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みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

今日のひとこと【3】 「当事者意識を持つ」

2010年01月03日 | 今日のひとこと
あけましておめでとうございます。


さてさて、またまた久々の更新になってしまいましたが、
今日のひとこと第3回は、「さくら事務所」代表・長嶋修さんのブログ記事からの引用です。

「当事者意識を持つ」

該当箇所全文は、以下↓の通りです。


だらしない管理組合、運営がきちんとできない管理組合のマンションは、
それはもうひどいものです。

建物の価値など半減。
建物の寿命も当然、短くなります。


一方で、しっかりした管理組合があるところは、
マンションの資産性も耐久性も、ひいては暮らしやすさも、
全然違います。


こういったマンション管理組合の特徴は、
各人が当事者意識を持っていることです。


↑以上、引用終わり。



もはや、説明するまでもないですが・・・。

自分たちのマンションは、自分たちで守りましょう!

・・・という事です。


この言葉を念頭に、管理組合運営に当たっていきたいものです。
新年の決意とか、そんな大げさなものではないですが・・・。


パソコンが故障したり、昨年もいろいろあった一年でした。
何とか今年はもう少し更新頻度を高めたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

今日のひとこと【2】「住民は、顔を見たこともない理事よりも、知名度のある管理会社を信頼している」

2008年09月23日 | 今日のひとこと
「今日のひとこと」第2回。

以前に、マンションNPO発行の「理事のきほん」について書いた事があるのですが、この本の中で、実際のマンションの実例が記載されている箇所があります。



ある新築マンションの理事長さんは、いろいろ調べているうちに、「修繕積立金を10~12年目の第1回大規模修繕で使い切り、最も大切な20~25年目の第2回大規模修繕ができないマンションが少なくない」ことを知る。
そして「そのためには委託業務費を節約し、少しでも多くの余剰金を修繕積立金会計へ繰り入れなければならない、との思いを強く」します。
そんなある日、この理事長さんは「ある先輩」からアドバイスを受けるのですが、その「アドバイス」の言葉が、「今日のひとこと」です。

「新築マンションでは、住民は、顔を見たこともない理事長や理事よりも、知名度のある管理会社を信頼しているものですよ」

この理事長さんは「確かにそうだ」「自分たちのことは、まだ住民には何も見えていない」と思い、「今後、理事会が考えていることや取り組んでいることは、できる限り住民に伝えて理解や同意を得ていこう」と決意します。

この一言は、私も読んでいて「確かにその通りだな」と思いました。
理事会は素人の集まりであり、管理会社は管理のプロである。だから、素人の言っているわけのわからない事よりは、プロの言うことの方が信頼性がある。・・・と仮に住民の方々が思ったとしても、それは至極当然の事ですよね。

いくら正しいと思った事でも、居住者の理解と同意を得る事は、基本中の基本であり、「何かわけのわからない事を秘かにやっている」などと間違っても思われないよう、逐一情報を伝えて行く事が重要だ、と思うようになりました。

私も(とても充分とは言えませんが)修繕積立金不足の問題などを、なるべくわかりやすく広報紙にまとめ、少しずつ告知していくように努めました。
それがどの程度住民の方に認識されたかと考えると、はなはだ疑問は残るのですが・・・。特に反響なんかも無かったですしね。

ただ、たとえ広報したい「内容」が、明確な認識として定着されなかったとしても、きちんと情報を伝えようとしている、という「姿勢」が認識されるだけでも違うのかなー、という気はします。
例えば「今の理事会はやる気があって良い」と感じてもらえるだけでも、信頼性の向上にはつながっているんじゃないかと思います。

今日のひとこと【1】「マンション管理組合の宿命は、1円でも多くの修繕積立金を確保すること」

2008年07月19日 | 今日のひとこと
今までに、書籍やインターネット等で、マンション管理について、いろいろと調べた中で、特に印象に残る言葉を紹介させて頂こうと思います。

題して、「今日のひとこと」(←ヒネりも何もありません)
本日は、その第1回。

「マンション管理組合の宿命は、大規模修繕の際に、借金をしないで修繕を完璧に実施できるように、1円でも多くの修繕積立金を確保することです」

この言葉は、不動産コンサルタント会社のさくら事務所の土屋輝之さんが、さくら事務所HP内の日記の中で書かれた言葉です。(→2004年3月15日付)(→2008年2月4日付にも有)

実は、この言葉を本ブログで紹介したのは、これが初めてではありません。
2006年8月10日付の文面の中でも、紹介している言葉です。

敢えて再びこの言葉を取り上げようと思った理由は、誰もがやりたがらない理事長に、私が自ら手を挙げた最大の理由というか、原点が、正にこの言葉に表れているからです。

・・・というか、この言葉に触発されて、現在に至っている、と言った方が正確ですね。

大金はたいて(もとい、「借りて」!)購入した、愛すべき我がマンションが、充分な修繕ができずにボロボロになってしまうのはイヤ!

修繕積立金が足りずに、後から10万20万30万なんて大金(一時金)を払わなければならなくなるのもイヤ!

苦労して買った我が家の資産価値が、ズルズル下がってしまうのも、もちろんイヤ!

・・・その思いだけで、理事長職をやっているようなものです。
そういうわけで、この言葉は、今の私にとって、とても意義深い言葉なのであります。

以下に再度「全文」紹介します。

マンション管理組合の宿命は大規模修繕の際に、借金をしないで修繕を完璧に実施できるように1円でも多くの修繕積立金を確保することです。
これは単純明快ですが、管理組合はそのためだけに存在すると言っても言い過ぎではないくらい大切な事です。・・・・・肝に銘じて下さい。