鉄筋の配置を調べたりコンクリートの強さを測ったりした。168棟はなお調査中。

調査済みの221棟のうち、強度不足のおそれが指摘された15棟については、構造計算書と設計図との不整合や、計算過程に不自然な点があったという。

同省は15棟が所在する自治体に報告内容を伝え、強度が満たされているかどうかの再確認を求めた。強度の確定には、設計した1級建築士らから設計の意図や計算の考え方を聴いたうえで、専門家で精査する作業が必要で、さらに3カ月程度かかるという。

同省は15棟の建物名や所在地を明らかにしておらず、住民にも強度不足の可能性を知らせていない。「正式確定後、通知する」としている。また、強度不足が確定した場合、設計した建築士らを処分する方針。

新たな強度不足の疑いが浮上したことについて、国交省は「疑問のある設計がなされ、建築確認されたことは遺憾。確定後、厳正に対処したい」としている。

(2006年12月27日22時52分 アサヒコム)


私のマンションでも、今年前半に、施工会社から、耐震構造に関する説明会が開かれましたが、こうなると第三者機関の調査でもないと、安心できないですよね。

「上野の森の蝸牛のように」

2006年10月25日 | マンション・住宅・家
何週も前の週刊誌の話で恐縮ですが、「アエラ」10月9日号で、「上野の森の蝸牛(かたつむり)のように」と題した、とても興味深い記事がありました。

写真家の橋本聡子さんという方の写真と文によるもので、上野公園に棲む、さまざまなホームレスの人たちのテントの中を撮った写真が8枚ほど掲載されていました。
その写真は、人の姿はなく、それぞれのテントの中だけを写したものです。

橋本さんは、2年半上野公園に通い、実際に上野公園のテントに棲んでみたようです。
写真は、おそらくはその過程の中で、撮っていったものなのでしょう。
とにもかくにも、これは、実際にホームレスの人たちの中に飛び込んで行った人にしか撮れないものです。

私は昔、映像製作の学校に通っていた時期が少しだけありましたが、同じクラスの女性が撮った、ホームレスの人を題材にしたドキュメンタリービデオがあったのを思い出しました。
そのビデオの中のホームレスのおじさんは、とても生き生きした顔をしていて、これは実際にコミュニケーションを重ねていった人にしか撮れない表情だなぁと、その時思いました。(実はホームレスの人を映像の題材にしようとする人は意外に多いようなのですが、生半可ではない覚悟や意志や、それ以前の礼儀やら常識やら感性やら、そうしたものがしっかりしていなければ、まずモノにはならないと言っても良いでしょう。)
見ず知らずの人の懐に飛び込んで行く事は、かなり勇気が要ると思いますが、そうした事ができてしまう力というのは、すごいものだと思います。
まず、自分には絶対にない能力ですからね。
そんな粘り強い努力の結晶であろう8枚の写真は、何とも言えない迫力というか、空気というか、不思議な存在感をもって、迫ってきます。

それぞれの写真には、一言ずつコメントがついているのですが、狭いテントという空間の中で展開される、それぞれの人たちの世界。
そこにあるのは、布団と、最低限の衣服や日用品とか、あとは猫だったり、お人形さんだったり。
そして、テントの外からの淡い光が、独特の濃密な空間を形作り、いったいここに住んでいる人たちとは、どんな人なんだろう? という興味を、嫌でもかき立てられます。

もし、自分がホームレスになったとしたら、テントの中をどんな感じにするだろうか?
そんな事も考えてしまいましたが、正直どんな風になるかが、全く想像がつきませんでした。
こうした狭いテントの中というのが、その人の、人となりというものが、最も色濃く表れる場なのかもしれないと感じました。

それにしても、公園の中のテントが立ち並ぶ姿は、何度も見た事のある風景でしたが、その内部空間というものは、外から見た時の想像とは、かなり違う物だなと、写真を見て思いました。
本当に、そこにはさまざまな「個」が存在しているのだな、と思いました。
さまざまな個の内部が、テントの中を通して見えてくるような気がして、これは究極の家とも呼べるのかもしれないなどと考えてしまいました。

