鬱陶しいこの時期に咲く花の様子を見に行って来ました。
それは見た目に少し薄気味の悪いタシロラン(田代蘭)の花。
一週間前に見に行った時は全く見られませんでした。
腐葉土の堆積した薄暗い林下でこれを見付けると知らない人は薄気味悪いかも。
色と姿形のせいでしょうか、ギンリョウソウ(銀竜草)よりも不気味。
色と姿形のせいでしょうか、ギンリョウソウ(銀竜草)よりも不気味。
ラン科トラキチラン属の腐生植物で葉緑素を持たないので全体がほぼ白色。
関東~沖縄に分布、環境省の準絶滅危惧(NT)に指定されてます。
関東~沖縄に分布、環境省の準絶滅危惧(NT)に指定されてます。
薄暗い所に下向きに花を咲かせ、花弁が僅かしか開かないので撮り難い。
見上げる構図でも花の中が良く見えず。
見上げる構図でも花の中が良く見えず。
花の大きさです。
発見者の田代善太郎氏の名前から牧野富太郎博士が命名。
この日は出たばかりの株が多く、まだ開いてない花が沢山見られました。
なんとか撮れた花の中、小さな赤い班が薄気味悪さを増幅させてます。
薄暗く湿った林下は小さな虫や藪蚊が多いので、腰に蚊取り線香をぶら下げての撮影。(^^;)
昨日は雨がかなり降ったのでどうなったのやら。
見た目は雨に弱そうですが、腐葉土が水を含んで一気に出て来るのかも。
花に虫が居たので撮ってみました、媒介者でしょうか?
見た目は雨に弱そうですが、腐葉土が水を含んで一気に出て来るのかも。
花に虫が居たので撮ってみました、媒介者でしょうか?
以下はおまけです、オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)が咲き始めてました。
キジカクシ科ギボウシ属の多年草で北海道~九州に分布する日本固有種。
タケニグサ(竹似草)の蕾が出始めてました。
ケシ科タケニグサ属の多年草で本州~九州に分布、草丈が2mに達する事も有る大型の草。
でも名前のように竹とは似ても似つかないのですけど。(^^;)
ケシ科タケニグサ属の多年草で本州~九州に分布、草丈が2mに達する事も有る大型の草。
でも名前のように竹とは似ても似つかないのですけど。(^^;)
こちらはかなり膨らんだ蕾、もう少しで開花しそうです。
ゴンズイ(権萃)の実が生ってました。
ミツバウツギかゴンズイ属の落葉小高木で関東~沖縄に分布。
ミツバウツギかゴンズイ属の落葉小高木で関東~沖縄に分布。
花が咲いてるのを見た事が有りません。(花期5~6月)
見ようと思いながら毎年忘れてばかり、花が緑色なので気付かないせいも有ります。
実と花柄、花序柄が赤くなるので実の時期は良く目立ちます。
見ようと思いながら毎年忘れてばかり、花が緑色なので気付かないせいも有ります。
実と花柄、花序柄が赤くなるので実の時期は良く目立ちます。
梅雨入りがかなり遅れたものの、タシロランは昨年とほぼ同じ頃に咲きました。
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