みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

防災訓練

2006年10月29日 | 広報・イベント・コミュニケーション
秋晴れのさわやかなお天気の中、マンションの防災訓練がありました。
地元の消防署の方の説明で、簡単な救命訓練と、消化器訓練を行いました。

もっと少ないかと思っていましたが、40人前後(推定)の人が参加しました。
100世帯で40人くらいだったら、まあ多い方なんでしょうかね?
世帯的には、たぶん15~6世帯くらいだったと思いましたが。

8月3日のブログでは、コミュニケーションを深める手段として、消防訓練が有効であるという趣旨の事が書いてあった書籍について触れましたが、さて、訓練で、我がマンションのコミュニケーションは少しは深まったのでしょうか?
まぁ、訓練それ自体に意味はあったという気はしますが、コミュニケーションを深める一手段としては、どうなんでしょうか。
顔を覚えられたって所までは行かないので、明確に効果があったと言えるかどうかは若干の疑問ありという感じはします。
次回以降は、地震対策等、互いの協力を必要とする訓練というのも、考えた方が良いのかもしれません。
ネットで調べてみたら、起震車を呼んで訓練をやったという所もあるみたいでしたが、そういうのは規模の大きい所なんですかね?
ちょっと楽しそうでいいなぁ、と思いましたが・・・。

ところで、これは余談ですが、知人で賃貸マンションの大家さんをやっている方がいるのですが、先日その方が住民に呼びかけて、マンションで防災訓練をやったんです。
ところが、当日はなんと一人も集まらず、仕方がないので、消防署の方と二人で訓練をしたという事です。
二人だけの防災訓練・・・。
その光景を想像すると、何だか微笑ましいというか、物寂しいというか・・・。

デジタル一眼レフカメラ、買いました。

2006年10月27日 | その他
10月9日のブログにて、さんざん悩んだデジタル一眼レフカメラですが、ついに本日買って来てしまいました。

Nikonの「D80」にしました。



妻と家電屋さんに行ったのですが、いやぁ、迷いましたねぇ。
実は10月下旬発売だと聞いていたPENTAXの「K10D」を実際に見てみたいと思っていたのですが、今日行ってみたら、なんと!11月30日に発売が延期になっていたのです。
注文が殺到しているためだとか。
発売してないのに注文がいっぱい来るとは、PENTAXもコアなファンが多そうですねぇ。

実際に持ってみた感じでは、Nikon「D80」が、いちばんしっくり来たんですよね。
Canon「EOS Kiss Digital X」は、軽くて女性向けで使いやすいと言われているようで、それは触ってみて何となくわかりましたが、私には今ひとつしっくり来ませんでした。
外見的には、SONY「α100」が、いちばん好きでしたね。

閉店間際に、商品知識の豊富なお兄さんをつかまえて、夫婦で質問攻めにして、さんざん粘って迷った挙げ句の決断でありました。
まぁ、結局トータルでNikonがいちばんバランスが取れてる気がしました。何となく。
カメラを買うって、何だかわくわくしますね。なんででしょうか?

「上野の森の蝸牛のように」

2006年10月25日 | マンション・住宅・家
何週も前の週刊誌の話で恐縮ですが、「アエラ」10月9日号で、「上野の森の蝸牛(かたつむり)のように」と題した、とても興味深い記事がありました。

写真家の橋本聡子さんという方の写真と文によるもので、上野公園に棲む、さまざまなホームレスの人たちのテントの中を撮った写真が8枚ほど掲載されていました。
その写真は、人の姿はなく、それぞれのテントの中だけを写したものです。

橋本さんは、2年半上野公園に通い、実際に上野公園のテントに棲んでみたようです。
写真は、おそらくはその過程の中で、撮っていったものなのでしょう。
とにもかくにも、これは、実際にホームレスの人たちの中に飛び込んで行った人にしか撮れないものです。

