みんなのマンション

輪番制で、マンション管理組合の理事になった一素人(現在理事長)が、あれこれ考えた事、見た事、調べた事。その他諸々。

今日のひとこと【2】「住民は、顔を見たこともない理事よりも、知名度のある管理会社を信頼している」

2008年09月23日 | 今日のひとこと
「今日のひとこと」第2回。

以前に、マンションNPO発行の「理事のきほん」について書いた事があるのですが、この本の中で、実際のマンションの実例が記載されている箇所があります。



ある新築マンションの理事長さんは、いろいろ調べているうちに、「修繕積立金を10~12年目の第1回大規模修繕で使い切り、最も大切な20~25年目の第2回大規模修繕ができないマンションが少なくない」ことを知る。
そして「そのためには委託業務費を節約し、少しでも多くの余剰金を修繕積立金会計へ繰り入れなければならない、との思いを強く」します。
そんなある日、この理事長さんは「ある先輩」からアドバイスを受けるのですが、その「アドバイス」の言葉が、「今日のひとこと」です。

「新築マンションでは、住民は、顔を見たこともない理事長や理事よりも、知名度のある管理会社を信頼しているものですよ」

この理事長さんは「確かにそうだ」「自分たちのことは、まだ住民には何も見えていない」と思い、「今後、理事会が考えていることや取り組んでいることは、できる限り住民に伝えて理解や同意を得ていこう」と決意します。

この一言は、私も読んでいて「確かにその通りだな」と思いました。
理事会は素人の集まりであり、管理会社は管理のプロである。だから、素人の言っているわけのわからない事よりは、プロの言うことの方が信頼性がある。・・・と仮に住民の方々が思ったとしても、それは至極当然の事ですよね。

いくら正しいと思った事でも、居住者の理解と同意を得る事は、基本中の基本であり、「何かわけのわからない事を秘かにやっている」などと間違っても思われないよう、逐一情報を伝えて行く事が重要だ、と思うようになりました。

私も(とても充分とは言えませんが)修繕積立金不足の問題などを、なるべくわかりやすく広報紙にまとめ、少しずつ告知していくように努めました。
それがどの程度住民の方に認識されたかと考えると、はなはだ疑問は残るのですが・・・。特に反響なんかも無かったですしね。

ただ、たとえ広報したい「内容」が、明確な認識として定着されなかったとしても、きちんと情報を伝えようとしている、という「姿勢」が認識されるだけでも違うのかなー、という気はします。
例えば「今の理事会はやる気があって良い」と感じてもらえるだけでも、信頼性の向上にはつながっているんじゃないかと思います。

書類整理下手

2008年09月21日 | 理事長
理事長って、けっこういろいろな書類がやって来て、放っとくと、どんどん溜まってしまいます。

理事会時に全役員に配布される管理会社の報告書や各種資料は勿論の事ですが、それ以外にも、例えば、月1で管理会社から郵送されてくる月次の収支報告・貸借対照表、契約書の原本、相見積を取ったときの業者の見積書の原本・資料、住民アンケートの回答票、マンション管理関連資料、等々・・・。

きちんと整理しておけば良いんですが・・・、というか、途中まではきちんと整理していたんですが、途中からだんだんそれが面倒臭くなって、後で整理すればいいやとばかりに、ダンボール箱の中に、バンバン放り込んで行くだけになり、そして気が付くと・・・、

こう↓なってしまうんです。


ああ。おそろしや。恥ずかしや。
次に引き継ぐ時のために、きちんとしておかねば・・・。
ま、律儀に取っておかないで、捨てても良い物は捨てて行くようにしないと、ホント溜まる一方になってしまいます。

理事長になってからの理事会の動きなんかも、過去の議事録を見ながらブログに残して行きたいんですが、それがどこにあるんだか・・・。