「今日のひとこと」第2回。
以前に、マンションNPO発行の「理事のきほん」について書いた事があるのですが、この本の中で、実際のマンションの実例が記載されている箇所があります。
ある新築マンションの理事長さんは、いろいろ調べているうちに、「修繕積立金を10~12年目の第1回大規模修繕で使い切り、最も大切な20~25年目の第2回大規模修繕ができないマンションが少なくない」ことを知る。
そして「そのためには委託業務費を節約し、少しでも多くの余剰金を修繕積立金会計へ繰り入れなければならない、との思いを強く」します。
そんなある日、この理事長さんは「ある先輩」からアドバイスを受けるのですが、その「アドバイス」の言葉が、「今日のひとこと」です。
「新築マンションでは、住民は、顔を見たこともない理事長や理事よりも、知名度のある管理会社を信頼しているものですよ」
この理事長さんは「確かにそうだ」「自分たちのことは、まだ住民には何も見えていない」と思い、「今後、理事会が考えていることや取り組んでいることは、できる限り住民に伝えて理解や同意を得ていこう」と決意します。
この一言は、私も読んでいて「確かにその通りだな」と思いました。
理事会は素人の集まりであり、管理会社は管理のプロである。だから、素人の言っているわけのわからない事よりは、プロの言うことの方が信頼性がある。・・・と仮に住民の方々が思ったとしても、それは至極当然の事ですよね。
いくら正しいと思った事でも、居住者の理解と同意を得る事は、基本中の基本であり、「何かわけのわからない事を秘かにやっている」などと間違っても思われないよう、逐一情報を伝えて行く事が重要だ、と思うようになりました。
私も(とても充分とは言えませんが)修繕積立金不足の問題などを、なるべくわかりやすく広報紙にまとめ、少しずつ告知していくように努めました。
それがどの程度住民の方に認識されたかと考えると、はなはだ疑問は残るのですが・・・。特に反響なんかも無かったですしね。
ただ、たとえ広報したい「内容」が、明確な認識として定着されなかったとしても、きちんと情報を伝えようとしている、という「姿勢」が認識されるだけでも違うのかなー、という気はします。
例えば「今の理事会はやる気があって良い」と感じてもらえるだけでも、信頼性の向上にはつながっているんじゃないかと思います。
以前に、マンションNPO発行の「理事のきほん」について書いた事があるのですが、この本の中で、実際のマンションの実例が記載されている箇所があります。
ある新築マンションの理事長さんは、いろいろ調べているうちに、「修繕積立金を10~12年目の第1回大規模修繕で使い切り、最も大切な20~25年目の第2回大規模修繕ができないマンションが少なくない」ことを知る。
そして「そのためには委託業務費を節約し、少しでも多くの余剰金を修繕積立金会計へ繰り入れなければならない、との思いを強く」します。
そんなある日、この理事長さんは「ある先輩」からアドバイスを受けるのですが、その「アドバイス」の言葉が、「今日のひとこと」です。
「新築マンションでは、住民は、顔を見たこともない理事長や理事よりも、知名度のある管理会社を信頼しているものですよ」
この理事長さんは「確かにそうだ」「自分たちのことは、まだ住民には何も見えていない」と思い、「今後、理事会が考えていることや取り組んでいることは、できる限り住民に伝えて理解や同意を得ていこう」と決意します。
この一言は、私も読んでいて「確かにその通りだな」と思いました。
理事会は素人の集まりであり、管理会社は管理のプロである。だから、素人の言っているわけのわからない事よりは、プロの言うことの方が信頼性がある。・・・と仮に住民の方々が思ったとしても、それは至極当然の事ですよね。
いくら正しいと思った事でも、居住者の理解と同意を得る事は、基本中の基本であり、「何かわけのわからない事を秘かにやっている」などと間違っても思われないよう、逐一情報を伝えて行く事が重要だ、と思うようになりました。
私も(とても充分とは言えませんが)修繕積立金不足の問題などを、なるべくわかりやすく広報紙にまとめ、少しずつ告知していくように努めました。
それがどの程度住民の方に認識されたかと考えると、はなはだ疑問は残るのですが・・・。特に反響なんかも無かったですしね。
ただ、たとえ広報したい「内容」が、明確な認識として定着されなかったとしても、きちんと情報を伝えようとしている、という「姿勢」が認識されるだけでも違うのかなー、という気はします。
例えば「今の理事会はやる気があって良い」と感じてもらえるだけでも、信頼性の向上にはつながっているんじゃないかと思います。