私は昔、映像製作の学校に通っていた時期が少しだけありましたが、同じクラスの女性が撮った、ホームレスの人を題材にしたドキュメンタリービデオがあったのを思い出しました。
そのビデオの中のホームレスのおじさんは、とても生き生きした顔をしていて、これは実際にコミュニケーションを重ねていった人にしか撮れない表情だなぁと、その時思いました。(実はホームレスの人を映像の題材にしようとする人は意外に多いようなのですが、生半可ではない覚悟や意志や、それ以前の礼儀やら常識やら感性やら、そうしたものがしっかりしていなければ、まずモノにはならないと言っても良いでしょう。)
見ず知らずの人の懐に飛び込んで行く事は、かなり勇気が要ると思いますが、そうした事ができてしまう力というのは、すごいものだと思います。
まず、自分には絶対にない能力ですからね。
そんな粘り強い努力の結晶であろう8枚の写真は、何とも言えない迫力というか、空気というか、不思議な存在感をもって、迫ってきます。

それぞれの写真には、一言ずつコメントがついているのですが、狭いテントという空間の中で展開される、それぞれの人たちの世界。
そこにあるのは、布団と、最低限の衣服や日用品とか、あとは猫だったり、お人形さんだったり。
そして、テントの外からの淡い光が、独特の濃密な空間を形作り、いったいここに住んでいる人たちとは、どんな人なんだろう? という興味を、嫌でもかき立てられます。

もし、自分がホームレスになったとしたら、テントの中をどんな感じにするだろうか?
そんな事も考えてしまいましたが、正直どんな風になるかが、全く想像がつきませんでした。
こうした狭いテントの中というのが、その人の、人となりというものが、最も色濃く表れる場なのかもしれないと感じました。

それにしても、公園の中のテントが立ち並ぶ姿は、何度も見た事のある風景でしたが、その内部空間というものは、外から見た時の想像とは、かなり違う物だなと、写真を見て思いました。
本当に、そこにはさまざまな「個」が存在しているのだな、と思いました。
さまざまな個の内部が、テントの中を通して見えてくるような気がして、これは究極の家とも呼べるのかもしれないなどと考えてしまいました。

マンション定期点検についてのセミナーを受講しました。

2006年10月23日 | その他マンション管理関連
20日(金)に、さくら事務所のセミナーを聴きに行って来ました。

2日連続(10月20日10月22日)さくら事務所についてのお話になり、今日もまた同じとなると、おまえは「さくら事務所」の回し者か? と思われてしまうかもしれないですね。
別に私は関係者でも何でもないですが、この会社の方には好感持ってる事はたしかです。
コンサルタントと言われる人たちって、何かえらそーに振る舞ってる人が多いようなイメージを持ってたんですよね。
いや、以前勤めていた会社が契約していた経営コンサルタントのおっさんが、すごい性格悪くて、えらぶってた人だったもんですから・・・。
でも、さくら事務所の方は、全然えらぶった所がないんですよね。
・・・といっても、建物・内覧調査やっていただいた方と、今回のセミナーの講師の方と、お二人しかわからないんですが。
お二人とも、とても物腰は柔らかく、でも一本芯が通った、とてもしっかりした方という印象があって、すごく信頼できる感じがするんですね。
会社の理念が「人と不動産のより幸福な関係を追求し、その思想を世の中に広める事」という事だそうですが、この言葉も、私はとても好きです。

さて、今回私が聴きに行ったセミナーは、さくら事務所CAFE(カフェ)「新築マンション・管理の決め手はこれだ!! 定期点検アフターサービス徹底活用術」というものです。
会議室で、受講者8人くらいの少人数で、行われるものなのですが、とても興味深いお話を聞くことができました。
無料で補修してくれる2年点検を前に、どこをどうチェックしておけば良いか、業者に対して何をどう依頼すれば良いか、という事を中心にしたお話でありました。
実例が写真入りで豊富に紹介された事もあり、とてもわかりやすいものでした。

