アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

タラヨウ(多羅葉)の真っ赤な実と小さな花&葉に書いた文字

2010-12-15 | 樹木

柏の葉公園のタラヨウ(多羅葉)の大きな木に真っ赤な実がついていた。タラヨウは雌雄異株なので、今は雌株の確認が出来る。1本だけ、実がなく、小さな蕾がつき一部開花していた。これが雄株だと思う。昨年もこの時期には、真っ赤な実と小さな花を観察できた。が、参考サイトによると、花は5月~6月に咲くとのことなので、どう考えたらよいのだろう?ちなみに、雌花が咲く時期には真っ赤な実は一つも残っていない。
「葉書の木」、「郵便局の木」と言われるように、葉の裏に傷をつけると黒く変色するので文字を書くことができる。2008年に書いた文字は2年たっても鮮やかに残っていた。
モチノキ科 モチノキ属
別名「モンツキシバ」
撮影2010年12月10日
いずれも画像クリックで拡大します


  タラヨウ(多羅葉)の雌株

 

 


  タラヨウ(多羅葉)の雄株
小さな花、花弁4枚、雄しべ4本が見える。真ん中にある雌しべは退化して見えない。


  タラヨウ(多羅葉)の大きな木(左)と枝についた蕾(右)


  同じ雄株の木でも、硬い蕾の枝もある


  2008年12月に採集して文字を書いたタラヨウの葉


  2年後の葉、乾燥し色は変化しているが、「アルママ」の文字だけははっきり残る



メモ

・常緑高木。
・花は雌雄別株。5~6月前年枝の葉脈のごく短い短枝に黄緑色の小さな花を多数つける。
・雄花には、完全なオシベ4個と退化したメシベがある。
・雌花には、半円球のメシベと退化したオシベが4個ある。
・樹皮からは鳥もちを取る。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」



2年前の同じ場所の   タラヨウ(多羅葉)の実と花  撮影2008年12月20日



2 コメント

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こんにちは (多摩NTの住人)
2010-12-16 08:41:10
以前もコメントしたかもしれませんが、私の周りにはタラヨウの樹が見当たらず、何とか出会いたい樹のひとつです。この葉の実験は、自分でも是非やってみたいものです。
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◆多摩NTの住人さま (アルママ)
2010-12-16 10:26:09
こんにちは。
タラヨウの葉の裏に書いた文字が、2年経ってもしっかり読めるので、なるほどと納得しました。
この真っ赤な実も、雌株の花が咲くときには一粒も残っていません。
多摩NTさんもどこかで出会えるといいですね。
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