花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
学術研究・調査のカテゴリーはパスワードを入力の上閲覧してください

煙管山 釜伏山 多良山系

2019-01-28 | 藪漕ぎ クライミング

日曜日は久しぶりに多良山系へ出かけてみました

この日のターゲットは、以前から気になっていた煙管山

この山の名については、ネットでいろいろと語られていて、大煙管山や煙管ヶ岳、キセル山等いろいろな名で呼ばれているようですが、私は煙管山と呼ぶことにしています

板川内から、その煙管山に至り、秀麗な760mピークを経て、釜伏山まで登ってみようと思います


※クリックすると拡大します



夜明けの大村市を横目に、黒木へ向かった


郡川砂防公園に駐車し、板川内の集落へ


昔道から尾根へ取り付く


尾根に立ちはだかる岩へ登ってみると


少し展望が開けていた


正直、地形図を見る限り、容易なルートだと思ったのですが、これが大間違い


結構難儀な道のりなのです


苦しい登りですが、途中の展望で癒やされる




山中には、少し雪が積もっていた


そのうち、大規模な岩壁が行く手を阻み、ちょっと左右を見渡すが、岩壁が途切れているところがない

しょうがないので、ここを登ったのですが、これが間違い

ここから先は危険なので、登られる方は面倒ですが、大きく巻いた方が良いと思います


そこから先は崖登りと痩せた岩尾根をクリアしなければなりません




眺望は良いのですが、危険


この痩せ尾根の側面につかまり横移動をしていた時、ホールドしていた岩がスッポリ抜けて、谷底に落下していきました

本当にやばかったです


煙管山の山頂は大岩となっており、すんなり登る事はできません


ちょっと苦労して岩に登り上がると、素晴らしい眺望なのです




正面には、これから登る美しい760m峰と、その左に釜伏山が見えます


多良岳方面は霞んでいる


下を覗き込むと、円筒形の細長い岩の頂上に"山"の文字が彫られている

修験者が彫り込んだのだろうか

あんなところに登るなんて、修行の一貫とはいえ恐ろしい


さて、岩を一旦降りて、先程の円筒形の細長い岩の先へ向かうのですが、降りる際は念の為補助ロープを使用した方が良いと思います

山頂岩の基部


文字が彫り込まれていた岩を下から見るとこんな状況

どうやって登るの?


ここから先はしばらく容易な尾根登りでした




縦走路まで、この安楽な尾根登りが続くのかと思ったのですが、甘くない

次第に険しい道程にかわり、760mピークは非常に険しい

一応山頂に登ったのですが、特に展望もなく、苦労の割に達成感なし

写真も撮らずに、降りました

このピークは巻いた方がよろしいかと思います


ピークからしばらく登ると縦走路

雪が少々積もっていました


少し登って、釜伏山到着


このルートはシャクナゲだらけ

先端にシュートがついているが、花芽かな?

誤解している方もいるようですが、花芽もシュートに含まれるのです


山頂から少し降りると、ちょっと展望




鞍部へ降りて、狸だまり到着


昔は狸がたむろしていたのだろうか?


ここから板川内へ下るのですが、ここは結構難路です


途中の絶壁


アオキの実など撮影してみる


ここから先で、道を間違い谷底へ降りてしまった

まぁ~ もともと藪こぎのようなルートなので、どこを通っても大差ないような気がしますが


沢沿いに降りていき、最初の砂防ダム付近で、正規ルートに合流

板川内の棚田を降りていきました


沢のせせらぎが気持ち良い


煙管山の麓を歩いて、駐車地へ戻りました




今日のお花は・・・

コショウノキ


この時期の定番ですね




雪の中のセリバオウレン


雪が積もっていて、花を見つけるのが大変でした



さて、このルートを歩かれる方は、危険な場面に遭遇する場合もあり得ると思いますので、補助ロープぐらいは携帯する事をおすすめします

7Km弱歩いただけなのですが、難路が多く結構疲労感を感じた山行でした

歩かれる方は時間に余裕をもって挑まれた方が良いかと思います