内容の詳細をここで説明したい所ではありますが、営業妨害になってはいけないので、ここでそれをする事は避けたいと思います。
まぁ、今後のブログの中で、自分のマンションの話に絡めて、ちょっとずつ小出しにでも書ければ良いかも・・・、とは考えております。
11月に、同じテーマで、1日かけて行う、拡大版のセミナーもあるらしいですよ。

内覧会チェック

2006年10月22日 | マンション・住宅・家
内覧会でも、さくら事務所さんにチェックしてもらったのですが、やはり私たち素人だけでは絶対気が付かなかったであろう指摘事項が、いくつかありました。

全体的にはそれほど重要な問題はなかったのですが、専門の道具を使って傾きを見てくれたり、ホルムアルデヒド濃度を調べてくれたり等、きちんと調べてもらった上で入居できる事で、大きな安心感につながりました(余談ですが、私たちは午後のチェックだったのですが、同じマンションで、同じ日の午前中に、別の部屋の方の内覧チェックを、さくら事務所さんが行っていたそうです。)

また、さくら事務所の担当の方は調査だけではなく、施工業者の主任さんに直接指摘・交渉もしてくれました。
その結果、施工主任さんのお話も直接聞くことができ、これはけっこう嬉しい副産物?でありました。
技術上のさまざまな工夫であるとか、何とか工法とはどういうものであるとか、またその方の仕事に対する姿勢のようなものも、窺い知る事ができました。
一連のやりとりの中で、主任さん・施工会社の、後々の対応にも期待が持てるという確信が持てました。

住み始めてから建物に対する不具合というのが、後日見られたようですが、この時点で施工会社に対する信頼感を得られたというのは大きかったと思います。
もちろん頭から信頼しっぱなし、任せっきりは良くないですし、常にきちんとチェックする姿勢は大事だと思いますが、信頼感があってこそ、さまざまな交渉事も、ある程度安心して臨めるのだと思います。
この信頼感が、いつまでも揺るがない物であってほしいものです。

ところで、一昨日は、そのさくら事務所のセミナーに参加してきました。
これについては、また後日(→10月23日へ続く)。

購入前の建物チェック

2006年10月20日 | マンション・住宅・家
一昨年、マンションの購入契約の前に、「さくら事務所」という、不動産調査・コンサルティングの会社に、建物チェックをしてもらいました。

契約を目前にして、少しでも建物に対する不安を払拭しておきたい、購入して間違いがないかどうかを確認しておきたい、自分たちがこれから住もうとしているマンションが、どういう特徴を持ち、どんな長所があり、どんな欠点があるのかを、きちんと理解した上で住み始めたい、という思いがあったからです。

今から思えば、マンションの購入申込から契約、引渡までの期間というのは、とにかく不安でいっぱいでした。
果たしてローンがちゃんと払えるのか? という、お金の心配も大きかったのですが、まだ完成していない建物に対する不安感というのも、かなりありました。

建物チェックは、担当の方に、設計図書や現場を調べてもらい、後日報告を受けます。
構造、建材・機器、安全性、防犯性、快適性、静粛性、メンテナンス、可変性の各項目について、さまざまな角度・視点からの調査が行われます。

自分なりには、当時何冊かマンションや住宅にの本も読み、それなりに勉強していたつもりではありましたが、担当の方の報告を聞いて、初めて聞く問題点、視点等、さまざまな興味深い話を聞くことができ、勉強にもなったし、建物に対する理解も、相当に深まりました。
モデルルームでは聞いていなかった事で、「こんな工夫がされていますねー」などと、新たに聞くことができた話もあり、「何でこういうのを、アピールしないんですかねぇ?」と担当の方や私たちが不思議に思ったような事もありました。
いろいろ考えはあるでしょうが、私たちにとってはとても役に立ったし、お金を払って調査してもらっただけの事はあったと感じました。