内覧会チェック

2006年10月22日 | マンション・住宅・家
内覧会でも、さくら事務所さんにチェックしてもらったのですが、やはり私たち素人だけでは絶対気が付かなかったであろう指摘事項が、いくつかありました。

全体的にはそれほど重要な問題はなかったのですが、専門の道具を使って傾きを見てくれたり、ホルムアルデヒド濃度を調べてくれたり等、きちんと調べてもらった上で入居できる事で、大きな安心感につながりました(余談ですが、私たちは午後のチェックだったのですが、同じマンションで、同じ日の午前中に、別の部屋の方の内覧チェックを、さくら事務所さんが行っていたそうです。)

また、さくら事務所の担当の方は調査だけではなく、施工業者の主任さんに直接指摘・交渉もしてくれました。
その結果、施工主任さんのお話も直接聞くことができ、これはけっこう嬉しい副産物?でありました。
技術上のさまざまな工夫であるとか、何とか工法とはどういうものであるとか、またその方の仕事に対する姿勢のようなものも、窺い知る事ができました。
一連のやりとりの中で、主任さん・施工会社の、後々の対応にも期待が持てるという確信が持てました。

住み始めてから建物に対する不具合というのが、後日見られたようですが、この時点で施工会社に対する信頼感を得られたというのは大きかったと思います。
もちろん頭から信頼しっぱなし、任せっきりは良くないですし、常にきちんとチェックする姿勢は大事だと思いますが、信頼感があってこそ、さまざまな交渉事も、ある程度安心して臨めるのだと思います。
この信頼感が、いつまでも揺るがない物であってほしいものです。

ところで、一昨日は、そのさくら事務所のセミナーに参加してきました。
これについては、また後日(→10月23日へ続く)。

購入前の建物チェック

2006年10月20日 | マンション・住宅・家
一昨年、マンションの購入契約の前に、「さくら事務所」という、不動産調査・コンサルティングの会社に、建物チェックをしてもらいました。

契約を目前にして、少しでも建物に対する不安を払拭しておきたい、購入して間違いがないかどうかを確認しておきたい、自分たちがこれから住もうとしているマンションが、どういう特徴を持ち、どんな長所があり、どんな欠点があるのかを、きちんと理解した上で住み始めたい、という思いがあったからです。

今から思えば、マンションの購入申込から契約、引渡までの期間というのは、とにかく不安でいっぱいでした。
果たしてローンがちゃんと払えるのか? という、お金の心配も大きかったのですが、まだ完成していない建物に対する不安感というのも、かなりありました。

建物チェックは、担当の方に、設計図書や現場を調べてもらい、後日報告を受けます。
構造、建材・機器、安全性、防犯性、快適性、静粛性、メンテナンス、可変性の各項目について、さまざまな角度・視点からの調査が行われます。

自分なりには、当時何冊かマンションや住宅にの本も読み、それなりに勉強していたつもりではありましたが、担当の方の報告を聞いて、初めて聞く問題点、視点等、さまざまな興味深い話を聞くことができ、勉強にもなったし、建物に対する理解も、相当に深まりました。
モデルルームでは聞いていなかった事で、「こんな工夫がされていますねー」などと、新たに聞くことができた話もあり、「何でこういうのを、アピールしないんですかねぇ?」と担当の方や私たちが不思議に思ったような事もありました。
いろいろ考えはあるでしょうが、私たちにとってはとても役に立ったし、お金を払って調査してもらっただけの事はあったと感じました。

チェックしてもらって、納得した上で契約した私たちは、内覧会の時にも、さくら事務所さんにチェックをお願いしたのでした。

「マンションにデリヘルビラを配り書類送検」

2006年10月03日 | マンション・住宅・家
マンションにデリヘルビラを配り書類送検

福岡県警中央署は2日、経営する無店舗型性風俗の広告ビラをマンションの集合郵便受けに投げ入れたとして、風営法違反の疑いで福岡市城南区のデリバリーヘルス経営者の男(38)と、福岡市中央区の男性従業員(41)を書類送検した。

5月に施行された改正風営法は、住居に性風俗店のビラを配る行為を新たに禁止した。県警によると、法改正後のビラ配りの摘発は神奈川、愛知、鹿児島に続き全国で4例目という。

