アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ウマノスズクサ(馬の鈴草)の花

2008-07-10 | 動物

I さんから、珍しい花の「ウマノスズクサ(馬の鈴草)」が咲いているという話を聞いて、早速見に行った。そばによると、臭いにおいがした。蝿を呼ぶための匂いだそうだ。サキソホンのような変わった花に感激したが、参考文献 を読むと、6本の糸状に裂けた柄で吊り下がる実もぜひ見てみたくなった。
ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
(撮影2008年7月8日 午前10時ころ)

クリックで拡大します


 ウマノスズクサの花とつぼみ


 ウマノスズクサの花の各部の名称


 ウマノスズクサの花とつぼみ


 フェンスにからまるウマノスズクサ(クリックで絡まる部分の拡大)


 フェンスにからまるウマノスズクサ(クリックで根元の拡大)



メモ

・多年生のつる草。
・和名は果実の様子が馬の首にかける鈴ににていることによる。
・茎はよく伸びてまわりのものにからむ。
・葉は卵状披針形で長さ4~7cm、基部は耳状となり、質は厚い。
・葉のわきから花柄をだし、花を横向きにつける。
・がくはラッパ状で長さ3~5cm、基部は球形にふくらみ、先端は斜めに切れた形で三角形にとがる。
・実は球形で基部から6烈し、6本の糸状に裂けた柄で吊り下がる。
     ヤマケイ「日本の野草」より


8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウマノスズクサ (ころん)
2008-07-10 08:21:01
おはようございます。
めずらしいですね~~
野草でしょうか??絡まって延びて咲くお花芽を引きますね。
初めて見ました。
ウマノスズクサといいお名前馬の首輪に造った時代もあったかもしれませんね。
なんてお洒落でしょう。
ウマノスズクサ (がちゃばば)
2008-07-10 11:50:48
ま~珍しい花ですね。
アルママさんの説明も詳しく花の特徴がよく分かります。独特な花の匂いは、ハエを引き付けるためなのですね。

「石川の植物」は以前海辺の植物を調べた時に出合い世の中には、なんてすごい研究をしている人もいると感銘をうけました。
ウマノスズクサ (コバ)
2008-07-10 20:36:18
こんばんは
珍しい花ですね。
各部の名称も良くわかります。
花には見えない花ですね。
◆ころんさま (アルママ)
2008-07-10 22:37:57
こんばんは。
珍しい野草です。
ボランテァの方々が保護活動をしています。
草刈りをされてしまうようなところに良く出てくるそうなので、なかなか果実を見る頃まで残っていないそうです。
なんとか、ここで、果実が見られるといいと思います。
果実の形が馬の首につけた鈴に似ているそうですので。
◆がちゃばばさま (アルママ)
2008-07-10 22:43:56
とても、変わった形の花ですね。
このラッパのようなところからはえが入ると、中の毛が邪魔をして、表に出られなくなるそうです。閉じこめられたはえは中であばれますが、雄しべに花粉ができはじめると、毛が小さくなって、花粉を沢山つけたはえが表に出られるようになるそうです。
このはえが別の花に入って受粉させるのですね。
花は嫌な匂いがしていますが、はえにとっては、魅力的な匂いなのですね。
◆コバさま (アルママ)
2008-07-10 22:48:57
こんばんは。
世の中には面白い格好をした花があるものだと感激しました。
食虫植物で、似たような格好の花がありました。もっと大きかったですが。
面白い形ですね (henao&henako)
2008-07-14 19:54:15
アルママさん、こんばんは。
ウマノスズクサは、名前だけは知っているのですが
自然の中では、まだ見たことがありません。
面白い形で珍しく見させて頂いています。
このウマノスズクサが自然の中でも咲いていたら
是非見てみたいですね。
詳しく説明して頂いて、とても勉強になりました。
出会えるのを楽しみにしたいと思います。
(へなこ)
◆henao&henakoさま (アルママ)
2008-07-15 10:57:15
こんにちは。
私は名前も見るのも初めてでしたが、絶対に忘れない花ですね。
形も面白いし、ハエを閉じこめて花粉がハエにたっぷりついたら、花から出られるようにする知恵も凄いと感心しています。
名前の由来になっている、果実をぜひ見たいと思います。
保護をしてくださる方がいるので、皆さんが協力してくれるといいのですが。
へなこさんも是非どこかで会えるといいですね。
本当に感激ものです。