チェックしてもらって、納得した上で契約した私たちは、内覧会の時にも、さくら事務所さんにチェックをお願いしたのでした。

生活音の問題

2006年10月18日 | 居住者のマナー・生活騒音
10月14日付でも書きましたが、生活音の問題というのは、マンションライフ問題における、一大テーマのようです。

当マンションでも、主として子どもの走り回る音が問題になっていて、実際苦情なども来ていたようです。

そして、苦情の矛先は、
(1)居住者のマナー
(2)マンションの構造
の、どちらか(または両方)に向かっているようです。

生活音の問題のやっかいな所は、
(1)どの程度うるさいのかが、当事者にしか、わからない。
(2)当事者の主観によって、差がある問題である。
(3)音の出所・原因が、よくわからない場合がある。(上階の音だとしても、真上の部屋からとは限らない)
(4)決定的な対策・対処法がない。
・・・といった所ではないかと思われます。

国土交通省実施の「平成15年度マンション総合調査」によると、83.3%の
マンションが、「居住者間のマナーをめぐるトラブル」があると回答し、その内訳は、
●違法駐車・違法駐輪 55.5%
●生活音 52.1%
●ペット飼育 48.9%
●共用廊下等への私物の放置 28.2%
●バルコニーの使用方法 21.5%
●専有部分のリフォーム 11.4%
・・・となっています。

やはり、生活音の問題は、トラブル内容としては、件数が多いもののようです。

当マンションの管理会社が言うには、文書を掲示する等して、注意喚起するしかないとの事です。
また、コミュニケーションがしっかりできているマンションだと、苦情が少ないという話もあります。(先方の人となり、家族構成等が明確にイメージできると、「うるさい」という感情が湧きづらくなるのかもしれません)

管理組合としては、マメに広報を行い、皆が参加しやすいイベントを企画できると良い、という事になるんでしょうか。

「管理人ブルース」

2006年10月16日 | 管理会社・管理員
10月4日付・11日付の朝日新聞(朝刊)生活欄に、「管理人ブルース」と題した記事が掲載されていました。
マンションの管理人さんに関する、あれやこれやのお話です。
なかなか興味深い記事でありました。

●住込のマンションで、住民からの24時間監視状態にストレスたまりまくりだった管理人さん。
●管理委託費に見合う仕事をしていない管理会社に怒る管理人さん。
●住民が管理会社との契約を解除したが、管理組合が直接雇用して、引き続き勤務してもらっている管理人さん。
・・・といった、さまざまな管理人さんについての記事。

そして、後半では、管理会社の管理人に対する待遇や研修のお粗末さに怒り、管理人に対するセミナー等を実施しているNPOの活動等についても書かれています。
特定非営利活動法人(NPO法人)北海道マンション管理問題支援ネット」という所です。

興味深いと思ったのは、ここは入札で管理会社を選ぶことを勧めているのですが、いくつかの条件を提示して、それを守れない管理会社は参加させない事にしていて、その条件の一つとして、管理人に払う給料を問題にしているのです。
一定金額「以下」は契約解除するのだそうです(「以上」ではありません)。
管理人はプロの仕事であるという認識が重要だという指摘は、目からウロコの思いでした。
管理費はただ安ければ良いというわけではない、一つの例であるという感じがします。

マンション管理について考える上で、管理人さんというのは基本的に管理会社と立場を同じくする人という程度の認識しか、私には今までありませんでしたが、人によっては、管理会社と住民の板挟み状態になっている事も少なくないのだなぁ、と思いました。
管理会社と管理人さんの関係というのが、意外にちゃんとしていないものなんですね。
まぁ、会社にもよるんだと思いますが、管理会社の態勢という事について考えさせられました。

ただ、つまるところ、住民の無関心さが、全ての根本的な問題であるというのが記事の結論のようでした。
管理人という微妙な立場からマンション管理問題について考えるというのは、なかなか面白い狙いだと感じました。

エレベーター管理保守費について

2006年10月15日 | エレベーター
8月29日10月13日の記事にも書きましたが、当マンションでは、管理費削減策の一環として、エレベーターの管理保守費の問題が、話し合われています。