調べでは、2人は5月22日、福岡市中央区のマンションで、自店の広告ビラを入居者のポストに入れた疑い。

[2006年10月2日19時13分 日刊スポーツより]


迂闊にも、こういう法律が施行された事自体、今まで知りませんでした。
まぁ、今のマンションにこの手のチラシが入っていたことは皆無なのですが、一人暮らししていた頃は、いっぱい入ってきてましたねぇ。
この手の迷惑チラシを取り締まれるのはいい事です。

マンション反対運動

2006年09月18日 | マンション・住宅・家
マンションの建設反対運動のノボリや看板を見たことのある方も多いかと思います。
私も、偶然通りかかったマンションや、購入を検討したマンションの建設現場付近で何度か見た事があります。
特に大規模マンション、高層マンションには、文句の激しい看板が目立つ気がします。

何故反対運動が起こるのかというのは、それぞれの現場によって理由や状況が違うと思いますが、日照が遮られるとか、景観が損なわれるとか、狭い道路に車が増えて危険度や渋滞が増すとか、自然破壊だとか、そういった理由で反対運動が起こっているケースが多い気がします。
あとは、その土地その土地で、固有の歴史や状況があるでしょうから、これは反対運動の妥当性というのもケースバイケースなのでしょう。

テレビの「噂の東京マガジン」などを見てると、その手の紛争問題がときどき出て来ます。
建設業者がろくに地域の理解を得る努力をする事もなく、営利追求に走っている事も少なくないようです。

一方、私の妻は以前に、高級住宅街の片隅の古い木造アパートに住んでいた事があるのですが、ある日、公団の団地建設の反対ビラが配布されてきて、そこには「この町に団地が似合うと思いますか?」と書かれていたそうです。
現場は、住宅地からバス通り一本挟んだ反対側で、しかも高層住宅ではないので、日照や景観の問題ではあり得ませんから、要するに、「せっかくお金持ちだけで住んでいるのに、わけのわからない人たちに来られて住まれたくない」という思いが強かったのでしょう。
防犯面の問題を心配したのかわかりませんが、そういう反対運動だと、ちょっと付いていけないものを感じてしまいます。

そんな中、こういうニュースはなかなかすばらしいと思いました。
茅ヶ崎市民の運動実り、高層マンションが低層結婚式場に計画変更(JANJAN・2006/09/01)
なにより、業者と周辺住民が、共にどういう結論が良いかを探り出して行こうとする、歩み寄りの姿勢が良いと思います。

一方で、こじれにこじれまくっている例もたくさんあるようですね。
例えばこれこれとか(検索してて、たまたま目にしたサイトなので、詳しい事情については全くわかりませんが)。

現在の私の居住するマンションは、幸いにして、大きな反対運動もなかったようですが、工事の騒音に対する苦情があったようで、その際には、売主の会社が、ご近所を一軒一軒、菓子折を持ってお詫びに回ったようです。
どこでもやってるような事なのかどうかはわかりませんが、そうした地道なご努力には頭が下がる思いがしますし、周辺の理解を得られるように配慮して頂けた事は、とてもありがたく思います。

不動産業界の全体的な状況についてはよく知りませんが、業者さんも、たしかに利益追求は会社である以上は大事な事ですが、先述のような良いニュースに名前が出て来るようだと、イメージアップになって良いのになぁ、と思ってしまいます。
また、この手の問題は今後も増えるでしょうから、行政も対策が必要だと感じます。
例えば→マンションなど建設 住民との協議に専門家派遣(2006年9月13日 読売新聞)

<参考サイト>都市デザインの話(「JIA都市デザイン部会」HP)

垂れ流し・・・

2006年09月15日 | マンション・住宅・家
「建設業界は汚い」「建設業界は汚れている」とかって言葉を今まで耳にした事も少なからずあったかと思いますが、これって、あくまで比喩としての言葉だったんですが・・・。
本当に「汚い」ことして、どーする!?


