有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山徘徊は花少なめ(1)

2020年05月21日 | 山野草
前回の低山で白糸草が咲き始めていました。
この日はシライトソウを見ながら他の花もと別の山へ。
この山は登り始めて直ぐにシライトソウが咲いています。

シュロソウ科シライトソウ属の多年草で、秋田以南~九州に分布。
↑ と ↓ はまだ咲き始めで、花序は徐々に伸びて行きます。

こちらが花序が伸びた株、長さは20cm程。
横に伸びる糸状が花被片(いわゆる花弁)で、水平に6枚並びます。
※6枚の内2枚は極小で1mm以下。
花の付け根に雄蕊と雌蕊が有りますが、これまた小さく1mm前後。

3連で咲く白糸草を上から。

横から背景に木を入れて。

少しカメラの向きを変え背景ぼかしで。
他にも登山道沿いに点々と咲いていましたが、上手く撮れずにボツに。(T_T)

これもお馴染みでしょうか、ヤマトシリアゲ(大和挙尾)。

尻を挙げてるところをと思うも、翅に隠れてしまいました。
尻も特徴有りますが、鼻?も長いですね。

またまたヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)を撮ってしまいました。
薄暗い所では無いのですけど、何故か撮ってくれと言わんばかりに現れます。(^^ゞ

そして次はキンモンガ(金紋蛾)です。

人は金が好きなんですね、黄色を金と名付けるのが好きなようで。

おっと!タツナミソウ(立浪草)が咲いていました。
私にはコバノタツナミ(小葉の立浪)と区別が難しいです。
葉の鋸歯がタツナミソウが7~14対、コバノタツナミは3~7対だそうです。
↓ の葉の鋸歯を数えると6と7が有るのでコバでしょうか。

他には、タツナミソウの花の下唇の左右に斑紋が無い。
更にコバノタツナミは、茎や葉に短毛が密生すると図鑑には。
画像の花の下唇の左右には斑紋は無く、葉も茎も毛が密生と言う程ではないような。
と言う事で、一応タツナミソウとしました。


暫く花のない所を登り。
次に見付けたのはまたしても花ではなくオサムシ(筬虫)でした。

しかも続けて2匹。
同じ種類だと思いますが、面倒なので調べるのを止めました。(^^;)

そして、これまたお馴染みになった?コジャノメ(小蛇の目)が足元から飛び立ちました。
地面に降りた所を撮ったのですが、翅の一部が齧られたように欠けてます。

細長い穂に小さな花のソクシンラン(束心蘭)が咲いていました。

ランと名前が付いてますが、ラン科では有りません。
キンコウカ科ソクシンラン属の多年草で、関東以西~沖縄に分布。

花は小さく筒状で長さ4~7mm、これ以上開きません。

次回も低山徘徊で花探しです。
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