やはり各種管理費支出の中でも、エレベーター関連の費用はバカにならず、また交渉によっては下がる可能性が高いというイメージがあるのでしょうか。1期目の時から、理事会の議題として取り上げられていたようです。

これも10月13日のおさらいになりますが、エレベーター管理保守費の問題を考える上で、ポイントになる点が2つあります。

(1)「フルメンテナンス契約」か。「POG契約」か。
(2)現行業者のまま(メーカー系)か。業者を変更する(独立系業者)か。

※フルメンテナンス契約=ほぼ全ての部品交換・修理・調整等を含む契約
 POG契約=点検・調整・消耗品の交換しか含まず、修理費用・修理部品代は別途請求になる契約

各種書籍を見ると、だいたい以下のような事が書かれています。

●築年数の浅いマンションであれば、POG契約にするのも、選択肢の一つである。
●独立系業者はもともとメーカー系の下請だった所が多く、技術的な能力に差はない。
●かつては、メーカーの系列以外への部品売り渋り等があったが、公取委の指導等が入り、現在は部品調達には問題がない。

一方、当マンションの管理会社は、以下のように言っています。

●長い目で見ると、フルメンテナンス契約の方が得である。
●何かあった時の、緊急時の対応が違う。(メーカー系の方が対応が速い)
●部品の発注も、独立系の方が、費用・時間がかかる。

当マンションでは、相見積を取って、現行業者と交渉をしていくという選択をしましたが、やはり、いきなり業者を変更するという思い切った対応は、なかなか取りにくいものがあります。

また、フルメンテナンス契約かPOG契約かという問題も、POGの方が得であるという確たる根拠がない上に、エレベーター保守点検業者や管理会社がフルメンテの方が得であると説明している以上、それでもPOGを選択するという事は、なかなか考えづらいのが現状です。

2度目の理事会に参加しました。(3)

2006年10月14日 | 理事会報告
音の問題というのは、マンションの苦情としては、わりとよくある物のようです。

例えばこんな→参考ブログ(『シングル女性の東京マンション購入体験記とその後』)

我がマンションでも、今までに数件苦情があったようです。
そう言えば、今までに2度ばかり、注意の掲示がありました。

子どもの走る音と思われる、ドタドタと響く音が、問題となっているようです。
ウチのマンションは、遮音等級L-45で、二重床&二重天井で、スラブ厚がどうしたこうしたで、「上下階の音に配慮した快適な空間」みたいな事も宣伝文の一つにあったので、余計に我慢ならない人にはならないのかもしれません。

管理会社が言うには、対策としては根気よく注意書き等を配布するしかない。当事者に直接注意するのは難しい。という事です。

中には、マンションの構造に疑問を持つ方もいらっしゃるようで、理事会としては、施工会社に正式な回答を求めたいという事になりました。

他にもいろいろな苦情が、理事長さんの所には、寄せられているようです。
建物の不具合に関する事が、多いようですね。
あとは、管理や清掃に関する事とか。

問い合わせしても、回答が帰ってこない等、会社の対応に不満を持っている方もいるようです。
2年点検を前に(無償で修繕してもらえる最後のチャンス)、各戸から要望を出してもらう事も決まりました。
アフターサービスについては、たしかに築2年を前に、考えなければならない重要事項ですね。
10月7日のブログにて、デンコさんから頂いたアドバイスのコメントも参考になりそうです。

音問題については、また改めて書いてみたいと思います。
いつか、わからないけど(笑)。

2度目の理事会に参加しました。(2)

2006年10月13日 | 理事会報告
エレベータの管理保守費の問題が話し合われました。

前期から引き続いた問題のようで、以前から理事長さんが管理会社に依頼していたものがあり、それが今回管理会社から提出されました。

内容は、エレベータ保守会社からの報告書で、自社の「フルメンテナンス契約」(ほぼ全ての部品交換・修理・調整等を含む契約)と「POG契約」(点検・調整・消耗品の交換しか含まず、修理費用・修理部品代は別途請求になる契約)の比較について書かれているものでした(現在ウチのマンションはフルメンテナンス契約)。