大量の汚物を横浜港に垂れ流し、前田建設の2社員逮捕

 マンション建設現場からし尿を横浜港に垂れ流したとして、横浜海上保安部は8日、前田建設工業(東京都)の横浜支店作業所統括所長下はざ俊二(53)、副所長田川亮(48)の2容疑者を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕、支店などを捜索した。(はざは「けものへん」に「召」)

 工事開始の2004年5月から今年4月までに、推定約650トンが流され、悪質だと判断した。法人としての同社も同容疑で書類送検する方針。

 調べによると、2人は今年3月28日~4月26日、横浜市神奈川区橋本町のマンション建設現場で、事務所の仮設トイレから約3トンのし尿をそのまま横浜港に垂れ流した疑い。

 トイレの浄化槽は1日当たり約45人分の処理能力だったが、約500人の作業員がおり、浄化されないまま流されたという。2人は「汚物が出ていたかもしれないが、故意ではなく、責任はない」と否認している。

 前田建設工業広報グループは「深くおわび申し上げる。捜査に誠実かつ真摯(しんし)に対応し、信頼回復に努めたい」としている。

(2006年9月8日22時17分 読売新聞)

「姉歯被告初公判」

2006年09月06日 | マンション・住宅・家
姉歯被告「有能評価が目的」と検察側主張・耐震偽装(アサヒコム・2006年9月6日)

NHKだったかのニュースで、耐震偽装マンションの、管理組合理事長さんがインタビューに答えていました。
建て替え計画はこれからなんだそうですが、一人当たり1500万円程度の負担は避けられないという事でした。
比較的小規模のマンションの話だったので、余計に負担が大きいのかもしれません。
ギリギリで予算を組んで購入したご家庭もあるでしょうし、本当にとんでもない犯罪行為です。

こういう時の理事長さんというのは、本当に大変です。
以前にニュースで見た、ある耐震偽装マンションの理事長さんなどは、発覚当時、ほとんど会社にも出勤できず、さまざまな対応に追われていました。
記者会見なんかも見た記憶がありますが、各理事長さんはかなりしっかりと話をされていて、考えさせられるものもありました。

まぁ、理事長をやっていて、テレビに出るハメになる人はそうはいないでしょうが、もし自分がその立場だったら、もうどうにもならないくらい悲惨な状況になってしまう気がします。
だいたい、テレビカメラの前で、まともに話ができる自信がありません。
単に、人前であっても、緊張するたちなのに、テレビだ記者会見だなんて、到底まともに対応なんかできないと思います。

まぁ、テレビというのは大げさな話としても、理事長に必要な資質として、しっかりと他人にわかりやすいように話ができるというのがあるような気がします。
誰でも理事長はできるなんて、どこかのサイトで見た事があるような気もしますが、そんな事はないんじゃないかと思います。

耐震偽装や欠陥住宅という話ばかりではなく、例えばこれから先、大地震が起こった場合に、理事長さんの役割は一気に重い物になる事でしょう。

以前NHKで見たドキュメンタリーでは、阪神大震災で被災したマンションの、ある理事長さんで、あまりに住民が勝手な事ばかり言うのに嫌気がさして、引っ越しして、農民になったという方がいました。

いろんなケースを見るにつけ、もし自分のマンションがそういう目に遭った時にどうするか、つい考えてしまうのです。

「マンションへの政党ビラまき、無罪判決」

2006年08月30日 | マンション・住宅・家
マンション住人としては、いささか興味あるニュースでした。


マンションへの政党ビラまき、被告に無罪判決 東京地裁
2006年08月28日12時33分(アサヒコム)

東京都葛飾区のマンションに04年12月、政党ビラをまくために立ち入ったことで住居侵入罪で起訴された被告の住職荒川庸生(ようせい)さん(58)に対し、東京地裁は28日、無罪(求刑・罰金10万円)を言い渡した。大島隆明裁判長は近年の住民のプライバシー、防犯意識の高まりに触れつつ「ドアポストまで短時間立ち入っての配布が、明らかに許されないという合意が社会的に成立しているとはいえない」と判断。荒川さんの立ち入りには「正当な理由がある」として住居侵入罪の構成要件を満たしていないとした。

