近場で懸垂下降を織り交ぜた登山が楽しめる場所がないものか?
ATCを購入してみたが、試用も終わっていない
長崎在住の頃は、近くに黒髪山系があり、岩をめぐるルートをいくつも開拓して楽しんでいた
大分では、黒髪山系よりさらにスケールの大きな岩場が楽しめる国東半島の山々がある
だが、自宅から国東半島までは遠く、もっと近場で良いところがないものかと思案していたら、彦岳トンネル付近の岩場を思いだした
昨年彦岳を藪こぎした際、目についた岩峰がある岩尾根である
今回の調査は、彦ノ内登山口から尾根を登り、床木登山口へ降りる
そして、林道から正面に見える岩峰に登り、そこから岩尾根を縦走するという手はずだ
彦ノ内登山口から彦岳登山道へ
尾根を登り床木登山口へ下山
林道の向こうに見える岩峰
どこから登ろうか?
背後の急斜面を登り岩峰の頂きへ
標高は378m
景色を眺めながら、しばらく滞在
昨年藪こぎした岩場が見える
岩尾根を縦走し、いくつかの断崖上から風景を眺めたが、どこも同じ景色なので割愛
断崖を懸垂で降りてみようと思ったが、降りた後は登りかえして、元の尾根に戻るしかない
それに相当な高度がありそうなので、ロープ長が足りないだろう
縦走尾根は、じょじょに高度を落としていっているが、前方に高いピークが見えた
近づいて行くと、岩峰である事がわかる
凄い崖だなぁ
早速登って見よう
岩峰の取り付きは、鞍部となっていて、岩の基部に小さな沢が流れていた
岩の基部まわりを探してみたが、登れそうなところはない
しょうがないので、岩峰の後ろから取り付く事にした
断崖に刻まれた地層が、直角に曲がっている
凄まじい地殻変動が起きた場所である事がうかがわれる
断崖の側面を登っていくが、少々難儀
ミヤマウズラが多く見られるところがあった
崖に突き当たり、トラバース
先程見えた、松の生えている断崖の上に到着
縦走してきた尾根が見える
断崖は非常に高く、下の方はオーバーハングしている
懸垂で降りていたら、空中でロープの末端となっていたところだ
昼食をとり、尾根をさらに登っていく
あれがピークか?
喜んで岩によじ登るが、まだ上があった
さらに登っていくとピークに到着
予想に反して、鈍頂であった
展望もいまいちで、達成感があまりない
ちなみに標高は、389mであった
ピークの少し下に古そうな標石があったが、何を示しているのかわからない
この先にも岩場が続いているが、疲れたので引き返す事にした
岩峰の基部に降りて、沢沿いに登り林道へ戻ろうと思ったが、倒木が行く手を阻み歩きにくい
エビネがいくつか見られたが、いずれも貧弱な株
沢沿いのルートは難儀なので、結局元の尾根に戻った
はじめに登った岩峰に帰着
床木登山口から彦ノ内登山口へ戻っていった
今回の調査では、高く厳しい断崖が尾根の基部まで続いているところしか確認できず、とても懸垂下降を楽しむような場所ではなかった
やっぱり国東の山に行くしかないのかな?
それではまた(^O^)/