要約すると、一般的なランニングコストを比較すると、当初はPOGの方が安くすむが、10年ちょっと経過した辺りから逆転する。
20年間でかかるトータルの費用(予測)は、エレベータ1台あたりで、POGの方が380万円高くなる。
結論は、フルメンテナンス契約をおすすめする、というものでした。

管理会社の担当者に、どちらをすすめるかと役員の一人が質問すると、やはりフルメンテナンス契約をすすめるという答えでした。
修理費・部品代がけっこう高く、長い目で見ると得だという事です。

では、他の業者に変更するというのは、どうだろうか? 見積もりは取れるのか?
これについては、管理会社の担当者は、「大手はたぶんやってくれないだろう。独立系の業者なら考えられなくもない」との事でした。

他に担当者からは
「緊急時の対応、何かあったときの動きの速さ、部品の発注も独立系の方が費用・時間がかかる、そういった所も含めて比較した方が良い」
「考え方としては、要は保険と同じで、安心感・信頼度を取るか、コストを取るかの違い」
「費用の妥当性というよりも、契約の差の比較で考えて欲しい」
という発言もありました。

ちなみに独立系の会社でやっているマンションは多いのかという質問に対しては、
「現在扱っているマンションのほとんどは、メーカー系の会社で管理している。割合的にメーカー系以外の所は少ない」
との事でした。

彼の言葉の端々からは、どうも現状維持にして欲しいという思いが、私には感じられました。
ただ「最終的に決めるのは皆さんで、こちらがどうしろとは言えません」「他社からの見積もりを取ることも、もちろん可能です」とも、言ってはいましたが。

「しかし、相場がわからないから、この費用が高いのか何なのか、さっぱりわかりませんねぇ」と、役員の一人。
たしかにその通りで、保守会社からの報告書に載っている金額は、ただ合計額があっさり書かれているだけで、内訳も何も一切無いものだったので、私は「ちょっと不親切すぎる」という感想を持ち、その旨の意見も言いました。

「他の業者に相見積もりを取ってみてはどうでしょうか? その上で、今の業者に値下げ交渉をしてみては?」と、別の役員。
とりあえず、全員これに同意。
・・・というわけで、他の業者さんに見積もりを取ってもらうよう、管理会社さんにお願いしたのでした。

デジタル一眼レフカメラ

2006年10月09日 | その他
今日は、家電屋さんに、デジタル一眼レフカメラを「見に」行きました。
「買いに」じゃないところが、なんとも・・・(笑)。

前々から欲しいとは思ってたんですが、とりあえず今日は見るだけと最初から決めてました。
うーむ、迷いますなぁ・・・。









元理事長さんのブログ

2006年10月07日 | その他マンション管理関連
理事会で話し合われている問題の一つに、エレベータの保守管理費の問題があるのですが、ネット検索でいろいろ調べてみましたら、こんなブログがありましたので、ご紹介します。
実際に理事長をやられて、いろいろ改革を実践された方のようで、たいへん参考になります。

→「マンション管理組合元理事長ブログ

競馬について雑感(2)

2006年10月06日 | その他
さて、現在競馬を離れた私が、競馬について考えた時に気になるのは、その「影」の部分です。

以前、知人のTVカメラマンが言っていたのですが、その人は競馬場の馬場を歩いた事があって、その時の芝の固さに驚いたそうです。
彼は「これじゃ馬も骨折くらいするなと思った」と言っていましたが、そう、有力馬と言われる馬ほど、よく骨折とか屈腱炎(くっけんえん=競走馬の脚の難病。屈腱が炎症を起こして腫れあがり、完治しにくい。えびはら。[Yahoo!辞書=大辞林 提供:三省堂 より])などを発症しやすいのです。
ひどい場合には、引退とか安楽死などを余儀なくされるのですが、そういうケースはけして稀ではないのです。
競馬という産業は、多くの馬の、文字通り体を張った犠牲の上に成立しているものなのだと言えます。

