みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

台風が来ました。駐車場の車輌退避対策について。

2007年07月22日 | 理事長
先月理事長に就任して以降、書類にいくつかハンコを押した以外、今までこれといって理事長としての仕事はなかったのですが、先週の3連休(14~16日)の時に、こんな事がありました。

その時は、ちょうど台風4号通過で、全国大荒れの天気でしたが、通過が予測される日の前日(14日)に、管理人さんからの文書が、拙宅のポストに入っていました。

その内容は、

「台風時に、(機械式駐車場の)車輌退避時のご判断及び指揮を執って頂きたい。」

というものでした。

そして、別紙には、「台風時の車輌退避手順」が書かれており、駐車場の何処が空いているか、どの車をどこに移動させるか、そして、車輌退避時の判断・総指揮は理事長・副理事長が行う、という旨の事が書かれていました(この「別紙」の方は駐車場全利用者に配布したようです)。

翌日(15日)は日曜日で、管理人さんは休みなので、このような文書と手順を作成してくださったのでしょう。

慌てて、分譲時に渡された、いろいろな説明書の山の中から、駐車場の説明書を引っ張り出して来ました。

「大雨によりピット(機会駐車場地下部分)内に浸水の恐れがある場合には、インターロック解除を使用して、駐車場管理者は、ピット内に車が残らないようにしてください。」

インターロック解除・・・?
何ですか? それは?

「この駐車装置には、安全装置として隣接機操作防止装置(インターロック)が組み込まれており、隣の装置のパレットが下降端定位置にない場合には、操作できないようになっています。」

「非常時(豪雨・洪水等)には、別途お渡しするインターロック解除キーを用いて操作盤面にあるインターロック解除キースイッチを操作することにより、所定の時間(10分間)のみ隣のパレットが下降端定位置になくても操作することができます。」

どうやら、解除キーというのがないと、駐車場の各パレットを一斉に引き上げる事はできないらしい。
しかし、私はそんなものは持っていない。
管理人さんに聞きたいところだが、ポストに投函されていた文書に気付いたのは、既に管理人さんが帰った後。

だいたい、そもそも、どのタイミングで車輌退避を指示すれば良いのかもわからない。
(台風が来るたびに、こんな事しなければならないというのも、何か腑に落ちない)

で、管理会社の担当者の携帯に電話してみました。

「かなりひどい大雨で、例えば周辺の道路の側溝から水が溢れているとか、そういう状況であれば、退避させた方が良いのではないか。」
・・・という見解でした。

よほどひどい状態にならない限り、退避までは必要ないだろう、というニュアンスを感じました(そこまで踏み込んだ表現ではなかったですが・・・)。

また、解除キーは管理人さんしか持っていないので、緊急センター(管理会社)に電話すればすぐにかけつけるようにする、との事でした。

まぁ、結局のところ、幸いにして、ウチの方はそれほどひどい大雨にもならないまま、台風は通過してくれちゃったわけなんですが(ホッとしました、本当に)、今後理事長というのは、こういう場合にもいろいろ動かなければいけないんだなぁ、という事を一つ学びました。

以下、個人的に思った、今後の課題。

(1)大雨というのは何度も起こる事なので、車輌退避指示の基準とか、手順等、マニュアルにしておいた方が、いざという時に慌てずにすむと思う。

(2)電話以外に、駐車場利用者への連絡手段があると良いかも。はっきり言えば、メールアドレス。電話するほどではないけれど、ちょっとした現状報告、途中経過等、連絡した方が、住民に、より親切で安心感を与えられる局面があるような気がするので。

(3)台風に限らず、大地震等、災害への対策を考えておいた方が良い気がする。

(4)駐車場地下部分の、清掃(落ち葉等の除去)について確認する。

理事長に就任しました。

2007年07月01日 | 理事長
総会の直後に、新役員で理事会が行われました。

今回は、役職を決めて、あとは次回の理事会の日程を決めて、終わりました。

新役員は、私と、もうお一方が、前期からの留任。
あとは、輪番制の新任の方々です。

留任のもうお一方が「副理事長」を希望され、私は「理事長」に手を挙げました。
特に異論も出ず、また他の役職もスムーズに決まり、さくさくっと終了しました。

性格的には、全く自分は理事長的なものには合わないのですが、まぁ何とかやるしかないと思い、決めました。

そういえば、以前にトラックバックを頂きましたマンション管理士の深山さんのブログで、こんな記事がありました。

これを読むと、私のような人間の適職は、間違いなく「理事長」ではなく「副理事長」なんですね。
(自分でもそう思います)

組織の長なんて今まで生きてきて全く無縁だし、「リーダーシップ」と「マネジメント能力」なんて、有るとか無いとか以前に、「それ、何ですか?」レベルの人間ですから。

先の深山さんの記事の要点は、「独断型の理事会運営」となり、「他の理事会メンバーが管理に対して関心を失って行く」という結果となってはならない。
・・・という事のように思われます。

私が理事長に手を挙げたのは、管理費・修繕積立金の問題を解決させたいと思った事が直接の理由ですが、何をするにせよ、まず他の方に理解して頂き、管理に対する関心を失わせないという事を「第一義」として、1年間がんばりたいと思います。