花追い放浪記

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隠居岳 ヤブツバキの落ち花が美しい

2019-04-12 | 登山

隠居岳は、佐世保市東部にそびえる標高約670mの山です

隠居と書いて”かくい”と呼びます

壇ノ浦の合戦で敗れた平家の落人がこの付近に隠れ住んだというのが山名の由来だそうです

佐世保市民にとっても馴染みの薄い山ですが、ヤマツツジの大群落のある山として一部の人々には名のしれた山

正確には隠居岳の付属峰的な西岳の山頂斜面にヤマツツジが自生しているのです

 

ヤマツツジの季節にはだいぶ早いのですが、気軽に登る事ができるので、お散歩気分で登ってみました

 

登山の前にウォーカーズパークに立ち寄り、花や風景を楽しんだ

 

ここには、桃色のキランソウが咲くのですが、まだ早かったようで、普通のキランソウしか見られませんでした

 

隠居岳の山頂は、展望がイマイチなので、ウォーカーズパークで風景を楽しむ

 

ここウォーカーズパークから隠居岳に登る事もできますが、本日はより雰囲気のよい宇土越登山道を選びました

 

さてさて、冴えないお天気の中、里美の宇土越登山口から出発

 

登山道の林縁に沢山生えていたツクシアオイの大株はほとんどなくなっており残念です

登山道は、ヤブツバキの落ち花で彩られていて綺麗でした

 

ツルリンドウがツルを伸ばし始めていた

 

いたるところにヤブツバキの花が落ちている

 

きれいだなぁ~

 

ヤブツバキの群生帯

 

登山道に岩が増えてきた

 

この先が頂上です

 

以前、東屋があった山頂ですが、老朽化の為撤去されました

 

山頂からは、黒髪山系の山々が見えるのです

 

多良山系も少しだけ

 

帰りは花探し

藪こぎしながら帰ります

 

いっぱい盗られたツクシアオイ

 

以前は登山道でも見られたサイハイラン

今では人目につくところには生えてません

 

昔はいい山だったんですがね・・・

 

それでは本日観察した植物をどうぞ

といっても特に珍しいものはありませんが

 

ミヤマシキミは沢山咲いてました

 

こちらはシキミの花

 

でっかいマムシグサが生えていた

 

樹林下にフウロケマンかな?

 

フウロケマンは佐世保市のレッドリストに載っていたような気がします

 

マルバコンロンソウ

 

花を閉じている株が圧倒的に多かった

 

ミヤマハコベは少しだけ咲いてました

 

茎は地を這い、先端が起き上がる

花茎には2列の毛

 

マルバコンロンソウとのコラボ

 

野山で大量に見られるナガバモミジイチゴ

 

アケビの花も咲き始めています

 

アケビといえば、ムベは?

まだ蕾の状態でした

ウベと呼ぶ方のほうが多い植物

 

クロキの花

 

草地ではスミレが群れている

 

センボンヤリも咲いていた

 

よく目にするニョイスミレ

 

久しぶりの隠居岳でした(^O^)/