気になる「影」の部分のもう一つは、競馬は間違いなくギャンブルであるという点です。
JRAのCMなどは、一昔前からずうっと、競馬はロマンである、ドラマである、といった感じのものを作っているような気がします(最近はTV自体あまり見ないのでよくわかりませんが)が、ギャンブル性を抜きにして、競馬は成り立たないものです。
単なる個人的な印象ですが、競馬ファンが競馬について語る時に、競馬ファン同士ではギャンブル的な話が多く、ファンでない人向けにはドラマ的・ロマン的な話を持って来る場合が多い感じがします(いや、私の知人がそうだったもので・・・)。
それはともかく、ギャンブルであるという事は、つまり早い話が、それで人生を狂わせている人が多いという事を意味します。
「ギャンブル依存症」と言われるものですね。
「依存症」というのは、その人の精神的な弱さから来るもので、気持ちがしっかりしていれば克服できる、というような考えの人が多いのですが、実はそうではありません。
「依存症」とは、それがアルコール依存であれ、ギャンブル依存であれ、薬物依存であれ、何であれ、間違いなく「病気」であるという事です。
「病気」であるという事は、つまり、ちゃんとそれ相当の「病院」で「治療」が必要であるという事を意味します。
以前、TVで、「夜回り先生」こと水谷修氏の講演会を放映していましたが、そこで水谷氏は「風邪をひいた時、気持ちで治しなさい、と言いますか。そんな事は言わないでしょう。病院に行くはずです。依存症も同じです。依存症は気持ちでは治りません。治療が必要なのです」といったような事を言っていました。
水谷先生の話は薬物依存についての事でしたが、ギャンブル依存についても全く同じ事が言えます。
タバコを買ったら、必ず箱には「吸い過ぎに注意しましょう」と書いてあります。
最近は、あの悪名高い消費者金融でさえ「STOP借り過ぎ」みたいなCMを流しています(まぁ、やむを得ずポーズでやってみました的な感じはありますが)。
JRAも、そろそろ「賭け過ぎ(?)には注意しましょう」みたいな広告を実施しても良いのではないでしょうか。
私自身は自分がギャンブル依存だったとは思いませんが、そうなる要素は少なくなかったと思います。
というか、自分はそうなる可能性は全くないと言い切れる人は、果たしてどれだけいるでしょうか。
ギャンブル依存の問題は、日頃あまりマスコミ、メディア等でクローズアップされる事はありませんが、確実にこれで苦しんでいる人たちは存在します。
依存症に対する正しい理解と、公的対策が進む事を願います。



ギャンブル依存症」(田辺等著・日本放送出版協会)
ギャンブル依存について、簡潔によくまとめられている本です。
この問題を考える上で、とても参考になります。

競馬について雑感(1)

2006年10月05日 | その他
インパクト3着…差された/凱旋門賞」(2006年10月2日8時29分 日刊スポーツ)

「ディープインパクトが凱旋門賞で3着」と言ったところで、競馬ファンでない人には、何のことかチンプンカンプンでしょう。
それがどうした? という程度のニュースとしてしか認識されないと思われます。
しかし、競馬ファンにとっては、おそらくたいへんな関心事だったに違いありません。
私は過去に競馬ファンだった時期があるので、その盛り上がる気分は何となくわかります。