判決はまず、「どんな時に立ち入りが許されるかは、社会通念を基準に、立ち入りの目的・態様に照らし、法秩序全体の見地からみて社会通念上、許される行為といえるか否かで判断するほかない」との判断枠組みを示した。

そのうえで「立ち入りの滞在時間はせいぜい7、8分」と短時間だったことを重視。さらに、▽このマンションではピザのチラシも投函(とうかん)されているが、投函業者が逮捕されたという報道もない▽40年以上政治ビラを投函している荒川さんも立ち入りをとがめられたことはない――と指摘。「現時点で、ドアポストに配布する目的で昼間に短時間マンションに立ち入ることが、明らかに許されない行為だとする社会的な合意がまだ確立しているとはいえない」と述べた。

判決は、明確な「立ち入り禁止」の警告に従わずに立ち入れば住居侵入罪にあたるとしたが、このマンション玄関の張り紙では、「明確な立ち入り禁止の意思表示がされていない」と指摘し、立ち入りに正当な理由があると結論づけた。

同種の事件では、立川市の防衛庁官舎での反戦ビラ配布をめぐり、市民団体のメンバー3人が起訴されたケースがある。一審は同罪の構成要件に該当すると認めつつ、刑事罰には値しないとして無罪とした。二審では罰金10万~20万円の有罪判決となり、弁護側が上告した。

無罪判決を受け、岩村修二・東京地検次席検事は「検察の主張が理解されず遺憾だ。判決内容を検討し、上級庁とも協議の上、控訴の要否を判断したい」とのコメントを発表した。



〈キーワード:葛飾政党ビラ配布事件〉 04年12月23日、被告の荒川庸生さんは東京都葛飾区内のオートロックではないマンションに立ち入り、共産党の都議会報告や区議会だより、区民アンケートの用紙と返信用封筒を、各階居室のドアポストに配布した。途中で住民男性に見とがめられ、110番通報された。警察で事情を聴かれ、帰宅しようとすると「住民男性によって住居侵入容疑で現行犯逮捕されている」と説明を受け、そのまま23日間、身柄拘束された。



被告の男性「表現の自由通じた」 ビラ配布無罪判決
2006年08月28日12時48分(アサヒコム)

住民のプライバシーか、表現の自由か――。政党ビラをまくためにマンションに立ち入り、住居侵入罪に問われた被告が28日、無罪とされた。人々のプライバシー意識の高まりに配慮しつつも、判決は、ビラ配布に理解を示した。被告や支援者から喜びの声があがる一方、捜査当局の取り締まりのあり方には課題が投げかけられた。

「みなさんと戦いとった無罪判決です」。判決言い渡しの後、大勢の支持者らが待ち受ける東京地裁前に、両拳を高々と突き上げて現れた被告の住職、荒川庸生さん(58)には笑みがあふれていた。

判決後、記者会見に臨んだ荒川さんは「市民感覚に沿って判断してほしいと法廷で訴えてきた。裁判長には敬意を表したい。検察には、これ以上、言論・表現の自由、知る権利を犯罪化しておとしめることはやめてほしい」と語った。

また、弁護団は、判決について、「憲法が保障する言論の自由の重要性を明確にすることで、『憲法の番人』としての司法の役割が見事果たされた」とする声明を発表した。

荒川さんによれば、ビラ配布のため葛飾区内の自宅を出たのは、04年12月23日の午後2時ごろ。平和や民主主義についての考え方が重なる共産党を長年支持し、ビラ配布を続けてきた。この日も都議会報告などを300セット、自転車のかごに入れて出発した。

現場となったマンションの共同玄関はいつも無施錠。7階までエレベーターで上がり、居室のドアポストにビラを入れていった。「集合ポストでは捨てられてしまう。手抜きをせずに住民に届け、ビラを読んでほしかった」

だが、3階で配布中、住民男性に抗議を受け、通報された。弁護団によれば、110番を受理した際の警視庁の報告書には「共産党?」などの記載があった。

荒川さんは意見陳述でこう訴えた。「形式的に侵入かどうかを判断するのではなく、表現の自由が危機にさらされていることに思いを致して判断してほしい」。その思いがこの日、通じた。



