アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

シロヨメナ(白嫁菜)の花

2009-10-04 | 植物


本によると、山の木陰で小さな白い野菊をみたらまずシロヨメナ(白嫁菜)と推測できるそうだ。
頭花が白色の野菊で、シオン属の代表的存在。良くにた花にノコンギクがある。
ノコンギクに比べると里よりも山に多く、落葉樹林下など半陰地に群生する。
つくば実験植物園
キク科 シオン属
撮影2009年9月29日午後12時半ころ
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↓ シロヨメナ(白嫁菜)の群生
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↓ シロヨメナの(白嫁菜)の花。
ノコンギクとよく似ているが、シロヨメナの方が頭花は少し小さめで、
舌状花はほとんどの場合白色だが淡紫色のときもある。
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↓ シロヨメナ(白嫁菜)の葉の色は暗いグリーン、ノコンギクは明るいグリーンをしている。
また、3行脈の傾向が強く、質感はペラッとして平らな印象。
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参考文献 山渓ハンディ図鑑「日本の野菊」



シモバシラ(霜柱)の花

2009-10-04 | 植物


シモバシラ(霜柱)の花は、茎の片側によせてたくさん咲かせる。
名前の由来はこの花ではなくて、枯れはじめた茎の根元に吸い上げられた水分がにじみ出て凍り、
霜柱のような結晶が出来ることによる。(つくば実験植物園)
シソ科 シモバシラ属
撮影2009年9月29日午後1時ころ
いずれも画像クリックで拡大します
↓ シモバシラ(霜柱)の花。
花びらは唇形で、上唇は2浅裂し、下唇は3裂する。花の大きさは約7ミリ。
雄しべは4本あるが、内2本が花冠の外につきだし、雌しべの花柱とともに糸状で美しい。
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↓ シモバシラ(霜柱)の花は、水平になった茎から花序だけが立ち上がり面白い形になる。
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↓ シモバシラ(霜柱)の花は、茎の先と上部の葉のわきにつく。
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↓ シモバシラ(霜柱)の草姿
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メモ
・シモバシラ(霜柱)の学名は「Keiskea japonica」だが、属名は植物学者の伊藤圭介にちなむ。
・日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布する。低山の森林内に生え、特に渓流周辺に群落を作ることもある。
・シモバシラ(霜柱)の茎は冬になると枯れてしまうが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続ける。
そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる。この現象は、地中の根が凍るまで続く。
参考文献 ヤマケイポケットガイド「山の花」、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』