みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

マンションの遮音構造の件

2007年01月26日 | 居住者のマナー・生活騒音
(1月理事会)
上階からの騒音・振動(主として子どもの走り回る音と思われる)に対する苦情が多いという事で、マンションの遮音構造に関する報告が、売主・施工会社側からありました。
まぁ、いろいろ数字や専門用語を交えて説明があったわけですが、簡単に言えば、当初の説明通りの遮音等級通りに作られてますよー、って事です。
会社側としては、そういう風にしか言いようがないでしょうね。

私自身は、上階の部屋の人に小さい子どもがいない事もあり、騒音が気になった事はないのですが、騒音に不満を持つ人たちが一定数いる以上は、例えば直接住民に対する説明会を行う、等といった事が必要ではないかと思い、そういう提案も試みましたが、他の理事さんたちから好意的な反応はありませんでした。

ある程度マンション内でコミュニケーションがはかれてくれば、また状況は違って来るのかもしれないですけどね。
お互い顔が見えないから、余計にイラツキが倍増するという事はあるのかもしれません。

生活音の問題

2006年10月18日 | 居住者のマナー・生活騒音
10月14日付でも書きましたが、生活音の問題というのは、マンションライフ問題における、一大テーマのようです。

当マンションでも、主として子どもの走り回る音が問題になっていて、実際苦情なども来ていたようです。

そして、苦情の矛先は、
(1)居住者のマナー
(2)マンションの構造
の、どちらか(または両方)に向かっているようです。

生活音の問題のやっかいな所は、
(1)どの程度うるさいのかが、当事者にしか、わからない。
(2)当事者の主観によって、差がある問題である。
(3)音の出所・原因が、よくわからない場合がある。(上階の音だとしても、真上の部屋からとは限らない)
(4)決定的な対策・対処法がない。
・・・といった所ではないかと思われます。

国土交通省実施の「平成15年度マンション総合調査」によると、83.3%の
マンションが、「居住者間のマナーをめぐるトラブル」があると回答し、その内訳は、
●違法駐車・違法駐輪 55.5%
●生活音 52.1%
●ペット飼育 48.9%
●共用廊下等への私物の放置 28.2%
●バルコニーの使用方法 21.5%
●専有部分のリフォーム 11.4%
・・・となっています。

やはり、生活音の問題は、トラブル内容としては、件数が多いもののようです。

当マンションの管理会社が言うには、文書を掲示する等して、注意喚起するしかないとの事です。
また、コミュニケーションがしっかりできているマンションだと、苦情が少ないという話もあります。(先方の人となり、家族構成等が明確にイメージできると、「うるさい」という感情が湧きづらくなるのかもしれません)

管理組合としては、マメに広報を行い、皆が参加しやすいイベントを企画できると良い、という事になるんでしょうか。