今回の判決では、オートロックでないマンションの共用廊下に、昼間短時間立ち入って、政党ビラを配布した事は、違法とは言えないという事のようです。

では、仮にオートロックのマンションであったならば、判決はまた違っていたのでしょうか。
オートロックのマンションにわざわざ立ち入ってビラを配布することが許されないという「社会的合意」があるかどうか・・・、なんとも微妙な問題ではあります。

まぁ、仮に、自分のマンションに勝手に立ち入ってビラ配りしている人を私が見かけたとしたら、たしかにいい気持ちはしないだろうなぁとは思います。
被告の方は、「集合ポスト配布では読んでくれない」と思い、各戸直接配布をしたようですが、直接配布されたビラを見たら、かえって反発されたり、気持ちが悪いと思われたりする危険性が高いんじゃないでしょうか。
しかし、だからといって、即逮捕というのも、いかがなものかとは思いますが。

ところで、前回の選挙の時、私のマンション(オートロックです)では、各戸に直接、公明党のビラが配布されていました。
この事件も、共産党だから騒ぎになったのかなぁ、とは思います。
公明党だったら、たとえ通報されても、おそらく逮捕にはならなかったでしょう。

マンションの営業

2006年08月26日 | マンション・住宅・家
「腹の立つ勧誘」つながりで、今日は、初めてマンションのモデルルームを訪ねた時の事を書きたいと思います。

私たち夫婦の間で家を買おうかという話が出始めた頃、たまたま当時の居住地にわりと近い所で、低価格のマンションのチラシを目にしたので、物は試しと、見に行ってみました。
その時の営業マンは、年の頃はおそらく50代前半くらいの男性で、とてもにこやかに対応してくれ、熱心にあれこれと説明をしてくれました。
かなり長時間にわたり説明を聞いた私たちは、とりあえずその場はよく検討しますと告げて、帰宅しました。

帰ってから、いろいろ検討しましたが、まだ家探しを始めた段階で、予備知識もほとんどない状態で、不安がいっぱいだったのと、マンション(現地)の周辺環境が今ひとつ気に入らなかった事もあって、翌日、断りの電話を入れました。
すると、営業マンは、態度が急変し、声を荒げて「何が気に入らないんですか? 昨日も言ったけどね、こんないい物件は他に無いんだよ!」「何か疑問があればちゃんと答えるって言ったでしょ! いきなり断るって何なの!?」「私はね、あなたのためを思って、ここまで言ってるんだよ! そんなんじゃね、一生家なんか買えないよ!!」などと、言いたい放題状態となりました。
「家族や周囲の者とも相談して、考え直したい」と私が言った事に対して、その営業マンは「家ってのはねぇ、あなたが決める事なんだよ! 失礼だけど、その年になって、そんな事も一人で決められないようじゃ、はっきり言って、どうしようもないよ!」などと、なぜか私が説教されてしまう有様でした。

さすがにちょっと態度がひどすぎると思った私は、翌日売主の会社に抗議の電話を入れ(売主と営業は別の会社でした)、対応した方も「本当なら、たしかにひどい。申し訳ありません」と言っていましたが、正直、言葉の感じからして、それほどちゃんとした対応をしてくれそうな感じは受けませんでした。

ま、そんな会社の事は、もうどうでも良いのですが、何しろ探し始めて、いきなりそんな営業にぶち当たってしまったものだから、不動産業界って、こんな人ばっかりなのかなぁ?・・・などと、ちょっと不安になってしまったりもしました。

しかし、いくつかモデルルーム等で、いろいろな会社の方の説明を聞いているうちに、それはかなり極端な例だという事がわかりました。
たしかに口八丁手八丁の世界だなとは思ったのですが、きちんとお断りしても、逆上するという人は、他にはいませんでした。
中には、自分の会社の品質にかなり自信を持っていて、ちゃんと専門的な事も勉強しており、しかも熱心ではあるが全く押しつけがましい所が無い、という感動的な方もいらっしゃいました。

営業マンの良し悪しと建物の品質には直接関連性はないという意見もありますが、あまりにひどい営業をされると、そうまでしなければ売れないのかと、つい勘ぐってしまいたくもなります。
根拠は無いですが、私自身は、両者に関連性はあると思っています。