このニュースで言えば、「ディープインパクト」と「凱旋門賞」に関する知識(というか記憶)が問題になります。
「ディープインパクト」という馬が、どういう血統の元に生まれたか、どれほど強い馬か、どういうレースに出てどういう勝ち方をしたのか、その出場したレースに勝つ事がどれほど大変な事か、その時騎手は誰だったか、その時馬券は取れたのか・・・。
そして、凱旋門賞というフランスの競馬のレースがどれほどすごい賞で、それに勝つ事がどれほど大変な事なのか。
そうした一つ一つの記憶が集積され、そして「凱旋門賞」出場という夢の晴れ舞台へとつながって、ファンの期待と興奮は否が応でも高まっていった・・・、といった感じであったろうと思われます。
日本の強い馬が海外のレースに出るんだな、程度の推測は、競馬ファンでなくてもつくと思いますが、先述のような記憶の有無によって、この話題に対する思い入れは、大きく異なるものとなります。

実際、競馬の話題というのは、他のどの話題にもまして、話している人たちの盛り上がり方が激しい気がします。
以前、例えばバイト先等、何かの機会で、初対面同士のグループが会話をするような機会に何度か出くわしましたが、そこにいた人全員が競馬ファンだとわかった時の話の盛り上がり方はハンパではありませんでした。
「競馬」には、競馬のファンでなければわからない類の面白さがあり、それが余計に、ファン同士の共感を高める効果をもたらすのかもしれません。

また、競馬はギャンブルであるという面もあるでしょう。
馬券を買わずに、純粋に競技だけを楽しむ競馬ファンというのは、ほとんどいないと思います。
いくら勝った、いくら負けた、という話題は、競馬ファン同士の間で交わされる話題の中でも、最もポピュラーなものの一つであると言えるでしょう。
何かちょっと悪い事に手を染めているかのような、共犯関係的になる心理も働いて、共感性を高めているのかもしれません。
逆に言えば、競馬ファンでない人にとって、競馬の話題というのは、敷居が高く、かなり付いて行くのに苦労を要するものであると言えるでしょう。

私自身は、6~7年ほど前までは、「競馬ファン」であった時期がありました。
ほぼ毎週のように、馬券売場や競馬場に行っては馬券を買い、また、好きな馬がレースに出るとなると、地方の競馬場まで追いかけに行った事もありました。
地方競馬の雰囲気を味わいたくて、旅行のついでに、地元の地方競馬場で半日過ごした事もあります。
当時在籍していた会社の競馬ファンの人同士で、G1レースの予想勝負をしていた事もありました。

そんな私でしたが、6~7年前くらいから、何となく競馬場から足が遠のいてしまいました。
理由はと言えば、うーん、何というか、他にもっと面白い事ができたから、としか説明のしようがないですね。
まぁ、競馬自体に、だんだん興味が持てなくなってきた、という事もありますが、競馬の問題というよりは、自分自身の変化の方が大きかった気がします。
身も蓋もない言い方をしてしまえば、別に馬が逃げ切ろうが、最後に追い込もうが、別にどっちだっていいじゃないの、馬はただ必死になって走ってるだけで、それを人間様がああだこうだと勝手に解釈して盛り上がってるだけの事で、それを毎週毎週追いかけて1年また1年過ぎて行く、って何だかなぁ、・・・というような気分に、だんだんなっていってしまったんですね。
「おまえのような奴は最初から競馬なんか好きではなかったのだ。今さらゴチャゴチャ勝手なこと言ってんじゃねーよ」と競馬ファンからはお叱りの言葉を頂いてしまいそうな事を書いてしまいました。
気分を害されましたら、お詫び致します。
別に競馬自体を否定する気は全くありませんで、ただ、過ぎてしまえば、あれだけ夢中になっていた時間が、全く別次元の話のように思えてしまうのが、我が事ながら不思議だなー、と思えてしまうのです。
もちろん、夢中だった自分の気持ちはよく覚えていますから、その気持ちの原理というか中身は、わかるんですけどね。
不思議だなー、と思うのは、競馬ファンであった時期と、過ぎてしまった時期との、気持ち(競馬を見る目とでも言いますか)の差の激しさ。そして、その「差」というのが、案外簡単な事で飛び越えられてしまうのだな、という事です。