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有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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例年よりかなり遅れての開花

2025年03月23日 | 山野草
今回は文字が多くなってしまいました。
早ければ例年2月下旬、遅くても3月中旬に咲いてた花がようやく咲き始めました。
その一つがこちらのネコノメソウ(猫の目草)、しかし種類が断定できずに居ます。
一応ニッコウネコノメ(日光猫の目)だと思ってますが確信は有りません。

20数種類有るネコノメの中で葯が赤いのは9種類、その内こちらでは分布域外が2種類。
残り7種で花の色形等が明らかに違うのが3種類有るので、残り4種のどれかと言う事に。
その4種はヨゴレ(汚れ)、ニッコウ(日光)、チシマ(千島)、イワ(岩)の其々ネコノメソウ。

ヨゴレは萼片が開花時に直立、ニッコウは平開、チシマも平開となってます。
※イワの葯の色はオレンジ色となってるのでイワは除外しました。
ただ今回はまだ開花したばかりで数も少なく、開き掛けの花しか有りませんでした。
過去に撮った画像を見ると平開してるのでニッコウかチシマに絞られます。
ただチシマの分布域が日本海側に多いらしく、こちらに有るのかどうか・・・?
対してニッコウは東北~近畿の太平洋側となってる事からニッコウではないかと。
遅れてると思い例年より遅く行ったのですが、それでも早過ぎたので再訪したいと思います。

ヤマアイ(山藍)、トウダイグサ科ヤマアイ属の多年草で本州中南部~沖縄に分布。
この花もかなり遅れていて、一花しか咲いてませんでした。
例年このヤマアイが沢山咲いてる時にニッコウネコノメも見頃になってます。

移動し、以前載せたのとは別の場所のミスミソウ(三角草)を見に行ってみました。
途中柿の木にとまったツグミ(鶫)が居たので。

最初シロハラ(白腹)かと思ったのですが、金色の目環が無いのでツグミかと。
眉班が白飛びしてはっきりしないのと、腹の斑模様もツグミらしくない気がしますけど。
喉の左右に斑模様が有るのでツグミとしました。

ミスミソウはもう遅いと思ってましたがやはり遅かった、花弁が半分しか有りません。(^^;) 

この株はまだ綺麗な方、僅かに残ってた花は殆ど花弁が欠けてました。 

綺麗なのを探して。 

少し遅かったですが辛うじて見られました。 

再び移動して別の花を見に、途中の藪に居たジョウビタキ(尉鶲)♂。 

さて次の花はこちらミノコバイモ(美濃小貝母)です。 

ユリ科バイモ属の多年草で東海、北陸、中国に分布する日本固有種。
※愛知、岐阜、三重、石川、福井、滋賀、兵庫、岡山。

環境省の絶滅基部Ⅱ類(VU)指定、愛知では絶滅危惧ⅠB類 (EN)に指定されてます。 

バイモ属は地方名の着いた8種類が有るようです。
アワ(阿波)、イズモ(出雲)、カイ(甲斐)、コシノ(越の)、トクシマ(徳島)、トサ(土佐)。
他に地方名ではなくホソバ(細葉) ホソバ(細葉) ホソバナコバイモ(細花小貝母) と言うのも。

コシノとトクシマを除いた6種類は絶滅危惧種に指定されてます。

蛇足ですが高山植物のクロユリ(黒百合)も、百合の名が付いてますがユリ科バイモ属。 

この花も例年2月下旬~3月上旬に撮ってます、昨年は2月26日でした。 


今年は2月下旬と3月上旬に冷え込んだのが影響してるようです。 

例年と花の時期がかなりずれてるので、自作の花暦が当てにならず困ってます。(>_<) 

そう言えば今年はまだスミレを見てません、例年ならとっくに咲いてるはずなのに。
文字をふんだんに使った今日の記事でした。(^^ゞ
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